え〜っと、この記事は11月末に行った原宿秋葉ツアーのものです。
んで、まあツアーそのものは普通に滞りなく終わったので割愛します。
このツアーではOakleyのブランニュー・スノーゴーグルを手に入れる予定でしたが、まだ入荷していないとこのことで、結局入手不能でした・・・(´・д・)
そうそう、今週末なんか、早いところはスキー場開きをしていて早いモノですね。
おまけに真冬並みのこの気温、冬型。まさに初滑りとしては申し分ないのではないでしょうか。(冬型=現地は曇りや雪ってことですが)
おいといて・・・
さて、このツアーでは最近の仕事に対するストレスを何とかブッパしようと企んでいた。それも、健全な方法でだ。
そう、人間にとってもっともプリミティブであり、健全な娯楽。
メシをガッツリ食うということに落ち着いた。
場所は渋谷。普段行くのは原宿へ向かう明治通りだが、今回は246を歩道橋で越える。
ぶっちゃけあまりよくわからなかったので、当時まだ生きていたNEXUS7のGPSで店にたどり着いた。
・・・あ、店の外観撮ってないや・・・
ここは、「いきなりステーキ」というなんとも分かりやすすぎるネーミングの店だ。
要するに、ステーキを好きなだけリーズナブルに食えるというペッパーフードサービスのグループ店である。
店の前には、行列ができることを考慮しているのか、並ぶスペースがあった。並ぶ際も近隣の迷惑にならないように・・・という張り紙付きで、である。
我々は幸い並ぶことなく店内へ。
なるほど、徹底したコスト削減。店内は立ち食い方式でイスはなし、テーブルもカウンターのようなものが3列くらい並んでいるだけ。あとはメニューとソースなどの容器が置いてあるのみ。
いい、それでいい。肉を食らいたくて来るのに、オシャレさや落ち着けるイスなど不要だ。
メニューも絶・シンプル。
「リブロース5.5円/グラム サーロイン7円/グラム ヒレ8円/グラム 国産サーロイン10円/グラム」
ただし、最低注文グラム数は決まっている(200または300から)ので、ちょっと肉を・・・というのはできない。あくまでガッツリ肉を食らうための店だ。
せっかくなので350g注文して飽きるほど肉を食う!(サーロイン)
注文はその場では行わず、調理場にて包丁を持ったコックの兄さんに直接言う、すると・・・
兄さんは笑顔で冷蔵庫から
巨大な数キロの肉塊を取り出し、出刃包丁でザックリ切るではないか・・・凄まじい光景だ。
いわゆる肉屋の対面式の量り売りのようなもので、肉を切っては目の前の計量台に乗せて、注文に近い数値になるまで繰り返す。
この作業、肉塊にいったん包丁を入れてしまう以上、失敗のできない難しい作業だと感じた。実際注文グラム数に満たない肉が発生してしまった。多ければ削っていけばいいのだろうが、少ない場合は肉塊から切り出すやり直しになる。結局340gとまあ若干少ない肉に落ち着いたが、あの足りなかった肉は何に転用するのだろうか。一枚肉だからこそ価値があるステーキという食べ物だけに、気になってしまった。
しかし目の前で調理される肉を見届けるという、この一連の行程がテンションをカチ上げてくれるのも事実である。今切り出したこの肉を実際焼くんだぞ!という説得力が凄まじい。
そして、サイドメニューで頼んだサラダをつつくことしばらく・・・
ついに、ステーキが目の前に現れた!
ああ、写真だと感動があまりない・・・
とにかく、凄いの一言。付け合わせはコーンとタマネギのみ。あとはひたすら肉!
実に漢らしい食事である。
量り売りのレシートも一緒に撮影したのでわかると思うが、ツレは400g以上のヒレステーキなのでさらにボリュームがやばい。
この分厚さ!分厚い、という言葉では収まらないボリュームである。スーパーで見るステーキの肉ではお目にかかれない、まさにかたまりとしての肉が焼かれているのだ。ワイルドこの上ない。
ちなみに、ツレは400g以上というまさに巨大なサイコロのようなヒレだったので、真ん中で開いて焼いたようだ。当たり前である。
ミディアムレアで注文したので、ご覧のように中は赤身だ。
これを頬張ると、得も言われぬ独特の満足感が全身を支配する。ほどよく焼かれた表面、レアで噛みごたえのある内部・・・口いっぱいの牛肉。まさに至福だ。
厚さがかなりのものなので、レア部分が多かった。ミディアムくらいが食べやすいのかもしれない。
ステーキソースをドボドボとかけ、塩コショウで一気にかぶりつく。う〜ん、わかりやすいメシだ。
ちなみにライス大盛り無料なのでこれは確実に大盛りだろう。
肉との格闘が中盤戦を越える頃には、若干の満腹感が出てくる。
そして、最後の一切れは意地の戦いだ。ステーキ様に対して「飽きた、満腹だ」などと言って残すのは言語道断。最後まで食らいつくすべし。
ほとんどが赤身の肉で腹を満たすという行為は予想以上に胃に重く、実際、余裕と思われた340gでもなかなかの満腹感であった。しかし、余計な脂のない赤身肉だからこそ、その後も胃もたれすることなく満足感だけを得ることができた。
高級ステーキを100g食べるのも素晴らしい食事だと思うが、赤身肉のかたまりをこれでもか、と食らうのはストレス解消にもなる。
飽きるほど食べて3000円くらい(ツレは+1000くらい)ということで、外食としては許容範囲である。下手に焼き肉なんか行くより確実に満足できるし、オススメだ。
この日は日曜だったので量り売りのみだったが、平日は300gで1200円(!)という驚きの価格でランチもやっているようだ。なるほど、行列ができるのは平日だったか。
是非、平日もトライしてみたいものである。