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■2014年02月19日(水)  大雪列島閉鎖24時
さて、なにから話したものか・・・
かれこれ、膨大な写真と映像がストックされてきた。
雑記もニセコすら更新できない状況だ。
・・・大雪のせいで仕事が激務で・・・今日は無理矢理帰ったので更新。

しかし、直近の大雪について記事にせねばなるまい。
そう、我々はこのとき、スキーに行っていたのだ。新潟は糸魚川まで・・・




シャルマン火打。噂には聞いていたが、まことな豪雪地帯であった。
日本海からほど近いこの山は、とりあえず山にぶち当たった雪雲から、凄まじい量の雪がザクザクと降るのだが・・・湿雪である。
ぼたん雪という方がわかりやすいか。東京に降る雪がそのままの質でドカンと降る感じだ。
まあ、たまたま気温が高かった(おおよそ通して0度付近)せいもあるが、とにかく湿った重い雪が多い。

さて、テレビなどで東京大雪の報は入っていたのだが、いかんせん今はまだ新潟の奥地だ。
半日滑って、まあ深夜に家に帰ればいいやという気持ちでいた。次の日休みだし・・・
というわけで、帰る日も午前中はスキー場でイヤというほど重い雪に埋もれ、その後立ち寄り温泉に浸かってから帰ることにしたのだ。

この考えが、未曾有の大雪害に対してあまりにも甘かったと言うことも知らず・・・


紆余曲折あって、立ち寄った糸魚川温泉を出ると午後3時半。
すでに関越道や中央道が雪で通行止めなのはなんとなく知っていたので、大回りで北陸道→東海北陸道→東海環状自動車道→東名高速
のルートで帰るようナビにセット。この時点で、なんと700キロ近い走行距離で深夜0:30着という表示に。
おいおい・・・
という気持ちだったが、仕方なく長距離の心構えを・・・

しかし、糸魚川ICから高速に乗ると、そこでVICSを受信したらしいナビから、「新たなルートが見つかりました」との提案。
なんと、長野道から関越道に抜けるルートが表示されたではないか。

急ぎネットで確認するも、リアルタイムな情報はなし。
ラジオもなかなか交通情報をやらないため、ここで迷いが生じた。

ナビの言うとおりなら、3時間短縮できる・・・これはでかい・・・
決断の時は今。

そう、ここで我々はナビの最高峰、カロッツェリアが提案するんだからそこに賭けてみようということで、進路を変えてしまったのだ。速攻で次の親不知ICで下り、一般道を白馬方面へ・・・




延々と洞門が続く険しい山岳地帯にかかる道(R148)を、大糸線沿いに白馬に向かい、スキー場あたりに着いたのは、もうとっぷりと日も暮れた午後6時過ぎ。
遠目に白馬五竜スキー場のナイターの明かりを見ながら、長野市方面へひた走る。


しかし、地獄はその後に待っていた・・・


オリンピック道路から、長野ICまでやってくる前に、ナビから報告が・・・
「ルートに通行止め箇所があったため、変更します」
唖然とする車内・・・そこ、昨日から通行止めだったじゃねぇか!!
ああ、悲しき人間たちよ、機械であるナビに翻弄され、道を誤る・・・
しかしもう、後の祭りだ。
こうなった以上、下道をひたすら行くしかない。車内はしばし静かになる。

だが、これもまだ序の口だった。




通行止めの上信越道沿いをひた走る、ただ一つの道・・・国道18号。
そこが、とてつもない悪路だったのだ。
写真の様子はその路面を捉えたものだが、これはまだマシな方だ。
高速を走れない大型トラックが大挙して押し寄せ、チェーンでズタズタにした雪路がそのまま凍ってしまったのである。そして、高さ数センチの氷のでこぼこ道の完成となったのだ。

ガタガタガガガガガタガタガタ・・・

常軌を逸した振動が延々と車を襲う。
なるべく荒れていない路面を選んで走行するが、反対車線も車の列・・・そして、なんと大渋滞にはまってしまったのだ。
刻々と過ぎる時間・・・ただ、どうしようもない焦りだけが空間を満たしている。

