台風のおかげで涼しくなった・・・と思ったらまた明日から猛暑再来だって?
勘弁してよトニー (`ェ´)y-~~~
さあ、今日は最近書いてなかったアリ観察のまとめにするぜ!
色々進展があって書くことには事欠かないんだけど、あまりいろいろ書くと後悔しそうな長さになりそうだから適当にかいつまんで行くZE!
■ クロヤマアリベビーブームの到来
題名の通りだ。まず変化があったのはイエローボックスに入っている女王様。初代女王アリだ(通称黄色女王)。
7月7日、家に帰るとワーカー(働きアリ)が誕生していた。
待ちに待ったコロニー形成の瞬間である。これで名実ともに女王様になった黄色女王、たった一匹で産卵、子育て、頑張ってきたのが報われたわけで・・・なんか見てるこっちも感無量な感じなのだ。
・・・と思ったら・・・
翌7月8日にはワーカーがさらに2匹増えて・・・
翌日にはなんと合計5匹にまで増えた。すごいぞ黄色女王。ワーカーが増えるとコロニーが安定して良いことづくしだというから、この調子でどんどん子供を増やして欲しい。
しかし・・・こうなるとイエローボックスに入れたのが悔やまれる・・・透明度がないから撮影にメチャクチャ不向きなのだ。フラッシュ炊いて何枚も撮影し、光の反射具合から選んだ一枚がこれらなのである。
そして7月12日・・・
透明ボックスに入れている女王Aと女王Bがいる(共にクロヤマアリ)のだが、どうも女王Aの方に変化があったようだ。
あ・・・生まれてる!
こちらは透明ケースなので撮影しやすいのが嬉しい。
母と子のふれあいの瞬間を撮ったのだがいかがだろうか?愛情満点の写真である。
ちなみにワーカーは誕生するとすぐに、女王の体をなめて綺麗にしたり、繭や蛹の世話を始める。生まれてすぐに親孝行するとはなんて素晴らしい・・・まさに働きアリという名は体を表す、なのである。
こちらは女王B。繭がたくさんあるのでワーカーの誕生は近いだろう。
がんばれ女王B!
7月15日・・・
なんと、唯一の子無しだった女王Bにワーカーが3匹も生まれていた!
女王Aはまだワーカー2匹なので、数日で追い越してしまったのである。すごいね女王B ( ´ー`)y-~~
非常に良い写真が撮れた。
生まれたてのクロヤマアリのワーカーは色が白っぽいということをよく示す写真である。
色が濃いほど早く生まれたワーカーということになる。右の白っぽいヤツ・・・複眼が黒いからよく目立つ。全身真っ黒になるとよくわからなくなるが、色が薄いとアリの構造がよくわかる。
ちなみに、数時間〜一日でほぼ全身黒くなる様子。
このように、黄色女王を筆頭に女王A女王Bともに、コロニー形成の手がかりを得た期間であった。
ちなみに3匹一緒にしている女王三姉妹(inアントクアリウム)は・・・何も変わらず。卵を産むけど放置して終了、の繰り返し。
やっぱ仲良くしてても単独じゃないと子育てしないのだろうか・・・
■ 女王A VS 蚊
部屋を蚊(ヒトスジシマカ)がプ〜ンと飛んでいたので、偶然生け捕りにした。
そのまま女王Aのケースにそっと素早く入れてみた。
コロニーに外敵が来るとどんな反応を示すんだろうか?
ヒトスジシマカの最期が迫る・・・
女王アリが歩いてきて、触覚が触れた次の瞬間!
目にもとまらぬ速さで女王が蚊に食らいついた!すごい・・・カメラを用意するも、食らいつく瞬間は逃してしまった。(ムービーで撮影)
その後、暴れる蚊に食らいついたまま引きずり回し、十数秒後には蚊は動かなくなっていた。おそらく大顎のかみつきと蟻酸の波状攻撃だったのだろう。
動かなくなった後は、ワーカーに引っ張られてねぐらに置かれたヒトスジシマカであったとさ。
この後は食料になるのだ・・・貴重なタンパク源であるからな。
やはりアリは昆虫界きってのハンターだ。
■ 黄色女王をアントクアリウムに強制移動
アントクアリウムの女王三姉妹がほんとうに何もしない・・・
ので、無意味と判断。アントクアリウムからプラケースに格下げ移動。こいつらはおとなしいので移動が簡単だった。
んで、空いたアントクアリウムに黄色女王一家を引っ越しさせて観察しようじゃないか!というのが本題。うまく穴掘りでもしてくれればアントクアリウムも浮かばれようというものだ。
しかし・・・黄色女王一家は非常に活発。ケースを揺らすだけで大混乱になり、ケース内を右往左往するワーカーたち・・・とても移動なんかできる状況じゃない。どうしよう・・・
しかもこいつら、イエローケースの隙間を見つけて
脱出して部屋を冒険しているじゃないか・・・!!さっきパソコンの前をアリがナチュラルに通過してったぞ!何事かと思ってしまった。
・・・ちゃんとイエローケースに帰って行くあたりは「巣」として認識してるんだろうけど。
部屋を徘徊されると厄介なので、早々にアントクアリウムに閉じこめたいと思う。
結局、アリが暴れてバラバラに脱出するのは避けられないので・・・
ケースごと無理矢理アントクアリウムに押し込んだ!これなら逃げるヒマもないだろう。
・・・しかし我ながらなんという強攻策。アリたちも驚きのあまり停止している始末だ。
その後、落ち着いた時を見計らってケースを無理矢理引っこ抜いて強制引っ越し完了。
今現在も上記の写真の様子だ。
どうも・・・イエローケースにあったティッシュくずに群がったままゼリーのあるところには一向に移動する気配がない。このティッシュくずは今や巣の代わりになっているようで、においが染みついているからなのだろうか・・・動かない。
これではイエローケースの方が行動範囲広かったじゃないか・・・意味無し・・・(´・ω・`)
観察はしやすくなったけど、アリにとっては良い迷惑だったのかもしれない。
様子をみて本当に移動しないようなら、アントクアリウムの存在自体が無意味になるな・・・今現在ゼリー部分はゴミ捨て場になっているようだ(泣
さて、現在までの状況
黄色女王 ワーカー6匹 繭蛹8個ほど
女王A ワーカー2匹(一時3匹いたが1匹死亡) 蛹繭5個
女王B ワーカー4匹(一時6匹いたが2匹死亡) 蛹繭7個
女王三姉妹 1匹死亡(羽無し子)残り2匹
という具合だ。ワーカーが何故死んでしまうのかは謎である。