■2008 YMY・宮古島珊瑚礁ふれあい旅!
はい、ここだけは「274枚で振り返るまとめ」とは別項目でどどんとやっていきます。ちなみに書いてるのは2008年12月8日。
我々YMYはこれまで2年連続で沖縄本島に進出した。だが、正直本島では飽き足らない気持ちがくすぶり続けていたのだ。
「珊瑚はみんな死んでるじゃないか」
「所詮那覇という大都市のお膝元か・・・」
「熱帯魚よりナマコの方がおおくね?」
「オピソプロクタス・ソレアタスが見あたらない」(注:深海魚です!)
など、口々に今まで押し殺していた不満を言う我々。ならば・・・離島に行こうじゃないか。満場一致で意見がまとまった。
それぞれ休みがあわない、などの難関を乗り越え、一年間で唯一この連休しか無理、と言う日程で宮古に向かった我々。社会人の休みを合わせるのは今更ながら困難だと実感した。
そんな中、初の離島で・・・この日のために用意した
水中カメラの映像も交えてお送りしよう。ちなみに、YONEがちゃっかりGETしていた
デジタル一眼レフ画像で、風景はお楽しみいただく!
(しかし日誌サイズに縮小すると画質もクソも・・・ゲフンゲフン)
那覇空港で宮古行きのJTAに乗り換え。とりあえずジェット機だったので安心した(もっとローカルな離島だとプロペラもあるそうな)。
日程を合わせるので精一杯だった我々。
宮古に着いたのは午後5時というトンデモ時間帯しか空いてなかった。宮古島は人気だねぇ。
レンタカーを駆るともう夕刻。我々はとりあえず地元の料理を出す飲み屋的なところで舌鼓を打とうと、パンフを片手に探し歩いた。
オリオンビールに新鮮な魚介類の料理。いいですね〜〜。これぞ島の夕食。刺身、チャンプルー、焼き物・・・そして。
前回まで一度も口にできなかった沖縄の味、「グルクン」をはじめて食すことに相成った。この「グルクンの磯辺揚げ」は逸品。ふっくらした身と、淡泊ながらうまみのある味わい。是非とも食べていただきたい料理だ。宮古の「雪塩」でいただくのが、たまらない。
当然、その日はもう遅いため、ホテル直行。比較的安いツアーなのでホテルはでかいけど微妙かな。本島のかりゆしリゾートには及ばない感じだだった。
翌日。朝寝坊好きのσ(^^)が寝ぼけている間に、老人並みに早起きのYONEとMIYAは朝の散歩を楽しんできたようだった。そこで、YONEの一眼がとらえた「まさにコンパクトデジカメには無理でしょう」という朝焼けの画が素晴らしかった。
何という色。空気さえも切り取るかのような(大げさ?)写真は、まさに(安いながらも)一眼レフの醍醐味といった趣がある。
せっかくなので高画像度版を用意した。写真をクリックしていただきたい。(注:それでも原板の1/4です。でかすぎるため・・・)
朝焼けの海。この島の美しさを表した一枚だ。空のグラデーションがとても美しい。しかし、実際はもっと美しかったことだろう。朝寝坊していた自分が恨めしい・・・(写真クリックで拡大します)
次の日は、早速プライベートビーチを見つけに朝から行動。なにせ、
行きは夜着、帰りは朝発というギリギリプランなので中二日しかないのだ。時間は無駄にできない。
我々は有名どころのビーチをとりあえず見学することに。
海は「こんなにも青にバリエーションがあったのか」と思うくらいに、見事な水の色を呈している。当然、透明度も高い。だが、やはり有名どころのビーチは「業者」が出張っていて、ちょっと我々的にはナシという空気であった。
そこで、あらかじめσ(^^)が「GoogleEarth」の航空写真で確かめておいた「よさげなビーチらしきモノが見えるポイント」のある場所へ向かった。
