■西東京「吹上明治隧道」リベンジツーリング
行って参りました。おそらくシーズンラストになろうかという11月連休。
無論のこと大渋滞の中…土曜でしたから。すり抜けすり抜け…R16はひどかった。八王子バイパスですり抜けしまくるハメになろうとは…
▲出だし、天気良し。気温もそこそこ、まさにツーリング日和な1日の予感!今回は初顔あわせのメンツ。in職場。バイクはみてのとおり。両方とも単発250ccですたい。…なわけで、ゆるりと旅することになりました。
ツアー的にはいつかYONEと来訪した「吹上ツアー」をなぞるカタチで。その「吹上」の大ボスが今回の狙いなのでね。前回は大ボスの存在を知らずに立ち去ったもので…あれからずいぶんと経つのだが…
▲観光ついでに滝の前で「バッチ来い!」を決める。まだまだ気温も高く元気である。ともあれ、いきなり廃隧道は気が重いので、あきる野付近を観光がてらゆるりと…
これは東京地方では有名な名瀑「払沢の滝」です。ちなみに名瀑100選に選ばれるエリート滝でもあります。
…いやぁしかし、いつ来てもいいものです、滝は。これで4カ所目くらいだろうか、滝にバイクで来るのは。マイナスイオンを浴びて元気いっぱい!?
▲ツーリングマップルに記してあった目当ての天ぷら屋が「本日休業」…小さく書いてあるが、見える?混雑する道を抜けてようやく昼飯にたどり着…けなかった一瞬。「本日休業」…まじかよ??今日土曜日だぞ?いつ開いてるんだ??などと疑問や悪態をつきまくったひとときでありました…
ちなみに、途方に暮れる俺らの前を通りがかった地元のオバチャンの粋な一言で、この後にすぐ近くのそば屋で天ぷらそばを食ったんですが。まぁこれも美味かったので良し。冷えかかっていた体を温めることに成功。
そして
いよいよ、吹上明治隧道への挑戦が始まるのだ!!
▲明治隧道のエントリー部分。横切っているのが現道である県道である(?)…もちろん、なんの標識も案内ない。見逃すな!事前に地図をチェックしていたので大体の部分はつかめていた。現隧道からすぐ脇にある「旧隧道」の存在で完結してしまいがちな名所「吹上峠」であるが、メインはさらに山の奥、現存が貴重な「明治隧道」にある。
ソイツに会うためにはエントリーから気を遣わなくてはならないのだ。
▲謎の小道を突き進むと、突如民家が現れ、道は消え去る。これより先、道らしき道は、無い…美味くエントリーに滑り込むことに成功したら、そのまま突き進もう。いったい何のための道かは分からないだろうが、一応舗装路である小道が高度を上げて行く。そして、廃車なんかがあるけどこれもスルーしよう。
そのままくねくね進んでいくと…やがて一軒の民家が現れるはず。そして、この小道は民家のために存在する道であることも分かるであろう…もちろん民家は今現在も人が住んでいる。
くれぐれも騒音等、立てたりしないように!通報されても知らないぞ!
▲民家を過ぎて藪に突入する頃、眼下には「旧吹上隧道」の姿が見える車止めをまたいで先へ進むと、いかにも獣道な感じの道しか残っていない。しかし、これが確実に明治隧道へ導いてくれるはずだ。左下に旧道を見下ろしながら古代の道を踏みしめていくと…唐突にそれは現れる。
一軒の廃屋…といっても、もはや木の枠だけになってしまったかのような廃墟。これが明治隧道手前の「峠の茶屋跡」だと言われる有名な物件である。まぁたいしたものじゃないので写真は割愛。ここの井戸は枯れている。
そしてその先、木々に覆われ、ひときわ暗くなっているその向こうに…
▲旧旧吹上隧道、別名「明治吹上隧道」の姿。禍々しくもあり、また歴史を感じさせる佇まいはある種神々しくもあるついに対面。明治吹上隧道そのものである。
廃道サイトなどの影響で幾分有名になってしまったこの隧道は、入り口に限っては結構な破壊が進んでる。「通行止め」看板はめちゃめちゃになって足下に転がっているし、なにやら注意書きをしたらしい看板は破壊されていて文字は読めない。
しかし、探索にとって適度な破壊は決して悪いものでもない。なにせ、通行止めフェンスが壊れているおかげで、内部探索もできるのだから<%= fn 'この点は数々の廃隧道に共通する利点である。レポはしていないが「富士大雨ツーリング」の際に立ち寄った旧雛鶴隧道でも同じ事があったおかげで探索できたからである。' %>。
でも、行き過ぎな破壊や落書きはもちろん慎むべき行為である。通行を遮る物体は壊しても良いけど、物件には手をつけないでね…なんて、都合のいいことこの上ないな。( *゜∀゜)
