タイトル

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■2009年08月11日(火)  ちいさな命のお話
なんだか雑記更新してからあっという間に一週間とか経つんですが・・・
このままだと大して記事書かないままになりそうな悪寒。。。

さて、今日はちょっとした出来事がありました。
それをのんびり書いていきましょう。

( ここから回想 )
・・・いつものように仕事中、ふと、地面に何かが落ちているのを発見。

ん?なんだ?
アスファルトの真ん中に、どことなくふわっとしたものが落ちているのだ。
今日は台風が来ると予定されていた日。先日は猛烈な雨が降ったが、今日はなんだか雨も降らないし晴れもしないという曖昧な曇天である。
その曇天のなか、道の真ん中に落ちていたもの。

それは・・・小鳥だった。



なんだか、動けない様子。けがでもしたか?
羽も生えそろっていて、いかにも弱そうな雛のイメージではない。の、だが、その小鳥は非常に弱々しく地面に座って(?)いるばかり。
案の定こちらが手を伸ばしても逃げようともしない。

これは・・・相当弱っているか?

柔らかい羽毛の感触(野鳥はウイルスを持っている可能性があるので、本当は素手で触ってはいけない)。弱々しいながらも、その小さな体は呼吸のたびに微動しているので、間違いなく生きている。

仕事真っ最中だったため、どうすることもできない。とりあえずアスファルトから近くの植え込みに移した。そして午前中の仕事を終えるが、どうしても小鳥が気になってしょうがない。再び、植え込みに戻ってみると・・・

アリがたかり始めていた!

くっそ〜ダメだ!アリのやつ、弱った生物に群がるのが早い。30分くらいのうちに、かなりのアリが小鳥の体を蹂躙していた。
あわてて小鳥をつかみ出す。アリを払いのける。
時折バタバタ暴れるものの、やはり相当に弱っている様子。

・・・捨て置けない、か・・・

そのまま、小鳥をタオルでくるんで会社へ搬送。
しかしデスクの上に置くわけにもいかないので、隅の方にタオルでくるんで安静にしておいた。・・・というより、野生の弱った小鳥にこれ以上何ができようか。
柔らかい羽毛に包まれたとても軽く小さな体は、苦しそうに荒い呼吸をしているようだった。それでも、タオルから離そうとすると、細い足でタオルをつかんで離さなかった。
仕方がないのでそのまま寝かせておく。

そして昼休みが終わった。小鳥の元へ。

・・・まぁ、分かっていた。
自分も子供じゃないので、この先の小鳥の運命くらいはおおかた心で分かっていた。だけど・・・
目の前で動かなくなった小鳥を見ている自分には、悔しさしか沸いてこなかった。
・・・結局何もしてやれなかった。ただ、拾い上げ、そして静かに逝かせただけ。偉そうに世の中を支配している人間だって、小さな命一つ救えはしない。それは当然なのだけどれども、とにかく悔しかった。

仕事を終え、小鳥の小さな遺骸を持ち帰った。



せめて、花が咲き誇るウチの庭に埋葬してやろう。そう思ったから。

本当に小さな体。羽も固さがなく、やはりこれはまだ雛なのであろう。空を飛び交う鳥たちを見ていると、コイツの無念さが勝手に理解できた。鳥に生まれながら、飛べずに終わるなんて・・・



インターネット検索で鳥を調べるために何カットか撮影する。
その結果、コイツはツバメだと判明。なるほど・・・市街地にもいるわけだ。そして、ツバメの死亡率でダントツを誇る、雛から巣立ちの期間・・・ダメだったんだな、おまえも。
庭の片隅に横たえ、そっと土をかけると・・・
搬送中に、一度だけ小さく鳴いた、その小ツバメの鳴き声が頭をよぎった。
そう、ほんの少し前、コイツはまだ生きて、生きようとして、もがいていたんだ。
命は、消え際がいつもあっけない。目に見えない、かけがえのない存在なのに、いつもふとした瞬間に消えてしまう。目を離した隙にいなくなってしまうんだ。

埋葬を終え、空を見上げると、すっかり青空になっていた。

・・・おい、見ろよ。
おまえが初めて飛んでいくって言うから、邪魔にならないように雲がどいてくれたんじゃないか?
ツバメなんだから、格好良く飛んでくれなきゃな。あの雲の、その上まで・・・
台風が過ぎ去った後の夕空を眺めながら、そんなことをぼんやりと考えていた。



目の前を、鳥が素早く飛んでいったような気がした。
コメント
  • 疲れやすいん??(2009/08/13 19:33)
    感動した!!!ユリス!!!!!!!
  • 絵寝(2009/08/14 21:31)
    なんだいその名前は( ´∀`)σ
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■2007年01月08日(月)  突然の忌引連休
#2010年8月31日に旧雑記から移植した記事です

■人生初の忌引休みです
祖父のくれた突然の休暇。実にいろいろありましたが、体は休まりました。そして、寝る時間が不規則になり…ああ、仕事に復帰するときつそうだな、と。
そして、またも長文…