そこは宮古島から「池間大橋」を渡って車で行ける離島「池間島」であった。とりあえず最初に橋から見える
七色に光る海に感動した。
初日のポイント到着。案の定、だれもいない・・・と思ったら地元の釣り人が糸を垂れていた。MIYAは果敢に話しかけ、どのような海岸かという情報を聞き出す。どうやら、ここで落ち着けるようだ。
時間が惜しい我々は早速着替えて、水中カメラを構えつつ海に入る。水は心地よい温度で、軽く泳ぎながら浸かっていると何時間でもいられそうな具合。
ここは本島ほどではないが、そこそこの遠浅で珊瑚も息づいていた。基本的に、金を払ってツアーを楽しむよりは、自分たちでポイントを見つけることに喜びを見いだす我々は、観光ツアー並みの珊瑚や魚には出会えない。だが、それなりのものを発見した喜びは、ツアー以上のモノがあるだろう。
かっこよく言えばフロンティアスピリットが根付いているのだ(*^ー゜)b
ちょうどいい岩陰でバーベキューの支度。これが外せない以上、ツアー参加は無理。観光地も無理、というわけだ(何度も言うけどゴミは一つ残らず持ち帰ってます)。
ここは石灰岩に阻まれた入り江のような構造になっている。岩と砂地、海と空、対比がとても美しい。砂は珊瑚が細かく砕かれた白いさらさらの砂。おまけに人気はなし。まさに、「南の島の楽園」であった。
翌日。起きてすぐに先日のスポットに行くのもいい。が、常に新しい場所を探し続ける我々は、重箱ならぬ宮古の隅をつつく作戦に出た。
最初に気になったビーチ。広大な白い砂浜。どこまでも青い海。まさに、言葉の要らない風景。ここにはウエットスーツを着た先客がいたが、この人も地元民らしい感じだった。
波打ち際に「小さなイワシ」と思われる綺麗な魚が無数に打ち上げられていた。銀の鱗が太陽にきらきらと輝いている。まるで海岸に宝石がちりばめられているようだ。
すばらしい、文句のつけようがない浜なのだが、ここは「長間浜」という結構有名スポットで、時間とともに人の影が目立ち始めた。海も外海で、波が高い。ちょっと気軽に波に揺られる、という雰囲気ではなかったので、却下。
こういった普通に人が考える理想的な浜では、このような写真がイメージにばっちりとハマるのではないだろうか。足跡のない真っ白な砂のキャンバスに我々だけの足跡が点々と。
・・・さて、撮影を終えたら急ごう。時間はあまりない。
次に訪れたのは「池間ロープ」と呼ばれる割と知られたスポット。その名の通り、ビーチに下るにはロープ伝いで降りなければならないという、若干荷物持ちには厳しいスポットだ。
ここでは、ハイビスカスが青空に綺麗に映えていた。
池間ロープの海岸。幸い人は我々以外に2組ほど。少人数の組だったので、ここに決めることにした。少し離れれば、お互いテリトリーを気にせずに海遊びができる。
こんな海岸がもし湘南にあったら想像もできない事態になりそうだ。
ここでも、ちょうどいい岩洞をみつけてキャンプ地に。どうやら先客もここで火をおこしたらしい形跡があった。ただ、ゴミだけは持ち帰れよ・・・と言いたい(`・ω・´)
この海はたいそう素晴らしいものだった。
先日のビーチよりも珊瑚と魚が多い。この日は風がとても強かったため波も荒かったが、それでも十分に竜宮気分を満喫できた。特に意識していなかったのだが
カクレクマノミに出会えたのは奇跡的といえる出来事だ。
見た目が非常にかわいらしいので人気で、乱獲されているらしい。ディズニーの某映画の影響もあるそうだ。罪作りな・・・(´Д⊂)
今回の宮古島でもお世話になったヴィッツ君、てか、本島でも毎回コイツであった。こうなったら自家用車もヴィッツでいいんじゃね?と思うほどヴィッツ慣れしてしまった我々。MIYAは実家に帰ってベンツに乗れるのだろうか・・・
