ツアー雑記消化週間。
我々は国道沿いにある「大塩温泉廃墟群」から車を走らせた。
梅雨時期なのに非常に良い天気だ。んで・・・暑い。
フランス車はクーラーが効かない、という噂だったが、このルーテシアに関しては杞憂に終わった。クーラー気持ちいい(・∀・)ノ
車を走らせること十分ちょっと。次の目的地は同じ国道沿いにある。
場所は三才山有料道路の料金所前。なんのことはないパーキングエリアっぽい駐車場があるだけの場所だが・・・
写真中央の奥、ゲートが見えるだろうか?ここは「地図上」では長野県道464号線が合流する場所である。
ということは・・・休止状態の県道だ。廃道ではないのは、地図から抹消されていないためだ。
ここにはバス停があるのだが・・・ご覧の有様だ。
平日のみ、一日二本のみというちょっとありえない時刻表が目に付く。
これでも、あるだけマシなのだろうか?利用者はいるのだろうか・・・車社会ゾーンなだけに、謎である。
バス停表記の病院はここからまだけっこう歩く。車は歳で無理だから、とバスを使うような人には無意味なバス停かもしれない。
休止県道とは表向きで、実際は写真の通り、完全な廃道状態だ。
天気も良く、気分の良い山歩きのような雰囲気で歩く。頭上では小鳥がきれいに囀っている。耳をすますと蝉も鳴いているような・・・山って良いなぁ、としみじみ思う。
(ザックから出ているアンテナのようなモノは、一脚に取り付けたアクションカムである。上空目線から探索の様子を記録しているのだ)
電波塔らしきものがあり、その管理のために使われているのかもしれないが、アスファルトが剥がされた部分もある状態の道は、まさに廃道。
徒歩で行ける範囲では特に見るべきものもなかった(ガードレールとカーブミラーが一基のみ)が、ハイキング気分で天気の良い廃道を歩くのは気持ちが良かった。
県道464号線は、この9キロあまり先の武石峠まで通行規制区間は続く。徒歩だと2時間はかかるだろう。
さて、昼時となったので・・・松本市内でチェックしておいた店へと向かおう。
ここ、「おきな堂」は、松本城すぐそばにある昔ながらの洋食屋さんといった趣の店だ。
ぐるなびで探したのだが、そこそこ評判が良かったので利用することにした。
余談だが松本市内は狭い道と一方通行がやたらと多く、ここにたどり着くまでに少々時間を食ってしまった。
店内は、大人の喫茶店というような落ち着いた雰囲気で悪くない。
なにやら木をくり抜いたような凝ったスピーカーからは、ジャズが静かに流れている。
注文してからけっこう待たされるが、こういった雰囲気も味わうと考えれば待ち時間も苦ではない。
客入りもなかなか良い様子だった。
ワンプレートの洋食セットを注文。
デミグラスソースが絶品の旨さだったが、あまりかかっていなくて残念至極であった。味付けは控えめで、まさに素材のうまみをを生かした味付け。塩辛く油っぽいファミレス洋食のイメージとはまったく違う・・・ただし、お値段はちょっと高めである。
たまにはこういう店で寛ぎつつ食事も悪くないだろう。
さて、腹を満たした我々は・・・いよいよ、今回の廃ツアーメイン物件である場所へとルーテシアを駆るのであった。
場所は・・・「美ヶ原高原」、涼しげな高原である。う〜む、暑い夏に、一服の清涼剤となるのだろうか?
そして、そこへ行くまでの山道で・・・ルーテシアの運転の愉しさを知ってしまったのだ。
次回は、夏なのにこんなところに?という物件を紹介しよう。