■祖父が急逝しました

あ、今回は至って真面目な日記になるのでヨロシクのほどを。
時は1月4日。職場でせっせと年始の忙しさを切り抜けている最中に、母から電話が…まさに、突然といった言葉かぴたり。入院していてかなり悪そうなのは知ってましたが、亡くなるという次元は別物です。少なからず動揺がありました…が、とりあえずその事を職場に告げ、忌引のお休みを三日もらいました。んで、元々あった1日も含めると4連休なのですが、なにやら複雑な心境〜…
一日目はフォーマルスーツを買いに。今までは大学時代に丸井で買ったブラックスーツでなんとかしてましたが、身内が亡くなったのでそうもいかない…てわけで、これからの歳も考えて二つボタンのフォーマルスーツ一式を購入。けっこうするもので、6万くらいしました。その後、急遽大阪から来たBrobon(←兄ですので)一家と合流、明日に備えるコトにしました。
二日目はいよいよ葬儀屋へ…つっても、祖父の故郷はここではないので、お経を読んでもらうわけでもなく、戒名をいただくわけでもなく、お別れ式という感じで親戚一同が会したわけです…
しかし、祖父は享年87で知り合いも皆既に亡く、母方の父親で、母が一人っ子のため兄弟無し、親戚とも疎遠だったため、非常に寂しいお別れ会となってしまいました…正直もうちょっと大勢で見送ってやりたいのですが…出棺は明日です。
とても寒く、冷たい雨が降りしきった日でした…
三日目。いよいよ出棺です。祖父との最後の別れになるので、気を引き締めて…
ここで、協力助っ人として父方の親戚一同が参列してくださいました。父方の親戚はたまに集まる非常に賑やかかつ、頼もしいメンツであり、昨日とはうって変わって雰囲気が違います。いや、これはマジで嬉しかったです。祖父もこれだけの人々に見送ってもらえれば安心して旅立てるでしょう。
祖父の棺桶を前に暫しお別れ会、そのあと、出棺になるのでキレイに飾られた花を棺桶に入れていきます。…ここは孫である私。思いっきり泣きましたね、ハイ。その後、釘打ちはせずに、数人で棺桶に蓋をします。そして霊柩車に乗せて出棺。渋滞気味の道路を斎場へ向かいます。途中で渋滞に捕まってる白のF360modenaのspiderがいました。無関係ですが白という色が喪に服したカラーだったので一応。
その後、火葬場に入っていく棺桶を見届け、精進落としをいただきました。いや、この食事がかなり豪勢ですっかり満腹に。そしてお骨を拾い、解散となったわけですが、祖父はスポーツマンで身長が高かったのでお骨が多い!ちょっと入らないんじゃないかと思うほどでしたが、やや無理矢理に入れて骨壺満タンです。さすがじいちゃん。ダテに75過ぎてもスキーしてただけはある。
家に帰ってから、故郷に送り届けるまでの暫し骨壺を安置する部屋を整えて、一応の儀式は終了です。
祖父は年齢からして大往生であり、明るく送り出してやろうという意向で、式の最中もなるべく暗いことは考えずに談笑していました。まぁ、こうでもないと精神的に参っちゃうというのもありますね。。。参列者で一番下が20代後半という中、姪のカリンコ(2歳)が皆に笑顔を振りまいていました。ちゃんとするところは静かにしてたし、オリコウサンですね!
そして現在に至るのですが、まだ終わってません。次の休みで、両親と共に祖父の実家(広島)まで出向き、きちんと墓に入れるまで見届けるのがσ(^^)の役目ですので(ちょうど休みでした)。仕事に追われているBrobon一家は本日夜に帰っていきました。
んで…

■親子三代江ノ島初詣
本日(8日)はフリーの休日。気分を入れ替え、せっかく遠路来たBrobon一家を引き連れて江ノ島へ。当然、朝から混雑の様相でした。
おらはもちろん初詣ということで、2006年初詣せずに一年を終わったという負い目もあり当然即江ノ島神社へ。そして…


▲大吉キター!初詣で大吉は正直初かも知れない。つーか記憶には残っていない
 とりあえず軽く大吉を引き当て(ホントは大喜び)、さい先のいい一年(祖父の亡くなった後の運勢なので…)に気分を良くした後、江ノ島水族館へ。つぅかですね、正直、水族館て生涯3度目くらいかもしれない。レアだ。
超巨大水槽に魚が群れをなして泳いでいて、まさに海!という雰囲気の水族館…ですが、とにかく人が多い!!ゆっくりは見られませんでした。あとは、定番ながらイルカショーがなかなか素晴らしかったであります、イルカって相当頭がいいんですねぇ。


▲巨大水槽の中を見つめる2歳児の図。まだ凄さはチトわからんかな?
その後は、観光地価格の食事処で海鮮料理を食って満足。片瀬浜でサーフィンを楽しむ人々を眺めつつのんびり。そういえば風が強い今日は結構いい波たってそうでしたね。
そうこうしているウチにますます人が増えてきた(すでに橋は大渋滞!)ので、植物園や展望灯台は今回パス。早々に帰宅することにしましたとさ。


▲ご覧のいい天気。そりゃー人出もハンパないってものです
家に帰ってから、親がシュミで乗ってる折り畳み自転車(一台十数万)を借り、何故かBrobonと近所サイクリングに。最近ゆっくり近所の様子なんか見てなかったモノで、なかなか新鮮です。昔よく遊んだ公園を中心に周遊。ですが、チャリって疲れますねぇ…運動不足かな。
思い出の公園が改装されまくる中、唯一残っていた子供の頃からある「タコチュウ」を発見し、思わず記念撮影。何故コイツだけ昔からの姿で残ったのか(他はみんな新しくなって面影無し)…?行政め、やりおるわ。


▲思い出のタコチュウと記念撮影。塗装も修正無し、当時のまま。…これからもずっと生き続けてくれ!
こんな感じで、いろいろあったけれどもなかなか濃い4連休となりました。明日は仕事ですが、明後日は広島へ飛びます。そしてすぐスキーへ…忙しいなぁ。俺(*´ー`)
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