後半戦。寝るまで時間がないのでとっとと書いていくヽ(´ー`)ノ
ちなみに、昨日の雑記は自転車返す前に・・・駅近ながら世界遺産の一部「興福寺」とその国宝館を急ぎ足で見学したのだが、あまりの寺巡りっぷりにすっかり写真ごと抜け落ちていた。
国宝館はすべて撮影禁止なので元々写真はないのだが・・・
銘品「阿修羅像」をしっかり見てきたが、周りの収蔵物の国宝乱舞様で完全に飲み込まれてしまっていた。この像が東京に来ると、人だかりでまともに見られないようなのだが・・・奈良まで来れば舐めるように観察できる。邪魔なガラスケースもないし。是非奈良まで来て興福寺で見ることを勧めよう。
さて、二日目。
この日は奈良から少し足を伸ばして大和八木まで行き、そこから自転車である。
近鉄に乗り込んだのだが、この電車、なんとボタンで自由に開閉可能だ。
地元の人には当たり前なのだろうが、σ(^^)の近所にはこんな電車はない。生まれて初めて自分でドアを開閉してしまった。
周りの目はどうあれ、なかなか素晴らしい体験だった。
大和八木まで、しばし地元民と一緒に鈍行でガタゴト。
そこでチャリを借りたのだが、今回は起伏が多いとのことで電動自転車だった。
まずは藤原宮跡を抜けていく。ここは柱の跡しかない遺跡だった。
そしてそこから気持ちよく自転車を走らせると、ここ「石舞台古墳」に到着した。
蘇我馬子を葬ったとされる、国の特別史跡だ。
写真に写っている「挟まっている人らしきもの」は、案内人のオジチャンである。石舞台古墳は中に入れるので、その中にいる観光客に外から説明をしている様子だった。
といってもぶっちゃけると超巨大な石があるだけなので、すぐに見学終了。
次へ向かう。
次に着いたのは、日本最古の寺と呼ばれる「飛鳥寺」である。
ここも蘇我馬子ゆかりの寺とされるが、現存しているのは後身のものだ。
その中に、日本最古の仏像とされる「飛鳥大仏」こと釈迦如来像がある。
じゃあ国宝かと言われればそれは違っていて、重文扱いだ。なぜなら、幾多の損壊を経てきており、当初から現存するのは頭の一部と左手の一部のみだから、である。
いずれにしても一部は間違いなく日本最古のものなので、貴重な物に違いはない。
その後、寺の裏にある「蘇我馬子の首塚」を見学。
このあたりはつくづく蘇我氏の土地であったことを感じる。
電動自転車の力を借りて山を漕ぎ漕ぎ、「聖林寺」にたどり着いた。
小高い丘の上にある。写真は割愛したが眺めもなかなかのものだ。
ここも拝観料を支払って中に入る。本尊は石造地蔵菩薩坐像といってでかいカラフルな地蔵様なのだが、これは子宝・安産祈願の地蔵であるようだ。
その奥に階段が続いていて、これを登っていくと小屋のようなものが見える。それこそが観音堂、メインである。
国宝「十一面観音立像」。
荘厳な雰囲気の観音堂の中では、参拝客が正座して手を合わせていた。
・・・何?撮影禁止だって?いやいや、マジで気づかずにビデオ回したまま中まで入ってしまい、たっぷりと全身を撮ってきてしまったんでありますよ。
だって、開かれた扉の表面に「撮影禁止」と書かれていて気づかなかったんだもの。中にも小さく書いてあったんだけど。
きっちり手を合わせてきたから、堪忍しておくんなせ。
こんな感じで、電動自転車とそれなりの風景。
バイク用に買ったナビもちゃっかりと乗せて走っております。
この後は三輪方面へひた走り、駅前なんかも通ったりする。このあたりの駅はまず見ることがないので新鮮である。
三輪の駅前を過ぎて、狭い道を進んでいくと・・・なにやらこんもりした森が見えてきた。
柵には・・・「立入禁止 宮内庁」の文字。
見た目ただの森だが・・・正面に回ってみよう(どこが正面かは置いといて)。
ここが「箸墓古墳」こと倭迹迹日百襲姫尊命(やまとととひももそひめのみこと)陵大市墓である。
やたらめったら長い名前だが、葬られた人の名前だ。卑弥呼という説もある、最古に近い陵墓である。
目線ではややわかりにくいがきちんとした前方後円墳であり、テレビでも見る有名な場所だ。
まあ、入れない以上はただの森なので見学終了。
三輪方面からきた場合、宮内庁の看板無かったらわからんよマジで。
その後、帰る前に三輪そうめんで昼食。
これがなかなか絶品で、シコシコとした腰のある麺は食べる価値がある。
にゅうめんもあったが、チャリ漕いで暑かったのでそうめんにした。
パイプいすと折りたたみ机にテレビ、とそこらにある大衆食堂な感じの店だったが、しっかりと美味かったのでよし。
さて、そろそろ自転車を返して帰る準備をしなければならないな。
自転車を返したのは桜井駅前の商店街中なのだが・・・
うう、この閑散ぶり。シャッター商店街まんまである。土曜は活気がないのだろうか?
今治の時も感じたが、地元商店街に活気がないと寂しい気持ちになってしまう。
不況ってイヤだよね・・・(-.-)y-~~~
無事チャリを返し、あとは京都に戻るだけである。
桜井駅前でミスドを買い、特急電車を待つ・・・学生が多いなぁ土曜なのに・・・
桜井駅ホームで待ちながら撮影した電車たち。
右の特急に乗って京都まで帰りましたよ。普通列車は地元の人ばっかりだね〜当たり前だけど。
のんびりと指定席に座り、チャリで疲れた後に食べるミスドはなかなか美味かった・・・
50分ほどで京都駅到着。
さて、ここでカメラの電池がやばくなってきた。
なので、後は写真なしである。
京都からは午後3時頃発ののぞみで帰りましたとさ・・・
完全にどうでもいい写真になるが、ナビをつけたまま新幹線に乗り込むと・・・
なかなか面白い。徒歩モードで時速260キロである。GPSってすげーね。
周りの地図も少しだけどわかるし・・・楽しいオモチャですな。
新幹線が早かったので午後7時には家に着いた。
しかし、見えない疲れがたまっているのか、マジで何もする気が起きずに次の日の仕事を迎えたのである。
これでも最低限の写真で綴った前後編であったが、ビデオメインじゃなければ本当はもっと撮っていたであろう。
しかし、雑記にあまり写真が多すぎてもアレなので、これくらいでいいのかもしれない。
しかし奈良で一番の問題は、国宝級が多すぎて被写体厳選に困ることであろうか。
すっかりと目が肥えたような気がした秋の夜であった・・・