ああ、ホントは5日くらい前にとっくに終わってます。
案の定、シーズンが終わった空虚な心境で雑記を書く気にならなかっただけです。
(そうでなくても週一以下のペースなのだが)
旅雑記系は、しっかり書こうと思うと仕事並みの義務感で嫌になってしまうので、なるべくザッと書くようにしたいと思います(と言いつつ長い)。
あ、ちなみにシーズン終わってからというもの、仕事が以前にも増してク○です。毎日辟易としています。
んなこたぁいいので、雑記雑記と・・・
今日なんか、完全に初夏に近い陽気だったじゃないッスか。まだ春スキーシーズンは4月前まで続いているというのに、だ。春休みはどうなってしまうんだろうね。
(もう行かないからいいけど・・・)
さて、苗場かぐらツアーは毎年のシメとしてプリンスホテル宿泊で行っております。
今回、例によって暖気が来まくった後、なんと奇跡的な冬将軍の到来でどうなることか、不安と(大きな)期待でヤキモキさせられましたが・・・

新幹線乗車中は快晴。
太平洋側快晴、日本海側吹雪という典型的冬型なので当たり前なのですが・・・
注意すべきは「吹雪」。ガッツリ降るのはウェルカムなのですが、風は・・・リフト、ゴンドラが止まってしまう・・・という贅沢とも言える危惧。

そんな心配をよそに、越後湯沢駅では風もなく、だけどもシンシンと降る雪に、マジにテンションブチ上げマックスだったわけですが。
(この小さなキャプチャ写真ではわかりませんが、雪が結構降っているのです)
苗場、晴れ(テンション↓)。10〜20cmくらい、冬将軍がいた「なごり」があるけど・・・吹雪の「ふ」の字もない。
気温が上がりきらない朝のうちだけは、大斜面横の非圧雪が楽しかった。
あとは・・・どんどん春スキー状態に。
んで、極めつけは写真でわかるかもだけど・・・
ド平日なのに人が多い。
しかも、
ガキ若者だらけ。正直、ウゼェ。
まあ、そんなこんなでそれでも楽しく滑っていたんですが・・・
重い非圧雪でこぼこ地帯をすっ飛ばしていたら、思いの外スピードがつき暴走気味になった瞬間、板が重雪に刺さった!「やばい!」と思うも顔面からダイブ!!
「ぐさ」
と嫌〜な感触とともに、舌の先が感覚を失う。
起き上がり、イヤ〜な感覚が全身を襲う。マジで・・・ヤバイかも・・・
雪で口をぬぐうと、真っ赤っか・・・
舌をざっくり切りました!!いや、最初は「切断」したかと思って顔面蒼白だったのですが、駆けつけた(滑りつけた?)Mktinに様子を見せると「ああ、大丈夫」との返答。その瞬間、切断じゃなくて本当に安堵しました・・・
(付近の雪が血に染まりましたが)
でも、歯で舌に穴を開けた状況なので(貫通してませんが)、すぐにホテルに戻って薬局へ。口内炎用の軟膏を買い、舌に塗って・・・あとは舌出しっぱなし。しゃべれないわ唾液も飲み込むの苦労するわで、辛かった・・・
いや、本当に辛かったのは夕食!スープ以外まともに口にできず・・・いや、無理矢理食べたけど味わうとはほど遠い状況。
それで改めて思ったのが、舌というのは食べるときに・・・いや、唾液を飲み込むときさえも、常に口の中を動きまわっているということ。怪我するまで気にもしなかったけど、本当に良く動き回ってます。だから気になってなにもできない!
・・・そんなトラブルはあったものの、しっかり水で洗い軟膏を塗っていたおかげで回復も早く、ナイターを滑る時にはあまり気になりませんでした。いや、雪の降り始めたナイターが最高で、すっ飛ばしてはリフトで回していたので・・・アドレナリンで麻痺していたんでしょう。
とにかく、リフト一本きりのナイターだけで昼間1日分より滑った気がするほどに滑りまくりました。

その夜も「くそ〜雪がやんだ!」とか「おっ降り始めたぞ!」とか一喜一憂していましたが、翌日朝には結構雪が舞っている状態・・・テンションを維持しつつ、面倒な片付け作業。一泊は本当に短いね・・・
二日目は、苗場に飽きたので速攻「ドラゴンドラ」でかぐらへ。3時前までにはホテルに戻らないといけないので、急ぎ足。ちなみに、先日は晴れているにも関わらず、予報が吹雪だったからかドラゴンドラは動いていませんでした。
(まじで吹雪さんどこ行ったんや・・・)
そして、かぐらと言えば・・・先シーズンラストに我々の心をぐっと掴んだ最奥地のコース「林間エキスパート」を目指すのみ!!・・・だけど、ドラゴンドラ降りてから田代経由で林間エキスパートまでたっぷり1時間移動しなければならないという不便ぶり・・・時間無いのに。

かぐら伝説(?)のコース、林間エキスパート。全面非圧雪。写真の「もや」のようなものは、カメラレンズに付いた雪であります。このコースはペアリフト一基のみというシンプル構成。
だけども、朝から少し積雪があって・・・んで、やっぱり今日もド平日なんだけど・・・
ペアリフト大行列!しかし、苗場の混雑とは違って、思考を同じくする「パウダーバカ」の列なので全然ウザくありません。まったく客層が違って、なんだか笑えてくるくらいです。
こんな最奥地のペアリフトに集まる人々・・・みんなバカ(褒め言葉)なんだね〜
(あ、おれらもか・・・)
肝心の雪は、ズタズタに食われまくっているにもかかわらず上々。このツアーに来て初めてヒャッハーできました。積雪も他の地帯より深く、別物。やはりこのコースはかぐらでも異色なんだな〜としみじみ・・・
ただ、木が多くてなおかつ急斜面はすぐ終わっちゃうので、ヒャッハー具合が消化不良なんですよね。もっとも、すっ飛ばせるような斜面は食い尽くされているので仕方がないのですが・・・
それでも、カメラに雪が付くくらいにはスプラッシュできたし、シーズンラストとしては十分楽しめました。
帰りの新幹線、いやそれから先の通勤ラッシュの電車内で、雪天国から急転直下、明日からの仕事に対する愚痴大会になったのは言うまでもありません。
あああ〜シーズン終わってしまったああ〜〜〜〜
(今回の写真は全編アクションカムAZ1で撮影したものです)