上田市内に入ると、100mで30分かかるような完全な渋滞に。
そして、目の前でトラックがスタックして道を塞いでいる。これではもうどうしようもない。渋滞の後列からドライバーが下りてきて、トラックの運ちゃんとなにやら話している。
やがて、チェーンを装着したトラックはゆっくり動き出したが、渋滞は解消しない。遙か前方で何が起こっているのか・・・

午後9時を過ぎ、ドライバーのMktinも限界の様子だ。だが、まだ長野県・・・
ここで、苦渋の決断を下す。
「泊まるしかない。宿を探そう・・・」
タブレットで検索し、片っ端から電話をかける・・・が!
「本日はすべて満室です」の一点張り。
まじで・・・?

雪の降る長野の見知らぬ地で、宿も見つけられずに車内に閉じこめられている我々の姿は、まさに帰宅難民だった。


最後の手段・・・
その日は、上田市内のマンガ喫茶で夜を明かすことにした・・・

リクライニングソファの半個室(とは名ばかりで、実際は間仕切りでなんとか目隠しされただけの椅子とパソコンしかない空間)はまあ、寝られないことはなかったが、周りの音が丸聞こえなのと・・・とにかく店内が寒く、ソファで寝ながらも何度も目を覚ましてしまった。

熟睡できぬまま午前6時・・・フリードリンクで唯一飲んだホットココアで脳を覚まし、このために会員証を作ったマンガ喫茶を後にする。
マンガ喫茶で宿泊したのは初だが、どうやら他にも帰宅難民が泊まっているらしかった。そもそもマンガ喫茶のほうも「宿泊パック」があるなど、ある程度こういう用途も考えているらしい。布団やベッドとはほど遠い快適さだが・・・
唯一のメリットは、2000円で一泊できたことか。当然風呂もない。昨日の午後に温泉入っておいて正解だった。

さて、今日は本来ならば自宅でゆっくりしている日。
だが、目覚めた地は上田市。そして、相変わらず高速道路は通行止め。
マンガ喫茶で見たニュースだと、国道18号はこの先の碓氷峠でトラックが立ち往生してどうしようもなくなっているらしい・・・
(ちなみに、4日経った現在もまだ立ち往生しているようだ・・・)

この新聞一面を飾る道路閉鎖事件に巻き込まれなかったのは、まさに不幸中の幸いだった。
今回はスタックしやすいトラックが主要道を塞いでしまった形である。

さて、我々が運命を賭けて選んだ道は・・・




そう、来た道を逆戻りし、開通している上信越道「信濃町IC」から再び糸魚川を経由し、当初の予定通り大回りで東名に乗るというルートだ。
この日は除雪車が大活躍したらしく、昨日サスペンションが壊れるのではないかと危惧したほどの悪路だった国道18号も、平らな道になっていた。
とにかく、先を急ぐ!明日は仕事なんだし・・・




信濃町IC手前で、またしてもトラックが数台立ち往生していて、本気でこのまま帰れないのかと危惧したが、何とか通過。
やっと、念願の高速に乗ると・・・ナビには残り760kmを示す表示が・・・
到着時間午後9時半となっているが、これはすべてが順調に推移した場合の時間だ。当時現在で通行止めの東名高速の一部区間が解除されない限り、すべて不確定要素となる。

「まあ、東名に着くのは夕方だし、その頃には進展しているだろう・・・」
この考えは、一年前も思い知ったNEXCOのやる気のなさを甘く見た考えだった!




とにかく先を急ぐ我々は、朝マックの持ち帰りで朝飯を済ませ、後はただ走っていた。
しかし、北陸道〜東海北陸道は険しい山道の連続だ。とにかくトンネルの多いこと多いこと。
ふとトンネルの表示を見ると・・・




おいおいおいおいおい、分母が54になってるぞ?マジで54コもトンネルがあるんですか?
・・・はい、マジでした。
とにかくトンネルに次ぐトンネル。しかも一つ一つが長い。
昨日から運転しずっぱのMktinが「トンネルは眠くなる」と不安発言を・・・
運転変わろうにも、めちゃくちゃイジってあるMT車のスイスポMspecは、15年ぶりにMT車を運転するσ(^^)には危険・・・
ドライバーは一人しかいないのだ。頑張れMktin!

