もう桜が散ってしまい、初夏の陽気すらも感じる昨今であるが・・・
また冬ネタ逆戻り・・・というより、記事にするのが遅れた(*'д')ゞ
ええと、今シーズンは「新たなスキーを体験する」というコンセプトの基、昨今増えているファットスキー(パウダースキー)を
購入を前提に試そう、ということで、いろいろ借りてみた。
そう、最近は何故かスキーはパウダーブームで、これまでにあまり置いてなかったファットスキーをレンタルしているスキー場も増えた・・・喜ばしいことだ。もちろん、まだまだ一部を除いてニッチな分野ではあるが。
ファットスキーがどれくらいファットかというと・・・
この写真でわかるかと思う。
二つ並んだまるで親子のような大きさのスキー。
小さい方は、普段σ(^^)が履いている相棒、SALOMONのPocketrocket(165cm)だ。短いが、これでも購入当時はファットスキーの分野であった。今はセミファットという中途半端だがオールマイティーな分野に位置している。センター90mm。
大きい方、これはファットスキーの傑作と呼ばれる代表格、VOLKLのShiro(183cm)である。長いだけでなく、ハンパ無く太い。この太さとトップの長さが、新雪の中で浮力を生み出すのだ。センター119mm。
↑のように、今履いている相棒よりもさらに一般のカービングスキーからかけ離れた形状をしているのが、最近のファットスキー。そして、トップやテールが船の先端のように「地面から浮いている」特徴の物が多い。すべては浮力と、太さ故の取り回しにくさをなくすためだ。これをロッカー形状と呼ぶ。
前置きが長くなったが、とにかくレンタルでファットスキーを試しまくったので、写真だけでも掲載してしまおうというのが、今日の雑記なのだ。
ちなみに購入を前提にしているので、ファットで浮くんだけど、できるだけオールマイティーなスキーを探している。一本でどこでも滑れるヤツだ。
スキーの前後がロッカー形状、ブーツの下のエリアだけ普通の形状というこのパウダースキー分野のスマッシュヒットとなったARMADAのJJというスキー。パウダーファンなら確実に知っている超有名モデルだ。
取り回しもよく、流石ヒットモデルだけあって扱いやすいが、普通斜面ターン時の安定感がいまいちであった。185cm、センター115mm。
全体的には普通のスキーと同じキャンバー、トップが浮力を得るロッカーになっている「パウダーターンロッカー」という形状のROSSIGNOLのSoul7。シンプルかつ目立つデザインで、複雑なプリント物が多いファットスキーでやや異色。
太すぎず、軽い。取り回しもまあまあ、普通斜面ターンもいける。センターが細いから浮力は劣るが、滑っていて楽しかった。なんだか写真だとえらく短く見えるが、これでも180cmある。センター106mm。
日本のスキーメーカーであるkei-skiのファットモデルEzo100。デザインもなんとなく和風。だが雪にまみれるとほとんどわからない。トップとテールが切り落とされたような特殊な形状。普通斜面ターンは手応えがあるくらいしっかりしている。逆に力を抜いてだらだら滑るには向かないかな。細めで短めなので、浮力は正直イマイチだった。175cm、センター100mm。
あれっ!!スキーが折れてますよレンタル屋さん!!
・・・と言いたくなるような特殊ロッカー形状をしたスキー。こんなアホみたいなスキー作るのはガイジンしかいないっしょ(偏見)。SURFACEのOnelife。
上から見ても、やっぱり折れてる。スキー前後が全然接地してない。これだけ反り上がると、ターンしてスキーをたわませてもセンター以外の接地はない。だけど、センター付近がちゃんとしたキャンバー形状なので細かいターンがこなせてしまうという面白いスキー。フリーライド系スキーメーカーはいろいろで実に面白い。179cm、センター112mm。
ちなみに、この形状のおかげで新雪に突っ込んでもトップが雪に埋まらない。
とてもグラフィックが美しい、SALOMONのQ-103sterra。
グラフィックに惹かれて借りたけど、コイツはレディースモデルだ。何故だか、スキーはレディースのほうがグラフィックが良い物が多い。この写真じゃアレだけど、本当に綺麗。部屋に飾っておいてもいいくらいだ。雪山と、手前のもみの木と、パープルの空、というネイチャーなデザインである。
ああ、デザインばっかりしかコメントしてないけど、形状は今持っている相棒と似ているのでパウダー走破力はイマイチ。ターン中に踏むと、ぐにゃっという感触。ああ、やっぱレディース板って柔らかいのね・・・筋力の皆無なσ(^^)でも感じた。165cm、センター103mm。
レンタルした中で最大サイズのファットスキー。写真からじゃ全然わからない(笑
ロシ二本目、ROSSIGNOLのSquad7。
でかい、とにかくでかい。スケーティングで自分のスキー踏んじゃうくらい(´・д・)
パウダー、浮きますハイ。チョッカっても安定してますハイ。でも、でかいっす!
190cm、センター120mm。
ちなみにこのレンタル日は史上最悪の雪災害だったあの日。スキー場はものすご〜〜く水を含んだおもたーい雪が死ぬほど降っていて、正直スキーの感触なんかほとんどわからなかった。生きて帰るので精一杯・・・(-.-)y-~~~
ラストに借りたのが、ちまたで高評価であり、太さ大きさもほどほどというマジなスキー、4FRNTのHoji。
白黒のグラフィックがなかなかオシャレだが、雪の中に埋もれるともはや何が何だかわからない。
ごめんなさい、もう体力も雪質も視界も限界で、何もわからなかったっす。
ただ、素性の良いスキーであろうことは十分わかった。179cm、センター112mm。
レンタルを終えて・・・う〜ん難しい。一時期はこういうタイプのスキーはマニアックな分野であり、選択肢なんかほとんど無かったが・・・今は各社入り乱れていて逆に選べないような状態。本当に、様々なファットスキーがある。
この中から唯一無二の相棒を捜すとなると・・・真剣に、本当に真剣になって一本選ぶならば、3シーズンくらいレンタルに費やさなきゃダメだろう。
だけど、要は「慣れ」であり、順応するのが人間だ。
現に今の相棒だって、ニセコレンタルで借りて次の年購入したはいいけど、当初は乗りづらくてしょうがなかった。後悔したときもあった。それが数年経って、今やどこにでも、どんな斜面でも安心して爆走できる相棒となったのである。
そう、そこまで思い悩むことではないのだ・・・
まして、↓こんな条件に巡り会えることなんか滅多にないのだから・・・
(今年は当たりまくったけど)
さて、ワタシが選ぶスキーは・・・次回へ続く。