低調からのどん底へ・・・
今日、実に久々の休日だった。
天気も抜けるような青空でよい気候、寒いが気分も上々。
掃除をし、さて洗濯しようと財布準備。
「おっと。所持金が減ってきたな・・・現金封筒から足しておくか。」
タンス貯金封筒へ手を伸ばす・・・
あれ?
中身が空っぽ。
いや、おかしい。ここにはまだ40万くらい現金が残っていたはずだ。
最初は見落としかと思ったが、くまなく探すうちにいや〜な予感が・・・
マジで、ない。万券と千円で40万強。すっからかんだ。
「・・・」
でも、これまで部屋を荒らされた形跡に出くわしたこともなく、ごく普通に生活してきた。忽然と、封筒の中の現金だけが無くなっている・・・隣に置いてあった通帳は無事。
神隠しにあった気分。
とりあえず落ち着いて、そんな被害あり得るのかをネットで検索。
なんと、現金のみをねらう犯行は結構普通にあるようだ。やはり手軽で足もつかない現金が一番ねらい目なのだろう。そりゃそうか・・・
考えてみると、ベランダの窓を施錠忘れで外出してしまうことがあった。マンションの三階なので不用心に慣れてしまっていたのかもしれない。そして、外からの進入経路で唯一考えられるのがこのベランダしかないのである。
やばい。これは本当にやられたか・・・
重い足取りで交番へ向かう。
交番にいた学校出たてのような、大柄な少年巡査に話をすると、とりあえず住所氏名年齢連絡先勤務先を、鉛筆で適当な紙の切れ端に書くよういわれる。
こんなチラシの裏でいいのかよと思いつつ、詳細な個人情報記入。
少年巡査はすぐに電話をし、こちらの住所を何度も言い間違えながら、たどたどしく上司へつなぐ。大丈夫かよ少年・・・(・_・;)
やがて二人ばかり警察官が来て、被害の詳細を聞かれる。
聞かれるまま答えると、また電話をし出して、別の警官が自宅に来るので自宅待機を言い渡される。
自宅でうなだれていると、やがてインターホンが。
出ると、今度は細めの、だがこちらも学校出たてのような少年巡査が立っていた。
「何があったんですか?」
・・・どうやら、いままで話したことは少しも取り次がれていないようだ。
最初から話し、また住所年齢氏名云々をその場で聞かれる。免許証も出した。
そして玄関先で話をしていると、もう一人到着。こちらも若い警察官。
自宅へあがり、現場を見ながら被害の詳細をたどっていく。何時何分何をしたか、など詳細に。
そして、自分なりの考えとしてベランダの進入を告げると、何も荒らされていないので空き巣の犯行は考えにくいと言われる。おいおい、冗談じゃない。じゃあなんで金が消えたんだ。狂言だとでも思っているのだろうか。
事件性なしで処理しようとしていたので、納得がいかずにせめて被害届は出させてほしい旨を伝えると、ようやく折れて被害届を取りに二人とも交番へ戻っていった。
やれやれ・・・荒らされていなければ物を盗まれても被害者にならないのか。おかしな話だ。盗み放題じゃないか。一人でじっと待つ。
しばらくするとインターホン。出ると、今度は警察官が4人で来ていた。
鑑識の道具が入ったケースを持っている。本格的に捜査するというわけか。ちょっとホッとしたが、ここからが長かった・・・( ´��`)y-~~
鑑識の道具を持ってきた人はそちらの専門家らしく、懐中電灯でベランダの手すりを調べたり、現金封筒に指紋検出の黒い粉をまぶしたりといろいろそれらしいことをしてくれた。新たに来たもう一人の先輩警官らしい人は、写真を主に撮っていた。残りの、最初から来た二人はほぼ待ちぼうけ状態。
まあ、実際これだけの人が必要な決まりなのかもしれないけど・・・警察って一案件に人数を裂きすぎる気がする。
そのうち鑑識の警官もベランダから戻り、進入の痕跡がないと言ってきた。
痕跡も何も、狭いベランダは布団や洗濯物を干すのに使うので、そんなもの消えてしまうのではないかと意見したが、警官は懐中電灯で手すりを照らし、見つからないということを言うばかり。みんなしてσ(^^)の狂言にしたがる・・・
実は隣のアパートがかなり接近して建っていて、その手すりを使えばどうにかなるのではないかと前々から思っていたのでその旨を告げると、その警官は隣のアパートへ移動した。
そして、実際に侵入する手順を踏み、手すりによじ登った。
そこからライトで照らすと・・・

人の背丈に近い手すりの上部に、足跡が発見されたのだ!!
(画像中央の何かの汚れのようなモノがそれだ。目では見えるが写真で撮るのが難しい)
こんなところに上るヤツは、ここからσ(^^)の部屋のベランダへよじ登るヤツ以外考えられない。
やっと、事態は進展した。
そこからがまた長く・・・σ(^^)の指紋という指紋を採り(協力者指紋採取)、手のひらからもべったりと採られた。これでもう犯罪出来ないな・・・いや、やらないけど。
そして、足跡の紋も採るらしく、粘着用紙を持っていろいろと動き回っている。
その間σ(^^)はまたしても住所氏名年齢云々・・・何回聞くんだよ!というくらい聞かれた。
果ては、今日の行動から資金の使い道までみっちりと取り調べられる。
そしてまあ、写真を撮ること撮ること。デジカメなのでいくら撮ってもコストゼロだからなのかわからないが、部屋、犯行場所、現金封筒、周囲、最後にはσ(^^)も何枚か撮影される。その際、足跡が見つかった場所や、犯行現場などを指さすよう指示されて撮影された。
基本的に鑑識の作業中は待つ時間が多かったので、最初に家に来た若い警察官二人と軽い雑談しながら待つことが多かった。結局この二人はほぼσ(^^)のそばにいただけだったような気がする・・・
とにかくまあ、3時間ほどかけて自宅での作業は終了。
その間、σ(^^)の個人情報はおろか指紋や手のひらの紋などもすべて採取され、何となく被害者なのに警察から目をつけられたような感じになってしまった。
最初の大柄な少年警官から次々と・・・結局7人の警官がこの件に関わった事になる。
被害届も出し終わり、警官が立ち去ってからようやく落ち着くことが出来た。
それにしても、足跡が見つかってよかった。あれがなかったらただの嘘つきで処理されかねない状況だった。だが、しっかりと空き巣侵入の痕跡が見つかったからには、これは事件である。
後日、被害届が正式に受理されたら警察に連絡を取らなければならない。
火災保険に入っているので、被害金額の一部が補填される可能性があるからだ。その手続きに、被害届の受理が必要不可欠なのである。
それにしても、40万はでかい損失だ・・・投資でも被ったことがない額。
手持ちの資金はほぼゼロ。すべて盗まれてしまった。
これからは、現金を部屋に置いておく事がないようにしたい。マンションだからって油断は出来ないのだ。

それはそうと・・・
この、鑑識の指紋採取するときの粉。ものすごい細かい粉で、一度つくとなかなか落ちないのだ。手についたら洗い流すのに苦労するほど。机の上に散った黒い粉を拭くのに3度拭きが必要だった。
いやしかし、恐るべきは犯人の野郎だ。
σ(^^)が現金封筒を見るまで一切気がつかないほど痕跡を一切残さずに、現金だけを根こそぎ持って行く。プロの犯行では無かろうか。現に警察官も侵入の痕跡なしで処理しようとしていたくらいなのだから・・・
以上、史上初の「犯罪に巻き込まれた」話。
あすからの生活費が厳しい・゚・(ノД`;)・゚・