こうして、短いながらも充実し、天候にも恵まれた宮古島ツアーは幕を閉じたのだが、正直写真もかなり端折っている。これでもこの雑記始まって以来の35枚という写真量なのだが・・・美しいところは困りものですな。
それでは、水中カメラによる画像をお楽しみいただきながら閉幕とします。
水中でのσ(^^)の様子。平泳ぎでスポットに近づき、カメラを構えたらじっと浮いている(水をかくと魚が反応するため)・・・の繰り返しです。ちなみに、水に反射した太陽光でギラギラしていて液晶がほとんど見えませんでした。勘による撮影です。
Xactiを構えるσ(^^)。水中とはいえ手ぶれ防止は重要。ついつい興奮して魚ばかり追ってしまい、見苦しい映像になりがちなのですが・・・ぐっと我慢。なるべくカメラをあちこち動かさないのがポイントです。
熱帯魚の代表的な魚、チョウチョウウオです。よく見かけますし、鮮やかな色彩で大きさもそれなりにあるので、被写体にはうってつけの魚。ツノダシなんかもいますが、アレは小さいです。
割と大きな、綺麗な魚です。正直言って水中では何が撮れているか確認することは不可能(操作的にも、液晶が見えない的な意味でも)なので、とりあえず撮りまくって宿で確認、という感じになります。勘がものを言う世界だと、改めて感じました。
初日の海での一コマ。立派なテーブル珊瑚ですが、当然生きてます。生きている珊瑚は鮮やかな色彩付きなのでわかりやすい。しかし、足で踏んだりすると簡単に壊れてしまうので、水中ではなるべく泳ぎましょう!
わかりますか?鮮やかな色の貝が岩の隙間に居ました。カメラを近づけると、口を閉じてしまいます。こんなのも、実際見るのは初めてでした。
鮮やかな枝珊瑚。人工的に色をつけたのではないかと思いたくなる色彩。そして群がる青い魚も美しいです。宮古では、海岸から数メートルの当たり前に足の着く場所でも、こんな光景が広がっています。
少し深いところに行くと、こんな珊瑚もありました。なんだか脳みそみたいな感じですが、潜水撮影はしていないため、触れてもいません。やはり、深いところは恐怖感が違います。足ひれも救命具もないですから、足が着く+αくらいのところがせいぜいですね。
おまたせしました。最後の登場は「ニモ」ではなく「カクレクマノミ」です。ご存じのようにイソギンチャクの上をゆらゆらと・・・つかず離れず、共生してることが伺えます。
尻尾で波に逆らいながら、定着したイソギンチャクから離れない、そんな魚ですが、本当に愛らしい姿。どうか観賞用に乱獲するのはやめてください(`・ω・´)
番外。MIYAが「どうしても銛が欲しい」とまた悪いクセで狩人になろうとしていた・・・ものの、宮古にはそれらしき店はありません。そこで、島の人に聞き込みをしまくって探し出した地元の釣具屋。
・・・観光客絶対来ないって、こんな場所( ゜д゜)
風呂上がりに飲んだ、地元「宮古ゲンキ乳業」のコーヒー牛乳。地元のモノっていいですよね。必ずなにかしら買っちゃいます。
総括としては、沖縄本島から乗り継ぎの手間を経てでも行く価値のある、大変素晴らしい島でした。しかし心ない観光客が変なことをしないように、あまり大勢の人に来て欲しくない、そんな気持ちもありました。
沖縄本島からさらにレベルアップした楽園。もはや、湘南と同じ海とはまったくもって思えません。当然、日程が合えば来年も離島にチャレンジするでしょう。・・・そう、もはや沖縄本島は満足できる海ではなくなったのだから。
余談。おみやげに、泳いで遊んだ「池間島」の特産もずくを買って帰りましたが、そこらのもずくとはレベルが違いました。すっげぇ密度。これぞもずく!