だらっしゃああぁぁぁ！！ヽ(´ー｀)ノ
仕事きつい＋暑さで、しばらく家帰ってバタンキューな毎日だった。
さて、そろそろいい加減廃ツアーを消化していこう。
時は7月2日である。


我々は、初の外車で意気揚々と長野入りを果たした。
今回の廃ツアーは「上田市周辺」ということで、手始めに事前情報で知っていた「国道沿いにある温泉廃施設群」にスポットを当てることにした。




ここは国道254号沿いにある「大塩温泉」バス停。
地域の大動脈なので、トラックや乗用車など交通量も多い。
こんなところに、立ち寄り廃墟群が存在するのである・・・




車を止めて歩き出すと、すぐに「廃」の独特な雰囲気がかすかに漂ってくる。
しかし、ここ大塩は現役の集落だ。
住んでいる人もいるし、大塩温泉自体も現役稼働中。なんでも、「信玄公の隠し湯」という通り名があるのだが・・・結果から言うと、現役の温泉施設は一つのみ。あとはことごとく廃墟となってしまっている。




大塩温泉のメイン廃墟である建物(ホテル)の前にうち捨ててあったフィルムカメラ。
Konicaとは懐かしい。撮りっきりコニカで有名だった会社だが、今は単体では存在していない。
レンズを見るとF2.8の単焦点で、なかなか素性のよさそうなカメラであった。
（調べてみると、1975年発売の通称「ピッカリコニカ」というフラッシュ内臓コンパクトカメラの黎明期における革命的モデルだったらしい）




ホテルに付随している娯楽施設（？）が、相当な崩落具合であった。
（建物に「パチンコ」の文字があったので、おそらく遊技施設だったのだろう）
まあ、メチャクチャなだけなので写真は割愛する。床も腐っていた。残留物もほとんどないし、特に見るべきものもなかった。




これが、大塩温泉のメイン廃墟「ホテル川代館」である。
見ての通り巨大な施設だが、まあ案の定というか立ち入り禁止である。立ち入ったら通報する旨の張り紙がしてあったので、入ってない。
そもそも密閉された建物の廃墟は、夏などに来るべきではない。いろいろと危険なのだ。
（一番危険なのは暖かく、暗く、ジメジメしたところに沸く得体の知れない生き物たちである・・・凍えるような冬ならば、少なくとも奴らがいないだけマシなのだ）




ホテル廃墟のほど近くに、寮とおぼしきものがあった。当然廃墟。
入り口から薄暗くて気味が悪い。入ってすぐの階段を上ると、古ぼけた洋物のポルノポスターがお出迎え。




部屋は4つほどあったが、この部屋以外は施錠してあった。
しかし・・・この生活感。部屋に入るのにメチャクチャ躊躇した。
今にも住人が出てきそうな・・・でも、破棄された住居であることは間違いない。
洗濯機も、電子レンジもそのまま残っていた。冷蔵庫は怖いので開けていない。




・・・はぁ、やっぱり建物の廃墟は変な緊張がある。
「基本的に不法侵入である」という心の奥底にある背徳感がいやな感じで、常に重くのしかかってくるのだ。
それに、生々しい生活感の跡もどうにも好きになれない。この感じはわかる人にはわかるだろう。
自然の中にある廃とは正反対にある廃である。




この大塩温泉は、廃ツアーの入りに過ぎなかったので、ちょっと集落の奥を覗いてから適当に戻ることに。
案の定、集落の奥は「現役地帯」であり、住人が車を出すところに遭遇しそうになった。居てはならない場所に居るような微妙な空気になったので、見つかって不審がられる前に退散することにした。
地区最後の廃墟、その屋根部分にあったスズメバチ（？）のとても大きな巣・・・だが、これも廃墟のようだった。しかも二つも。

さて、我々は次なる廃を求めて再び車に乗り込んだのであった。

あっっつ！
なんか、先週末くらいから・・・いや、台風が過ぎてからやたら暑くなったな。
一気に真夏がキタって感じか。死人まで出たとか・・・夏の日本は、少しずつ人が住める環境ではなくなっている気がする。

そして、雑記も相変わらずのペースに戻ってしまいましたとさ。
一人暮らしネタが尽きたら、別に日常は何も変わる訳じゃないので・・・
(-.-)y-~~~
ああ、防備録として廃ツアーのことを書かなければ。
この週末、実家に帰ったり、もはや旧友となったUPKと飲み明かしたりしてました。常に汗かきながら・・・

