ついにこの日が来た・・・!
スカイウェイブ250typeSを売却して1年・・・遠出の足を失った。
15年選手になるライブdioZXくんも、さすがに調子を落としてきていた。
冬はもちろん、夏でも、少し乗らない時期があるとなかなかエンジンがかからない。
幸い通勤オンリーだったので、ほぼ毎日乗っていたのだが・・・それでも途中エンストなどのヒヤッとするトラブルも無いではなかった。中距離以上を乗るとすぐに白煙を吹くバイク、なかなかツラいものがあった。
そもそも、法定時速30キロ走行の原付一種では、幹線道路も走る気がしない・・・
そんな中、ついに決断して、今バカ売れの原付二種を入手したのだ!!
(もっと前から買っておけよ、と自分でも思うが・・・)
1997年購入、発売当時の最新鋭にして最強の原付、それが「ライブdioZX」である。
49ccの原付一種ながら、規制前と呼ばれるバイク黄金期のマシン、2ストロークエンジンは7.2馬力もある。現在のdio(4ストロークエンジン)は3.8馬力しかないことを考えると、もはや別物エンジンである。
(燃費は現行の方が格段に良くなっているけど・・・)
今日でコイツは残念ながら廃車になってしまう・・・
そのオドメーターは「20883キロ」である。4桁のメーター2周ちょっとである。
未だに、もっと古いスクーターで通勤しているおっちゃんも見るが、こちとら移動手段は完全にバイク依存の傾向があるので、不便な50ccでは限界なのだ。通勤以外は車主体の人と一緒にはできない。
原付くん最後の写真。
思えばコイツは、一度は瀕死の交通事故で廃車寸前から蘇り、一度はクランクシャフトが逝かれたので足回りをすべて新調し・・・都合二度蘇った原付なのだった。思い入れも非常に深い。
そしてもっともスタイリッシュでもっともパワフルな原付であった。
前輪ディスクブレーキも50ccには豪華装備で、シート下のラゲッジスペースもフルフェイスが余裕で入るという、実用性の高さ。
未だに爆走原チャリ小僧どもに人気があるのも頷ける。
まさしく原付のフラッグシップを手放し・・・バイク屋へ向かった。
ショップで説明書、保証書、キーを受け取り、簡単な操作説明を受ける。
ああ、新車購入ってこんな感じだったな・・・と思い返す一幕だ。
あいにくの空模様だったが、帰りも小雨がぱらつく程度で済んだ。通勤マシンとはいえ、納車から雨濡れは精神衛生上良くない。
ショップから家までの2キロ、これが現在の走行距離だ。
天候が非常に不安定と言うことで、ゲリラ豪雨の危険性が高い本日は、これ以上の外出を取りやめたのだ。
そして、ガレージイン。
YAMAHA「シグナスX-SR」2012年型。カラーはブラックメタリックX。
レッドカラーとの選択だったが、やはりレッドは目立つ上に趣味バイクという印象、ブラックならば通勤としても派手ではなく、なによりもメタリックが入っているので即気に入った。Skredもパールクリスタルレッドというメタリックカラーだったが、普通のカラーとはまったく違う。高級感があるのだ。素晴らしい。
普通のシグナスXとSRの違いは、メタリックカラーとここである。
サスペンションとエンジンファン、そしてディスクブレーキキャリパーがレッド塗装されているのだ。この部分レッドと本体ブラックの相性もかなり良い。ちなみにサスペンションはイニシャル調整機構(簡易減衰調整)付きだ。
124ccの4ストロークエンジンは11馬力、今時の環境対応非力エンジンだが、原付二種でそこまでぶっ飛ばすことは(年齢的にも)まずないので、これで十分と考える。これ以上の出力を求めるならば、排ガス規制の緩い海外モデルしかないだろう。
シート下ラゲッジスペースもそこそこ広く、フルフェイス+αは余裕で入る。
何よりも、スタイリングと実用性、そこそこのエンジンを持っているのはシグナスしかなかった・・・というのもある。
(その分、燃費は他のバイクに負けている感じであるが)
このバイク、今はモデルチェンジ前なので、結構古いモデルなのである。新しくなった方がいろいろ進化しているだろうが、煮詰まったモデルには今までの実績がある。安心できるのだ。古いモデル故にエンジン設計も古いので、それが燃費に影響しているかも知れないが。
当然、正規国内モデルを買ったのだが・・・
許せないのは、このタイヤだ。なんと台湾モデルよりも5万円以上高いくせに、タイヤは「チェンシン・タイヤ(台湾製)」なのだ!
確かにこの国内仕様も台湾生産ではあるが・・・故にシグナスは台湾モデルの方が安くて装備も良くて(日本製タイヤ装着)、デメリットはメーカー保証が全くないということぐらいなのだが・・・
でも、日本仕様は国産タイヤ付けようよ(´・д・)
まあ、ネットで調べてもチェンシンタイヤはそこまで悪くないらしいけど・・・ダンロップかブリヂストンでもいいじゃない?
(Skredはブリヂストン、原付くんはダンロップが標準装備でした)
まぁ、いいや・・・危なくなったら変えれば・・・
とまぁそんな感じで、初のYAMAHAマシンなのだった。
とりあえずこれ以上雨が降らないうちに、amazonでポチったガラス系コーティング剤「シュアラスター」で軽くボディを拭き拭き。車じゃないのでそこまでのつやつやコーディングはいらないから、お手軽なやつで十分である。
さて、こうして人生初の原付二種・・・我が相棒「シグSR」が誕生したのであった。