さて、今回は完全に
写真がヤバい量になっているので、写真プラス注釈くらいで勘弁していただこうと思う。
じゃないと、何時間かかるかわかったものではない。
だから、旅系雑記はやる気が失せるのだ。しかも、マニアックツアーならなおさらだ。
さて、何もせず放置したが、旅行は5/9・10の日程であった。
目的地は「会津若松」まさに、今年大河ドラマ八重の桜で激アツの観光スポットである。
夜明け前から、天気は良好。
午前4時起き集合で素早く首都圏を抜けてしまおうというハラだ。平日だからね。
東北自動車道を「西那須野塩原」インターで下り、国道400号を北上していく。
写真だと右折で400号線、会津方面だ。高速で会津まで行かないのは、もちろん寄り道があるから、に他ならない。
このあたりは、珍しい”国道三重複区間”である。
道ばたの「おにぎり」も、団子三兄弟のごとく三連串刺しで鎮座している。
車で標識通過際のショット。
途中、会津鉄道沿線を併走中、電車がちょうど通りかかりそうだということで、撮影休憩。
まさに田舎駅そのもので、改札も駅員も、なにもない駅であった。
なんと、やってきた電車は「浅草行き」。信じられないが事実である。
その名も中荒井駅。
駅名のプレートが木製で、絵も描いてあるというなかなかのこだわりっぷり。
せっかくなので待合室にある時刻表を撮ってみた。
確かに、浅草まで通じているようだ・・・先ほど直通に出会えたのはラッキーだったのか?
ちなみに、秘境駅で有名な「男鹿高原駅」も書いてある。そういやあ車でさっき通り過ぎたような・・・
(寄りたかったが、時間の都合で寄れなかったのである)
さて、寄り道もそこそこにクルマを走らせる。出発が早かったのでまだ朝だ。
鉄塔余談になるが、このあたりには写真のような「2回線予定1回線鉄塔」が見受けられる。小さい鉄塔ではまあまあ見るが、このような幹線鉄塔ではなかなか珍しいのではないだろうか。
残り3つの1回線分は使われる日が来るのだろうか。
国道400〜121〜289へと乗り継いでいく(重複区間含む)
会津高原だいくらスキー場を横目にすぐに穴を開けているバイパストンネル「駒止トンネル」である。
2kmもズ〜ッと真っ直ぐな、なかなかすばらしいトンネルである。狭いのが難点か。
このあたりはけっこうな豪雪地帯らしい。
道路脇の積雪ポール付きデリニエータが、その事実を教えてくれる。人の身長くらいはゆうにある。
国道289号を、ずんずんと進んでいくと・・・やがて、只見の山麓へ出る。
遠目に見える白い山の傍らに、これから目指す「田子倉ダム」が鎮座しているはずだ。
脇を流れるのは只見川である。
しばし撮影タイムだ。
縮小写真ではよくわからないが、遠くに田子倉ダムが見えている。
その手前に只見川にかかる橋があるようで、ナビはそこを渡るルート案内しているようだ。
もちろん、今回もスイフトスポーツMspecだ。このクルマにはお世話になりっぱなしである。
夏仕様になっているので、路面の凹凸がかなりダイレクトにクルことが難点なくらいであろうか。
ナビの案内する橋へ来た・・・が。
見た感じ、通行止めのようだ。鉄パイプでゲートが組んである。6トン以上通行禁止という低スペック橋であるが、老朽化なのだろうか?
その事実は、後ほど判明する・・・
仕方がないので、さらに下流にあるこれまたあまりスペックの高くないトラス橋で只見川を渡る。
そして国道252号、只見スキー場脇へ復帰し、国道はそのまま田子倉ダムへと続いていく。
そしてあの橋・・・あれ?
あれ???
橋がぶった切れてるーーー!!!なに、何があったのだろう、橋が落ちているのだ。そりゃ通行止めにするわけだ。
というより、あの橋、向こう側からはこの様子が一切わからないという危険な状態であった。
予想外の被写体発見で色めきだつ我々マニアックメンバーズ。
落ちた橋、向こう側に田子倉ダムが見える。この地方は今が桜の旬である。
桜はムービーに収めてしまったので写真がない。残念。
この写真、手前の河原にピントを合わせてしまったが、失敗だった。背景の解像感がなくなってしまった。
この落ち方・・・なにかに強引にもがれた形跡に見える。
後の調べでは、二年くらい前にこの地方で豪雨があったらしく、それが原因で橋の一部がもぎ取られてしまったようである。
ちなみに、googleマップではまだ橋は健在であった。
さて、撮影もそこそこに車を進めよう。あまり時間を取られると予定に遅れる。
国道252号は田子倉ダムへの高低差を埋めるべく、やがてつづら折りの山道になっていく。
田子倉ダム湖へと到着した。
ここが只見地区の最奥地となる。向こう側は奥只見・・・非常に惹かれる地方だが、なんと今年は冬期閉鎖で行く道がないのだ。
山々はまだまだ雪景色。気温は高く、東京と大差ないと思うのだが・・・景色は別世界である。
田子倉ダム堤体の天端から、下流をややズームで撮影。
目下には田子倉発電所があるが映っていない。かわりに、先ほど落ちていた橋がはっきりと映っている。
そのさらに奥に見えるブルーのゲートは、下流にある只見ダムである。巨大な田子倉ダムの水量を調整する役目を持った重要なダムだ。
そして二つのダムは、ともに発電用途で重要な役目をも持っている。
ちなみに、ここから先は通行止めとなっている。
冬期閉鎖なのか、何らかの工事なのかは、ここからは確認できなかった。
残念ながら、我々はここ田子倉ダム駐車場から引き返すしかない。
引き返す途中、只見ダム横にある資料館へ。
水力発電の仕組みや、ダムの構造や種類など、なかなかダムの解説がわかりやすく展示されている。
入場は無料だが、我々以外誰もいなかった。受付の人は相当ヒマだろう・・・
資料館脇にあるレストハウスで、大盛りの会津そばをいただく。
十割そばはなかなか歯ごたえがありうまいのだが、量がハンパじゃない。サービスがいいのか。
かわりに、なめこおろしそばなのになめこが少ない・・・サービスいいのか?
記念撮影。
とくにコメントすることはないが・・・暑かった。25度くらいあった。周りには残雪があるのに・・・
本当は、まだ20枚くらいある写真を一気に雑記ろうと思ったが、長すぎるのと・・・書いていてけっこう疲れたので、分割することにした。
というわけで、明日に回そうと思う。
追記:田子倉ダムがいまいち撮れていなかったので、動画をアップした。
これで、雰囲気が伝わると思う。(一応フルハイビジョン再生可能)