それにしても暑い。
先日、入居後初のエアコンを夜通し使ってしまった。
いやさ、途中で切る設定にしたら・・・切れた途端から室温が急上昇して、結局起きちゃうんだよね・・・だから、温度設定を高めにしつつも夜通し使用するしかないんスよ。
まあ、今日は昨日に比べて若干湿度も低いし、風もあるのでエアコンなしで何とかしようと思うけど・・・窓全開で。風通りはかなり良い場所なので、風さえあれば何とかなる。
暑くて寝られない、と思ったら躊躇なくエアコンに頼ろうと思う。真夏の睡眠というのはそれだけ重要なのだ。

あと、洗濯物が否が応でも増えていく時期なので、洗濯機がないのが地味にきつい。
コインランドリー通いで何とかなるウチはこのまま行こうと思うけど・・・できるだけ大型家電は増やしたくないのが本音だ。っつっても、ある程度の期間定住するならいずれは買わないとダメかな・・・

同じような理由でテレビもない生活だけど、せめてラジオくらいあっても良いんじゃないかと思う。リアルタイムで情報を手に入れるって最低限必要だと思うし。

う〜ん、つまらん雑記だが、こうやって日々を記録することが重要。
部屋の居心地はいいので、何年かこんな感じで続くのかもしれんねー。

今日、仕事中。
霧のような細かい雨が、次第に強くなってきた頃。
気温はそれほどでもないが、鬼のような湿度。暑くないのに汗が・・・
そんな昼前。

忙しく駆け回っていると、道路っパタになにか落ちている。
ん・・・なんだか微妙に動いているようだ。
生き物？




は？

・・・ナマズ・・・？

混乱した。何故、こんなところに水棲生物が？
ここは、住宅街のど真ん中。湖も池もなにもないところ。あるとしたらヘドロだらけのドブのみ。

ありえん・・・だろ？なんでナマズが・・・？

生きているようだ。まだ、生きている。エラ呼吸の彼にはとても危険な状況であろう。
しかし・・・ここは住宅街。んで、自分は仕事中。何も持ってない。

・・・

バケツ・・・ないな。他人の家から拝借したら立派な犯罪だし・・・
かといって、苦しそうにエラを動かしているナマズを見殺しにはできない・・・
でも、本当に、マジで何もしてやれない・・・(´･д･)

申し訳ないが、ナマズよ、諦めてくれ・・・

そう思って去ろうとしたとき・・・ナマズが、大きく身悶えた。
まるで「行かないでくれ・・・助けて」とでも言うようなタイミングで。

くそっ・・・見殺しにできるか！

手持ちで唯一使えそうなビニール袋のようなものに、ナマズを突っ込む・・・といいたいところだが、ナマズはウナギのようにヌルヌルしていて、手で掴めない。
なんとか、滑らせるようにビニールにナマズを収納し、ダッシュ！！

・・・一番近い公園の池まで、10分か・・・
いや、それでも確実に池のある場所がそれほど遠くなくて良かった。

ダッシュしながら、ビニールのナマズを見ると・・・動きが鈍くなっていき、そのうち動かなくなった。
・・・まさか、σ(＾＾)が弱ったナマズにトドメを刺してしまったのでは・・・

後悔のうねりが押し寄せてくる・・・が、今は池だ。とにかく、池まで！
霧雨の降りしきる中、ビニールを抱えて・・・無我夢中であった。

途中にあるあらゆるモノに「水がたまっていないか」「小さな池がないか」確かめながら急いだが、本当に、こういうときに限って池も水たまりも何もない。雨は降っているというのに！
苛立ちが募った。勝手にすべてコンクリで埋め尽くしてしまった人間の所行を恨むような気分になった。・・・自分もそんな中で生活しているというのに。
死んでしまったかもしれないナマズを抱えて、あらゆるモノへの憤りを露わにしながら走る。叫びたい気分だった。

そのとき・・・ナマズが身をよじった。
・・・・生きている！
そのことが、キレかかっていた心を少し平静にさせた。大丈夫、間に合う！頑張れ、ナマズ！

やがて待ち侘びた公園に到着、脇目もふらずに池へ・・・
ナマズを池に落とすと、しばらく苦しそうにエラを動かしながらその場に留まっていたが、やがて泳ぎだし、消えていった・・・

間に合った。よかった！！

無我夢中になるってのは、案外体力を使うものである。その後、昼休みは体中の力が抜けたようになってしまい、ぼ〜っと過ごす羽目になった。
午後になり我に返るように復活したが、雨の日のナマズに、久しぶりに一生懸命になれたのであった・・・

でも、何故町中の道路にナマズがいたのか・・・これは、不明なままである。

ぐぉああああああ〜〜〜
実は、54350円無駄遣いしていた！！

何のことかって、かつてヤフオクを利用していた頃、出品のためだけにYAHOOプレミアムに登録したんですよ。11年前の7月に。
（当時はまだ違う名前だったような・・・）