▲通り抜けた先で、反対側抗口の様子。綺麗な造りの抗口付近はとても明治隧道とは思えない保存状態の良さ。内部は真の暗闇で、ライト無しで歩くのは危険である。特に崩壊等が無く奇跡的な好条件を保つ物件であるが、天井から水が滴っていたり、水たまりがあったりとまぁとその程度の障害はあるから、である。
ちなみに、内部は煉瓦巻きが入り口と出口付近、中間部は「素堀」である。いかにもツルハシで削り取ったような荒々しい断面は、隧道マニアでなくても観る価値がある。それにしても、なんと保存状態のいい隧道だろうか…<%= fn 'また雛鶴の話になるが、あの隧道も内部は素堀、しかしながら壁面が崩壊している箇所が見受けられ、隧道としての危険度は「昭和竣工にもかかわらず」明治吹上より高い。' %>。
▲反対側旧旧道の様子。正解の道は左の獣道。真っ直ぐは、自然にできた巨大水路である…この先はまったく道らしき道はない。獣道のような踏み跡が続いている。写真のような「一見道と間違えそうな」水路もぽっかりと開いていて、悪天候の時の付近の凄まじさが伺える。
この獣道を延々と歩いていくと、やがて旧旧道は旧道へ合流する。このあたりも地図の通りである。旧道はちゃんとクルマ2台分の幅を取ったアスファルトの道路なので、えらい差がある。明治と昭和の違いが顕著だ。
▲帰り道は旧道を抜けて元の位置へ戻るのが良いコースだと思う。両方満喫できるしねそして前回も通った「旧吹上隧道」。明治とは比較にならない大きさで、明かりも点いている。もちろんゲートがあって四輪車は通れないので、交通量はゼロ。こちらもついでにじっくりと見学することを勧める。こちらはこちらでなかなか存在感のある隧道だ。
そして元の位置に戻り、最後にバイクで現道を通れば、見事
明治、旧、現の三代に渡る吹上隧道制覇である!ただし、旧道を通ってバイクを止めた位置まで戻ると、結構歩かされるのでその点は注意。現道はクルマの行き来が激しい道路なのでチト怖いけど、我慢我慢…('A`)
さて、無事に吹上の探索を終えたらもう午後もいい時間である。だいぶ寒くなってきたこともあり戦意は下降気味だが、気持ちを奮い立たせて西東京の山の中へ、レッツツーリングとしゃれ込もう。
▲前回も訪れた「正丸駅」。西武新宿線沿線であり、こんな山奥なのに新宿行きの列車が来るのが結構異様である(笑 正直、曇ってきたのと気温の急激な下降で、走ることの気持ちよさよりも絶える感覚の方が勝ってきた。これは正直予想通りであり、また残念でもある。この時期はしょうがないのか…
吹上から県道を走り続け、名栗湖をスルーし延々と森林コースを走る。長い正丸トンネル付近で折り返し国道へはいると、ようやく折り返し地点だ。正直かなり寒い。正丸駅でホットコーヒーにありつき、小休止の後再びバイクへ。
その後もやはり渋滞に捕まった。ひどいものである。
いつでもどこでも渋滞に捕まるのは日帰り圏内では確実に覚悟しなければならない事を痛感。ダリィ。
R16も相当な混みようで、横田基地付近はすり抜けもままならずかなりの時間を無駄した。すっかり夜になり、寒く、ツーリングでもっともツライ時間帯である。
そして、前回も立ち寄った肝試しスポット(?)である「滝川城跡」へ向かう。
▲滝川城跡(公園内)からの夜景。結構キレイに見えるのは、滝川公園内に一切の明かりがない(トイレ除く)からに他ならない相変わらずのわかりにくい入り口(こちらも民家付近が入り口なので騒いだりしないように!)と、真っ暗闇の滝川城跡(公園)内。ここまで割り切って照明設備を設置しなかった東京都はすごい。本当に真っ暗闇。ライトは必携。
だが、前回よりも天気が良かったせいか、月明かりでかなり助かった。ぼんやりとでも地形が見えるのは大助かりである。まぁ、あいかわらず異常なまで明るい唯一の照明設備「公衆トイレ」は全く異様であるが…今回はトイレを利用しました。
▲何か物音がすると思ってライトで照らすと、でっかいカエル君がいた。冬眠の前の一仕事(?)をしている様子ここまで暗いと高性能ライトはかえって危険だ。目がくらむし、消した跡の暗闇が深すぎる。正直、そういう意味ではマグライトくらいの弱い明るさが良いのかも…
luxeonなどの高機能LEDは夜の探索には向かない。点けっぱなしなら問題ないけど…SF-501はオーバースペックなライトでした。
その後、びっくりドンキーで腹ごしらえ。300gハンバーグで落ち着いた後、一気に家路につきましたとさ。でも、最後の最後まで道は混雑していたなぁ…
そして家に着く寸前で突然のスコールに見舞われ、たった数分間の降雨でびしょぬれになってしまいましたとさ。めでたしめでたし(ノД`)