何となく暑さが続いた昨今だが、ここ二、三日でようやくグッと冷え込み、秋らしくなってきた。
秋といえば、空が最も高い季節。空が高いとは、すなわち空が綺麗ということだ。
これまで数々の歌や詩で読まれたように、この季節の空は本当に美しい。
晴れた日は夕暮れを見ながら刻々と変わる空を愉しむのもオツなものかもしれない。
空の写真もずいぶんと増えたが、ほとんどが夕暮れである。
そして、ほとんどが秋か冬の空だ。
それだけ、この時期の空は惹き付けてやまないものがある。
しかし、写真にするとあらわせないものが・・・空気とか音とか、空間である。
まあ写真なので当然であるが、本来それらを合わせてはじめて感動する情景となりえるのだろう。
その不可能なものを何とか伝えようとして、写真家という職業があるのではないかと思う。
話がそれたが、景色に関してはある程度高いカメラであればあるほど純粋に良くなるので、エントリーモデルしか持たないσ(^^)にはちょっと不満が残るということである。
それはそうと、みんなもっと空を眺めてみよう。
ものすごくイヤなことも憂鬱なことも、一時であるが忘れることができるくらい・・・この時期の空は、そんな癒しの力を持っている。そして、それは写真では伝わらない・・・
だけど、綺麗な空を見るとやっぱりカメラを持って表に飛び出してしまう。