嫌〜梅雨ですね。もとい、いや〜梅雨ですね。
ジメジメじとじと、ホントに嫌な季節です。これからの灼熱の夏を考えるとまた・・・湿気が無くなればかなり変わると思うんですけどね。
さて、ようやく重い腰を上げ、弾丸ツアー雑記を執筆します。
もう文章で写真でうんぬんはめんどくさいし、古い!いっそ動画にまとめてビデオブログにしたほうが・・・とか思ったりもしたけど、結局ビデオ編集の方が比較にならない労力なのでやめました。
時は6/4・・・え、もう一ヶ月前だよオイ。
我々は、例によって前日中にゲットしていたクルマで帰宅したあと、翌日午前四時半、旅を開始した。
今回はクルマの紹介となる。
そのクルマとは・・・?
こっこのアウトウニオンのフォー・シルバー・リングスは・・・!!
とうとう、我々は真のスポーツ・カーを駆るチャンスを得たのである。
このブランド、σ(^^)が最初に憧れ、もちろん今でも憧れる「目標のスタンダード」である。
アウディそして・・・
この流れるようなフォルム・・・
そう、前回SLK(ベンツ)に続き、またしても2シーターのロードスター(オープンカー)である・・・と書こうと思ったら事情によりクーペ(クローズドボディ)になってしまった。
このクルマで、今回も山道を攻める!
アウディ・TT である。
TTすなわちツーリスト・トロフィーの名を冠すこのクルマは、ドイツ車では大人しく地味で、堅実な「お金持に余裕のあるの家族の車」と言うイメージを払拭するべく登場した、まごう事なきスポーツカーである。
このラウンドフォルムにアクセントとなるシャープなエクステリアデザインも、このクルマが走るためのクルマであることを主張している。
とはいえ、そこはアウディ。乗った瞬間から「真面目」なクルマであるとわかる。
ブラックで落ち着いた配色と、分厚い高級感のあるシート。奇をてらったところがない。乗り心地はあくまでカッチリとしていて、スポーツカーである故に固めの足からは路面の情報が伝わってくるが、不快なほどでは決してない。
内装はSLKでも感じたが「ハイセンス」に尽きる。ベースグレードで特別なオプションもないので当然高級感もそれなりだが、飽きの来ない落ち着ける空間になっている。
撮影位置は後部座席の後ろから、ということは後部座席のあるクルマなので、2シーターではない。
が、あくまで後部座席はシートがあるだけ、であり、大人が座るのは実質不可能。
小柄なσ(^^)でもお辞儀しなきゃ乗れないのだ。
とはいえ、このスペースがあると無いとでは大違い。手軽に荷物を置けるというだけで、クルマとしての利便性は格段に上がる。SLKは本当に2シーターだったので、ちょっとした物を置くスペースに難儀した思い出がある。
しかも、後部座席はきちんと倒れるのでトランクとあわせるとなかなかのラゲッジスペースを確保可能だ。
着座姿勢は低く、SLKほどではないがドアも長く重い。よっこらしょ、と言葉に出るほどには苦労するが、それと引き替えに得られるスポーツライディングはその苦労を帳消しにできる。
1.8リッターの直噴ターボエンジンは160PS、250Nmほどのトルクを有するエンジンはほぼSLKと同じスペックだが、オープンハードトップであるSLKよりも軽い車重のおかげで、クイックなレスポンスを体感できる。
トランスミッションはVW(フォルクスワーゲン)グループお家芸のデュアルクラッチであるDSGのアウディバージョン「Sトロニック」で、こちらもクイック。極低速ではロー→セカンドでギクシャクするものの、基本的に不満はない。
写真を見てもらえばわかると思うが、分厚いドアはドイツ車共通なのかと思われるほどの重厚感を持っており、ドアを閉めた後に「ギュッ」とクルマ自身がだめ押しの締め付けを行う。SLKのオープン→クローズのあとにも「ギュッ」とクルマ自身が最後の密閉を行っていたが、このギミックはちょっと感動する。例えばフランス車では絶対無いような「ドイツのガッチリ感」を強調しているようだ。
このようにあくまで高級車でありながら、走りは言うことなし。
軽量スポーツカーではないが、ラインのトレース感、ハンドリングの正確さ、アクセルレスポンス、ブレーキ。どれをとっても日本の山道で十二分に楽しめる。高速コーナーも不安感一切なし。低速のヘアピンも思った通りに曲がるので楽しくてしょうがないほど。
普段なら心配感が先行するような狭い峠道も、「あれ、もう終わっちゃったの?」と思うほどに夢中に楽しめる。コンパクトに見えるが車幅は1840mmを超えるサイズなので油断はできないが、その幅があるおかげで室内は快適そのもの。前席では狭さや窮屈さは微塵も感じない。
(国産高級車のスタンダードであるクラウンより40mmも幅広なのだ)
そして、一日山村風景を走り回っての感想はただ一言だった。
「これ欲しいわ・・・(買えないけど)」
ツアー詳細のその2へつづく。