暇99%の我が生活において、結構いろいろ記事になることが多い最近。
そんなときに限って、雑記書くのめんどくさくなって・・・気がつくと、記事にする時機を逸した感がある、「出来事の積みゲー状態」。これだから日記系統はため込んでもろくなことがないのだ。
■ Y150、人があまりいません・・・ さて、今回、仕事帰りに「横浜開港150周年記念博覧会」ことY150に行ってきました!
夜割チケット(1200円)で入場し、営業終了までにいちおうベイサイドエリア(メイン会場)は一通り行ったと思います。
噂では「苦戦している」「このまま会期が終わるので残るのは借金の山」「客よりスタッフの方が多い」などと、世間の冷たい視線から散々な言われようのこの記念博覧会。
ずばり言うと
だいたいあってる。
まず、参加企業40社と言われるなかで、あまりにも催し物(パビリオン)が少ない。そして、会場がみなとみらい地域に点在してるのでアクセスが悪い。いちいちいったん出て、道路を歩いて、別会場に再入場・・・と言う手続きを踏まなくてはならない。これは結構面倒で、しかも会場の一体感が皆無でわかりにくい。
そして、屋外の催し物は会場外からでもフェンス越しにだいたいの雰囲気がつかめてしまう。これでは・・・一日2400円払って入ろうと思う人は多くあるまい。
期間限定なので、仮設ものが殆どなのは仕方がないと思う。
市のイベントなので、ハメを外して派手にできないもの仕方がないと思う。
雇用促進(?)でスタッフがやたら多いのも仕方がないと思う。
企画からお役所仕事なので費用の割には内容が伴わないのも仕方がな・・・いのか?
とにかく、見るものがあまりない。歴史資料館的な観点からみても、非常にチープなイメージしか持てなかった。即席会場故、展示とシアターしかない、というのもなかなか客の心を掴むには至らなかったのだろう。
実際、客はまばら。親子連れもいたが、あまり子供に楽しいところとも思えない。
日産のパビリオンで、「エコな目標を立てて、それを色紙に書いてでっかい風船に入れて色とりどりの地球を完成させよう」というものがあったが、閉会まで一ヶ月なのに、でっかい風船の底の方に紙が溜まっているだけ。もの悲しささえ覚えてしまう。
デジカメを持っていなかったので写真はないが、正直あまり撮る気もしない。
相当数の入場者を見込んで(会期で500万人)スタッフ配置や会場のスペースなんかを考えているようだが、現実が見えていない気がした。目につくのはスタッフばかり。300万人突破と書いてあるが、延べ数かなんかだろう。怪しい。企画段階から無理があったイベントなんだと思う。
唯一の見所が「はじまりの森」と呼ばれるエントランス兼屋外レストランに鎮座している「ラ・マシン」と呼ばれるフランスのアート集団の見せ物。巨大な機械仕掛けの蜘蛛が一日5回、起動してその様を眺める、というもの。
ケータイで写真も撮ってきた。
さすがに起動中は見物客で賑わっている。良い場所に留まろうとすると「ここでの立ち見はダメです」とスタッフに押し戻される。微妙にストレス。このマシンは全高14mという相当なでかさ。そこに、パイロットが足一本につき一人、乗り込んで操作するので迫力はかなりのものだが、会場を歩き回るだけでもない、その場で起動して、ちょっと客の方に動いて、戻っておしまい。
・・・もったいないな。会場中歩かせれば相当インパクトあるだろうに。
こちらは一日をの仕事を終えて会場にたたずむ蜘蛛。
なかなか良くできた造形。ソリッドな外見なので蜘蛛かカニか迷うところだが、蜘蛛のようだ。
・・・しかし、横浜開港150年と何の関わりもないロボが一番の見物とは、なかなか複雑な心境だ。生まれも育ちも横浜のσ(^^)にとっては、もっとがんばってもらいたかった。
まぁ、観光客相手なら、このみなとみらいの風景と共に味わうイベント、ということで成り立ちそうだが、果たして遠方からの観光客はいるのか。自分もそうだが、苦し紛れに関係者にチケットを買わせた結果の地元民しかいないような印象も受ける。
う〜ん、三時間ほどで帰ったが、この時間で十分な印象。一日コースとかもパンフレットにあるが、おそらく出し物目当てだと速攻飽きるだろう。横浜という町に来ました、そのついでにY150も立ち寄ってみた、くらいなら一日持つだろうが。
・・・しかしその場合チケット代2400円が重荷になるのは言うまでもない。
やはり、日本でネズミの国に対抗できるモノはないらしい。
■ ところが、居るところには居るんで、次の日に「町内会の盆踊り(夏祭り)」があったんで、ちょいと顔出したんですが。
何!という声が出そうになったんだ。
人だらけで足の踏み場もないほど・・・
屋台で食い物買うのに長蛇の列。老若男女が入り乱れて10分とその場にいられず、退却。とにかく10m離れたらツレを見失うくらいの人、人、人。
・・・Y150に分けてあげたいくらい居ましたとも。