高速は富山を抜け、石川を抜け・・・
途中、富山のSAで昼飯。富山名物シロエビの天ぷらあんかけ丼を食ったが旨かった。
・・・まあ、そんな感じで飛騨は白川郷あたりまできたわけだ。
一時期富山ではほとんど無くなったのに、いきなり雪が増えてびっくり。
んで・・・




え?なんで飛騨清見ICで下りてるのかって?
観光?・・・いやいや、んな余裕あるか。

そう、飛騨清見〜荘川ICの間で事故、通行止め喰らったんですよ!!
しかも、すべての車両が一斉に下りるモンだから、またしても大渋滞・・・
泣きっ面に蜂とは本当にこのことなのだろう。

車内は、イヤな緊張が満ちる。てか、昨日から緊張しっぱなしでホント疲れた。
幸いにも、下りてから荘川ICまではスイスイ流れた。
でも、これで1時間のロス!!!




あれ?高速道路から、なんかでっかいスキー場が見えるぞ・・・?
はい、あれは名古屋民をはじめ関西のスキーヤーやボーダーにはおなじみの「鷹巣スノーパーク&ダイナランド」であります。
うっわ〜スキー場情報雑誌ではよくみるけど、実際見たの初めて♪・・・
ぜんっぜん嬉しくねぇ・・・
てか、昨日からいくつスキー場素通りしてるんだよ・・・


いよいよ日が暮れてきた。今日中に帰らないと、本当に明日は仕事。
ほぼ休みなしでアクセルを踏み続けるMktinの、眠気とテンションを上げるために助手席でいろいろ話しかけたりするボク。助手席も戦ってるんだぜ。。。




なんか、夕日に映える格好いい橋キターーー!
一時的に車内はテンションが上がる。
この橋は、豊田アローズブリッジという、愛知県は豊田市にあるなかなか変わった斜張橋だ。総コンクリの主塔が変わった形をしていてgood!
そうか、もう名古屋を避けて走って・・・いよいよ東名に入るんだね・・・




三ヶ日JCTキターーーーーーーーーーーー
いよいよ、やっと、念願の東名高速だ!
時刻はご覧の通り、午前7時前から走ってきてこの時間である。

ここで、東名の情報・・・まだ通行止めらしい。新東名と普通の東名・・・どちらにするか・・・
ちょっとでも先に行ける新東名に決定!
並み居る車がこぞって東名にはいるので、ちょっとビビルが今更後には引けない。
通行止め解除を願って、新東名執着地点「長泉沼津IC」に向けてばく進!


しかし・・・

長泉沼津に近づくと、不穏な文字が高速の電光掲示板に。
「長泉沼津IC、出口渋滞7km、所要時間5時間以上」・・・はぁ???
八方ふさがり。。。

諦めるな!一つ手前の「新富士IC」で下りる!新富士も渋滞との情報だったが、すんなり抜けられてほっと安堵・・・
だが、ここからだ。この富士市からはマジで下道オンリーで帰ることになる。
気を抜くな・・・って、もうすっかり夜。いつ帰れるのかもわからない・・・

ここで助手席のσ(^^)はグーグルマップさんとにらめっこ。渋滞必至の国道1号線を避けて、地元民しか使わないような抜け道をひたすらMktinに指示する。マジで狭い道をすり抜けすり抜け・・・車が動くだけマシな状況である。

一度国道にぶつかったとき、信号一個待つのに20分かかった。もう国道はダメだ。
そのまま抜け道で箱根手前まで抜けきった。


最後の選択肢。
国道1号で箱根越えor国道246で箱根迂回・・・
山がコワイので後者を選びかかったが、途中交差した246の様子をみて
「ダメだこりゃ」
トラックの長い列が遙か彼方まで・・・