んで、出品も2回くらいしかしなくて、そのまま放置していたら・・・11年。
ず〜〜っと月額410円かかっていたんだよね。アホだよね。無駄だよね。
今回、引っ越しとともにネット回線をYahooBBにして登録の際に気がついたのだ。普段はなんの報告もなしに月額が口座からさっ引かれていたのだ。
しかも、その口座はYahooのためだけに作った口座だから11年間ロクに記帳もチェックもしなかった。

・・・まぁ、管理が杜撰なσ(＾＾)がすべて悪いのだが・・・

一人暮らしで今まで以上にカネに細かくしなければならない、今だからこそ即、解約。
結局特典らしい特典はな〜んにも使わなかったな・・・(´･д･)
ガチな無駄出費。

こういう「知らないうちに月々料金が発生している」系のものは忘れがちなので、ふとしたときにチェックしておかないと、後々とんでもない出費になるってのが良くわかった。

ケータイだってガラケーのまま最低料金を維持しているというのに・・・
なんて無駄だったんだろう。反省。

さて、引っ越し生活系だけだった我が雑記ですが、ここにきて夏恒例のイベント「廃ツアー」を執り行ったので、その模様をまあ、まったりペースで書いていこうと思います。

（よく考えたら、去年も夏恒例廃ツアーに行ったんだけど、結局記事にせず終わってしまったという・・・まったく記事にしないと記録に残らないので、どんなカタチであれ雑記には残していこうと思います）

さて、廃ツアーとは・・・もともとは「夏の廃道ツアー」として相棒Mktinと共通の趣味である「廃道」を訪れる日帰り旅としてスタートした企画ですが、道に限らず「廃」なものを求めて旅に出るという形式になり、今年で三年目を迎えました。
その課程で、日帰り圏内では限られた場所にしか行けないと言うことで、二年目より一泊して廃を巡るツアーとなりました。

そして、三年目の今年は・・・共通の趣味である「廃」に加え、これまたお互い大好きな「クルマ」にも主眼を置いた企画にすべく、事前に計画を練っていたのであります。
そもそも、クルマを持っていなくて、一年全く運転しないことなんかザラなσ(＾＾)がクルマ好きを名乗るのも気が引け・・・いや、ぜんぜん引けませんが(何)、まあたまには両者運転するのもアリだよね、つーことで、なんとレンタカーを借りてツアーに行くということに相成ったのです。
（普段はクルマ持ちのMktinが100％運転しておりますので）

んで、レンタカー・・・まあ、普通はヴィッツとかマーチとか、せいぜいプリウスくらいが相場ですが、マニアックな我々がそんな日本中で頻繁に見かけるクルマに乗って満足するでしょうか？
答えは「否」です。

そこで、日本で15台しか（！）レンタルしていないクルマを借りに、前日東京駅まで行って借りてきたのが、今回紹介するクルマであります。




コンパクトカーという括りでは、先に挙げたヴィッツやマーチと同じクラス、ですが・・・この国産車ではありえない流麗なサイドフォルム。
デザインありきでクルマを作るという、ただ乗りやすく扱いやすい「売る」ことのみを重視した国産コンパクトには真似できないデザイン、インパクトのあるカラー。

そう、σ(＾＾)がかねてより目をつけていたフランスは「ルノー」の主力コンパクトハッチバック「ルーテシア（海外名クリオ）」をレンタルしたのです！今回は道中も思いっきり楽しんじゃうぜという贅沢なコンセプトです。




登場より半年以上が過ぎ、たま〜〜〜に町中で見かけるたびに「おっ、ルーテシアだ！」と思って過ごしてきましたが、いよいよコイツで旅に行けるわけであります。
（たま〜〜〜に、というかまず見かけないくらい日本では売れていません、ってかルノー自体を見ない）
まず、レンタカー屋で手続きを済ませて車庫へ・・・そしてコイツと対面した第一印象が
「やっべ、超カッケーー」
でした。いや、マジで。ホント、写真じゃ伝わらないってこのことですね。写真なら1万回くらい見てましたが、いざ目の前に差し出されるともう、別物。存在感が抜群です。
んで、写真だとただの赤にしか見えなかったこの「ルージュ・フラムメタリック」という色・・・すばらしいです。深みがあって輝いて見える。思いっきり写真写りが微妙な、損してるクルマですねこれ。




この、バックデザインはおそらく最高クラスのデザインだと思います。本当に惚れ惚れします。
もとよりフランス車は「デザイン」と「操縦性＋足回り」というクルマの根本にこだわった作り込みをしてるので、どうしてもその他の部分は排他的におざなりになります。

