■−FC―スペランカーと"スペランカー2"(アイレム)
先日、スペランカーを1ラウンドですがクリアしました。
んで、今日も仕事が終わった後はレゲー攻略に精を出すわけです。まったく何にハマってんだか…
なんか、ただもうね、こうなんつうか
ファミコンおもしれぇ(笑)…でも、当時の値段(4900円とか)出して買うかと言われれば絶対買わないけど。当時のゲームの意義が見えてきます。
それすなわち
内容が薄いから難易度上げてクリアさせねぇというもの。
あんまりだ。
でも、本当にその通りで、いざ進めるとあっという間にエンディングなんつーのもザラです。特に初期は…何時間かかるかと思って攻略始めたら十数分で終わっちゃった、なんつーのもあります。もっとも、スペランカーもそういうゲームでしたが。
で、そのスペランカーに続編があるのをご存じでしょうかね。
その名も
「スペランカー2〜勇者への挑戦〜」!
やばい、題名からしてどこかかっこよさげだが、明らかにあの
最弱主人公を死なせないように気を付けながらジャンプボタンを押すタイミングを読む、スペランカーの雰囲気じゃねぇ。
ちょっとプレイしてみて…なんだこれは!!
全然違うゲームつぅか、共通点は主人公の一人が「探検家」で、1の主人公をちょっと彷彿とさせるグラフィックなだけで、後の要素は何もかも違います。まず主人公3人から選べとかいわれるし。
しかも、
ジャンプで自分の背より高いところから降りても死なないもん。なんか、ライフメーターまであるし。なんだこのゲームは??おまけに、アイテムらしきものを取ったら、RPGよろしくメッセージなんか表示されたよ。
…………
まあ、すなわち全然関係ないゲームに成り下がったというわけです。
まあ、ごらんあれ。
>誰もが知ってる有名なスペランカー。
>こちらは存在すら知らなかったスペランカー2。
見た目も全然違います。ちなみに2の画面で、主人公は左端にいる紫の「魔法使いの爺ィ」。わかりにくいですが魔法を撃ってます。その時点で関連性ゼロ。
スペランカー2では武器も選べて、敵をバッサバッサ切り倒せますし、フィールドを歩いてダンジョンを探すような要素も加わってます。…確かに、ゲームとしては進化したと言えるでしょうが…しかし。
どうやらスペランカーがヒットしたので続編を作ろうとしたらしいですが、アイレムさんは何か思い違いをなさったようですね。最大の思い違いを。
スペランカーがヒットした要素は
極弱主人公を注意深く操りながら、数少ないアクションで徐々に地底へ導いていく緊張感とスリルにあったんです。武器をしゃあしゃあと使いこなして、しかもパワーゲージまで備わり、ダメージ食らっても回復できるようなゲームにはそれがありません。
…なるほど、
超無名なわけだ。
現に「スペランカー2」でググっても殆ど肝心の「2」の情報には巡り会えません。ここまで差が生まれた続編というのも珍しいくらいに、全くの無名ゲームです。
それでも根気よく探すと、どうやら攻略本も存在したようです。
>アマゾンに攻略本らしきページが。
そっか〜攻略本も一応出ていたんだな。しかし、ここまで無名とは…
ん?
…
…
!?
>何!?
こ、攻略本が5000円!!??バカな!!
当時のファミコン攻略本程度が、最新FFなどの分厚い辞書級の攻略本の倍以上するだと??
思わず目を疑いましたが…
どうやら、
発行部数が少なすぎてプレミア価格が付いたようです。勝手な憶測ですが、まず間違いないでしょう。この分ならソフト自体も相当なプレミアが付いているはず…なのですが、ソフト情報は手に入りませんでした。オシイ。
とにかく、超有名ゲー「スペランカー」の影に隠れた「スペランカー2 勇者への挑戦」は、やってはいけない続編のありかたの典型になってしまったようです。
…
もし、単体で発売したとしたら決してつまらないゲームではないんですがね。
オシイ。