国道1号箱根越えに決定!!
当初順調に進み、みんな246に逃げたからこっちは勝ち組だぜ!なんて思ってたら・・・




箱根も、トラックの群れに支配されていたとさ・・・(愕然)

登坂車線をめいっぱい使って抜きまくり。もうなりふり構っていられない。
とにかく少しでも前へ。トラックどもは急坂になるとすぐに詰まりだし、ストレスもどんどん溜まっていく。イヤな道だ・・・箱根に入った以上は逃げ道もないし。
この時点で午後10時半過ぎ・・・もうだめか・・・

だが、ここから快進撃。箱根渋滞ゾーンは、実は頂上過ぎでトラックが(またしても)立ち往生していたからであった。
もう、道という道すべてにトラックが立ち往生している有様である。なんとかしやがれ。

そこを過ぎると一気に加速!たまにある渋滞におびえながらも、大半の車(トラック)が246に流れ込んだおかげで空いた国道1号を突っ走る・・・
夕食もなし、ただひたすら走る。

そして・・・




自宅に着いたのは午前0時前。
疲労しきった我々は、結局丸一日以上車の中に居たことになる。
お疲れ、帰りも気をつけて、Mktin・・・
今回の走行距離、なんと1400km越え。ちなみに、シャルマン火打まで片道370kmである・・・

大雪の影響はあまりにも大きかった。
そして、我々が箱根に入った時、ようやくやる気のないNEXCOが東名を開通させたのだった。一足遅いんだよ!!

もう、マジでダメだわNEXCO。高速一本止めるだけで、どれだけの被害が出ていると思っているのか・・・はぁ、もういいよ。言っても仕方ないし。でもな、通行止め区間にそれほど雪があったとも思えないぞ。なんせ、箱根の山越えでさえ道は完全なドライだったんだからな。東名さえ開通していれば、少なくとも2時間は早く帰れたんだぞ。
いや、東名高速は地獄絵図だったよ・・・常に路肩にはトラックの群れが停車しているんだから・・・

もう、首都圏大雪は本当に勘弁してください。
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■2014年02月09日(日)  大雪の日
その日は、朝から雪だった。
仕事に出かけてから帰るまで、常に降り続いていた。
そして、帰る頃には吹雪の様相となり、交通の便は乱れた。
そんな中、σ(^^)は乗客が長蛇の列になったバスになんとか乗り込み、少し遠いバス停から徒歩。
途中はまさに雪中行軍。
時には膝下まで新雪に埋もれながら・・・かつて道路であった一面の雪原に、唯一の足跡をつけつつ帰宅した。

もちろん、自宅付近でこのような体験をするのは、人生初である。




帰宅直後に、カメラを取りに行って外に戻った。
とりあえず、あたりを撮影する。




家の前の道は、まるで別の世界のようだった。
誰も歩いた跡がないし、あったとしてもすでに消え去って時間が経った様子。




シグSRもすっかり雪に埋もれて、形がわからなくなってしまっていた。
この日はずっと氷点下だったので、雪質はパウダースノーに近い。




深夜にシャッタースピード4秒で撮影。そこは雪に閉ざされた世界。
ここまで雪に埋もれた庭を見るのは、おそらく初めてだろう。
なにも横浜でどっさりパウダー降らせなくていいのに、勿体ない・・・と思ってしまう。

翌日、遅くに起きたら・・・すっかり春の日差しが降り注いでいた。
雪解けの水音が、辺り一面に響いていた。




雪かきをしないと、庭にも出られない。
かなりの雪が溶けていたが、それでもご覧の積雪量だ。




近所のスーパーには、雪かきスコップが一つだけ残っていたので、即購入。
このときは、道路の雪かきはすでに終えている。あとは庭だけだ。




あのパウダースノーはどこへ消えたのか、高い気温と暖かい日差しで、雪はすっかり腐れ雪。
手ですくうと、水分を含んだ重い塊がごっそりと取れた。




バードバスが、バードスキー場のようになってしまった。
おだやかな日差しの中、小鳥たちの囀りと雪解けの水音だけがあたりに響いていた。




ついでにいろいろ撮ってみたので、動画でご覧あれ。
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■2013年03月09日(土)  三月温暖化
なんなんだここ数日の猛烈な暑さは!!!