このクルマの特徴を箇条書きにすると
イイ部分・・・デザイン、操縦性がいい、足回りもいい、内部の質感がなかなか、トランクに荷物がけっこう載る、他人とかぶることがほとんどない
ダメ部分・・・席にものが置けない、ダッシュボードに収納がない、部分的に安っぽすぎるパーツがある、ナビが内臓不可、後方視界が絶望的に悪い(デザイン重視のため)、エコモードがゴミモード
まあ、こんなところでしょうか。

クルマとしての本質は非常に優れていますが、細かいところにいろいろ快適装備を付ける国産車と比べて、いろいろと使いづらいのです。すなわち、このクラスをよく使う層＝足として使う層には、ウケないのです。これが、日本で売れない理由のその1でしょう。




＜内装、装備など＞
クルーズコントロールやオートライト、オートワイパー、などは装備しています。特にオートライト、ワイパーはこのクラスに装備しているのは非常に珍しいといえます。オートワイパーの感度は正直微妙ですが・・・
また、レンタカーはルーテシアのベースグレード的な「ゼン」を貸し出していて、日本で売れているワンランク上の「インテンス」ではないので、いろいろ残念部分が目立ちます。
オートエアコンではない、センター部分に肘おきがないなど、ランクを上げれば装備される部分です。

内装は「オシャレ」で、質感もなかなかなのですが、所々あり得ないくらい安っぽい（何も考えてない）部分があります。センター部分のドリンクホルダー、これは使い物にならないただの丸いへこみ、室内灯、これは古い観光バスなみの質感、シフトノブがプラスチック丸出し、サイドブレーキもプラスチック型押し・・・などです。
ハンドル部分やメーター部分、ダッシュボードなどは基本プラスチックですが、うまく質感を変えてオシャレに仕上げています。
ナビは仕様上センターコンソールに収まらないので、ポータブルナビが付いてきました。せめてこれが内臓になれば・・・(-.-)y-~~~
ちなみに、前車感知レーダー、バックモニター、アイドリングストップなどの安全環境装備は一切ありません。割り切ってますね・・・




＜操縦、走り>
クラス的にはファミリー層が使うクラスですが、写真のように「車高が低い」です。当然目線も低く、クルマのハナ部分は逆立ちしても見えないというスポーツカーのような作りになっています。前述の安全装備がないことも含めて、東京の人が行き交う街では危ないかも・・・売れない理由その2ですね。

ですが、1750mmというワイドな車幅（3ナンバー車です）、車長ギリギリにタイヤをつけたようなロングホイールベース、そしてこの車高。ファミリーカー用途にも使われる車とは思えない走りをします。
おまけに、フランス車お得意のサスペンションの絶妙な具合（別名ネコ足）、クイックで軽快なハンドリング（アソビがほとんどない）。新設計の1．2リットルターボ過給エンジンのリニア感もよく、驚くほどスムーズに走ります。馬力120ps、トルク19.0Nmと数値はさほどでもないですが、1200kgほどの車体と相まって運転していて気持ちいい具合にまとめられています。ちなみに燃費は13〜15km/Lといったところでしょうか。

特筆すべきは「タイトコーナー」です。これが、なんと超が付くくらい楽しい！
「D」レンジに入れたままオートマ感覚で走っても、トルクバンドを外さなければ気持ちよくブン曲がっていきます。
コレばっかりは乗らないと本当にわからないのですが、峠道の2車線に足りないくらいのタイトなカーブがもう、最高に気持ちいいです。足回りが適度にソフトで、でも基本しっかりしてるのでロールも感じません。フランス車ってすげーな〜と思わせてくれます。二人して奇声上げながら峠道を遊び倒しました。これって販売店の試乗なんかでは絶対味わえないですね。
ファミリーカーのくせに峠を楽しめるFF車。なかなかありません。
σ(＾＾)が欲しいのはコレのスポーツチューンタイプである「ルノー・スポール」なので、これがさらに研ぎ澄まされてどんな具合なのか、本当に気になります。

ああ、なんかただのクルマレビューで終わっちゃいましたが、今回はまあこんなところで。
一言で言うなら「こまけぇこたぁいいんだよ、とりあえず峠行け！」ってクルマです。走り屋車じゃないのに、いやホント驚きでした。
ちなみに、10月までキャンペーン中なのでレンタル料金が激安。平日なら軽自動車以下の値段でレンタルできます。嬉しすぎます。日本に15台しかありませんけどね・・・

んで、こういうスタイリッシュなクルマだと・・・




廃道とのミスマッチ感がたまらなく、最高ですね！！