・・・と声を大にして言いたくなる超温暖気候。
あの〜、わずか3つ前の雑記と、今日の気温差が35℃あるんですが、まあ場所とかいろいろあるけどそれってどうなのよ?
マジで異常気象だと思います。だってまだ今日は三月一桁台の日ですよ?
暑くて変な汗かいて、また体調悪化するかと思ったわ・・・まだ治ってないのに。
言いたくないけど、つい最近北海道で人が何人か凍死したばかりでしょ?どうなってんのこの気候?

花粉・・・やばいっすね。
去年まで「ああ〜花粉症の人って大変なんだなぁ〜」なんて思っていたら、今年は大量飛散デーが続いたらしく、とうとうσ(^^)も目がかゆく、鼻がズルルな日々を送る羽目になりました。
そういやあシグSRタンのボディもうっすらと花粉に覆われて・・・

スキー場は極寒から一転、夏スキー満開ですか。
まあ毎年春が早くなってるので無関係とは思わなかったけど・・・暖かすぎだろ。ベッシャベシャのシャーベットじゃスキーがすべらんわ。
ホットワックスした意味ないじゃないか・・・前回は寒すぎて板が滑らず、今回は水の上で板が滑らず・・・おいおい、ワックスが泣いてるぜ・・・普通の雪で滑らせてくれ!
・・・ちなみに明後日から一泊で苗場ッす。


>雑記り忘れたが、前回スキー前にホットワックスキットを揃えたのだった。スキー歴ウン十年にして初である。

今日、道ばたででっかいガマガエルが干からびて死んでたよ。
異様に暖かい→たまに寒いを繰り返していたから、翻弄されて環境に対応できなかったのかもね・・・南無。
人間も、体調面で翻弄される気温が続いているので、皆様お気をつけを・・・ぶっ倒れたσ(^^)が言うことじゃないね。

こうまで暑いと、この先の季節が憂鬱だなぁ・・・('A`)y-~~~
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■2013年01月19日(土)  大雪列島(サボリ消化)
そして、次の日・・・
朝から、外は真っ白だった。
しかし、今日はBrobonがここ新潟から横浜を経由して大阪まで帰らなければならない。したがって、朝から帰路である。
「ああ、かなり降ってるなぁ。これまで降っていなかったようだから、今日スキーする人はパウダーランでラッキーだな・・・」
くらいに、軽く考えていた。




雪の降りしきる中、旅館前で記念撮影。まだ早朝である。
そして朝食後、帰り支度をすすめる。この頃はまだ、新潟らしい雪の風景にテンションが上がる我々だったのだが・・・
クルマは雪にすっぽりと覆われており、除雪作業から入った。




このとき、活躍するであろうスタッドレスタイヤを撮影していた。
偶然にも我が家も友達の車と同じ、BLLIZAK REVO2を履いているのだった。
ブリザック君しばらく大活躍だね〜なんて思っていたが、まさかこの後「一日中」コイツが活躍する羽目になろうとは・・・このときはまだ思っていなかった。

やがて、出発。予定通り朝8時半過ぎに出る。
まあ、昼下がりには首都圏に着き、ゆっくりと夕食を食べてから横浜でBrobonとお別れだろうな、なんて思っていた。




車窓は雪国の風景そのもの。
蕩々と積もり行く雪の中、温泉街を走り抜ける。
こんな雪だが気温は高めだった。たしか1度かそのくらい。いわゆる牡丹雪というやつで、水分を多く含む海側にありがちな重い雪である。




やがて妙高高原ICから高速へ。雪は降り続いている。
しかし、このあたりは豪雪地帯を高速道路が貫いているため、このような風景は決して非日常ではない。
真っ白な高速にむかってカメラを構えていたσ(^^)だが、このとき映っていた看板、その「小布施」でまさか高速道路が終わっていようとは・・・




高速道路に除雪車が通り抜ける。
このとき、ラジオの交通情報でようやくこの雪が「東日本全体を覆い尽くす雪」であることに気づいた。
そして、この上信越自動車道もやがて雪のため通行止めになっていることを知る。

一気に車内の空気が変わってきた。

こんな手前、まさに乗ってすぐの場所で高速道路を降ろされたら、この先どうやって帰るのだろうか・・・?
交通情報によると、相当な雪が各地で雪害を起こしているらしい。
この先の長野道もすでに全面通行止めを行っているようだった。
仕方なく、小布施スマートICで高速を降りる。

ここから、長い長い下道での帰路が始まった!!
まだ時刻は午前9時過ぎである。たった30分も高速を使っていない。

今日は連休最終日、確実にお帰り渋滞が予想される。まさかこんな日に・・・
案の定、主要国道はすでに渋滞が始まっていた。脇道へとはいり、なんとか渋滞を避けてひたすらに高速沿いを行く。




雪を積んだトラックが、雪煙を上げながら前を行く。
この謎の、どこに何のために雪を運搬しているのか謎のトラックとはしばらく一緒だった。雪ならまわりに腐るほどあるのに・・・
それにしても、こういう低速走行車が前にいると、雪道故に抜くに抜けずに時間ばかり掛かってしまう。こっちは、今日中に大阪に帰る人間を乗っけているというのに!
気ばかり焦る。




ゆっくり昼食を撮っているヒマなどはもはやない。
ここらでやたら目につくコンビニ「セーブオン」でコンビニ飯となった。
この時点ですでに中央自動車道はほぼ全滅状態、まだ生きながらえている関越自動車道目指して下道をひたすら進むしかないのだ。
しかし、いくら急いでも雪道、下道、回り道。
抜かしても抜かしても低速車が目の前をふさぎ、いっこうに進まない。

すっかり昼を過ぎて、もう予定なら首都圏入りしているはずの時間にまだ長野県は小諸である。
早々と高速道路を閉鎖してしまったNEXCOに対して不満が沸々と沸いてくる。
連休最終日に交通の動脈を閉鎖することがどんな事態を招くのか、アホでもわかることなのに・・・

夕刻前に閉鎖を免れたわずかな区間、上信越自動車道下仁田ICからすっ飛ばして閉鎖されている手前の藤岡ICまで距離を稼いだ。
とはいっても、ここからはすべての自動車道が閉鎖されており、本当に下道を地道に進んでいくほか、選択肢はない。
首都圏はかようにも雪に弱いものか。




すっかり夜になって、首都圏に着いた頃にはさらなる地獄絵図だった。
スタッドレスタイヤもチェーンもない連中がクルマを出すものだから、道という道が立ち往生した路駐車で溢れている。
都会の人間は雪をなめている。というよりももはや馬鹿丸出しだ。

途中、道をふさぐローバーミニをBrobonといっしょに押してあげて道を空けさせる。間抜けなことにコイツはつんつるてんの扁平タイヤを履いていやがった。まじで出てこないでくれ。公害だ。
同乗者の奥さんらしき人がひたすら謝っていたが、馬鹿なのは運転手の旦那だろう。

午後6時・・・時間切れが迫ってくる。
苦肉の策で、途中駅「南与野」でBrobonを降ろす。ここから電車を乗り継いで新幹線までたどり着いてもらうしかない。
雪のため動いたり止まったりを繰り返しているJRの駅にBrobonは消えていった・・・

さて、これで時間の足かせはなくなったが、横浜まではまだ遠い。
この後も、幹線道路を避けてひたすらに脇道を少しずつ進んでいった。
そして、夕食もまたコンビニ飯となった。二連続コンビニは初かもしれないな。




そして、新潟からほぼノンストップで14時間・・・
午後10時半前に自宅へとたどり着いた。
車に乗り疲れたのは本当に久しぶりである。各地はまだ渋滞や混乱のさなかであろう。早朝に出てこれなのだから・・・
ちなみに、全行程運転は父親であった。σ(^^)なら同じ芸当は無理だっただろう。集中力が持たない。昔から家族を乗っけてスキー場を転戦していた父親の力は偉大だった。

そしてこの大雪、連日の低温のせいで、5日経った今現在溶けきれずに残りまくっている我が家付近である。
スキー場に降る雪は大歓迎でも、首都圏は本当に勘弁してもらいたい。

余談になるが、普段ただのアスファルトを走るのみで不満げだったブリザック君は、この日、この上ない活躍をしたのであった・・・
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■2013年01月01日(火)  年末年始・お粗末JR東日本
皆様明けましておめでとうございます。
太陽が昇る前から仕事に出かけて、超眠いσ(^^)でありんす。
今年もよろしゅう。

さて、新年早々書きたくもないことを書かねばならない。
JR東日本の年末年始の電車運行があまりにも、あまりにもお粗末なことである。


2012 12/30

よ〜し、駅に到着。年末年始は駐輪場がフリーなので、近い駅にしたぜ。
おかげでまだ電車が来るまで若干の余裕があるぞ。

ホームへ

あれ・・・時間前なのに「俺が乗る次の電車の時刻」が表示されてる・・・(゚д゚ ;)
大変だ。まにあわないぞ・・・

駅員室へ

駅員「遅れてます」
σ(^^)「ってか、次の電車来ないんですか?」
駅員「遅れております」
σ(^^)「・・・」

結局、次の電車すらも数分遅れ、猛ダッシュで始業ギリギリゴール

「JRもやる気ないな・・・遅れてるといって事実上電車を間引くとは・・・」


2013 1/1

よっし、駅着、まだ夜が明けていないが、今日は忙しい日だ。
とりあえず電車には余裕で間に合ったぜ!

ホームへ

あれ・・・?何故か時間にまにあってるのに「俺の乗る次の電車の時刻」が表示されてる・・・?
前にもあったような・・・(゚д゚)
いや、今日遅れるとか絶対あり得ないから!

駅員室へ

σ(^^)「次の電車がないんですが」
駅員「はい?あ〜、ないっすね、年末年始ですから」
σ(^^)「いや、時刻表にちゃんと載ってるんですが」
駅員「・・・(時刻表を確認して押し黙る)」

先輩駅員に代わる

駅員「線路チェックがあったため遅れてます」
σ(^^)「いや、だから時刻表にある電車でしょ?遅れるっていうか来ないんじゃない?」
駅員「え〜と・・・」
駅員「はい、次の電車時刻表にありますね。んでちょうど電車一本分遅れてますね」
σ(^^)「いつも電車遅れてるときは表示がないか、遅れててもそのまま表示してるでしょ。今回は次の電車がすっぽり抜けてるんですよ?んで、それ乗らないと仕事にまにあわないんだけど」
駅員「すいません、その電車来ないです」

・・・(゚д゚)ハァ?


ちなみに、特別な表示も、遅れているという情報もなし。駅員に聞かなければ一切わからないままだった。10分以上待って次の電車に乗っても、遅れているという放送は一切ない。これは完全な電車間引きである。
最初の駅員なんか、時刻表もみずに年末年始だから、で片付けようとしたのだ。




こちとら、アンタたちと一緒で年末年始も仕事あるんだよ。
平日と一緒で遅れるのは死活問題なんだよ。アンタら平日のピリピリした通勤客を前にして同じこと言えるのか?

年末年始は遊びに行く客ばかりだから、電車間引いてもかまわないでしょ、という腐れ切ったJR東日本の杜撰な仕事っぷりが垣間見えた一幕だった。
この日もダッシュで間にあったが、午前中は怒り心頭で本社に電凸してやろうかと思ったくらいだ。駅員の名前をメモっていたらやったかもしれない。彼らが悪いわけではないのだろうが、初期対応が「間引いたのを隠そうとしている」ような態度だったからである。

いくら年末年始だからといって、何の予告もなしに突然電車の運行を取りやめることが、公共交通機関に許されるのだろうか?
正直、明日も電車が来ないのではないかと不安になってしまう。
正月早々あんまりな雑記になったが、忘れないための記録として残しておく。

まったく新年早々ろくなことがない・・・
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