■Family旅行〜冬の京都〜
旅の思い出は鮮やかなうちに。
一泊二日のやや強行軍で冬の京都を訪ねてみました。朝7時30分の飛行機で大阪・伊丹空港へ。セレナをレンタカーしてBrobon一家を拾いに。
なにげに初大阪。そして初甥との対面でした・・・
web雑記なのでプライベートは省略(´・ワ・`)。大阪もそこそこに高速で一路京都へ。結構近いんですね〜
昼ご飯をいただいた京料理・手をけ弁当「六盛」。黒豆から始まって、まるで食べ損ねたおせちをいただいているような気分になりました。きちんとした個室で、ゆったりと団欒。・・・しかし、時間との勝負。早々に起つことに。
道すがら、生菓子処「ふたば」で看板メニューの豆大福を注文。
つーかですね、並びすぎ。ほかの店が閑古鳥状態で、ふたばだけがバーゲンセール並みの行列を作っている・・・別に安売りしてませんよ!この写真を撮るのも、行列に頭をつっこんで大変だった・・・店員さん、大忙し。
よし、ようやく観光ですね。まずは・・・
なんと、これが入場券の、ご存じ「金閣寺」。思えば中学校の修学旅行以来?写真を見て分かるとおり、手袋をしなければ居られないほどの寒さ。冬の京都はなかなか手厳しい。
金閣寺の全貌なんかもう見飽きた写真だろうから、とりあえずてっぺんで長い間羽を広げたままの鳳凰さんをズームアップしてみました。そうそう、どうでもいいけど
これら(16:9)の写真はすべてビデオカメラで撮影してるので、広角に弱くズームに強いという特性があります。CMOSなので光にも弱め。
ちなみに、雪が降っていましたが、写真にはうまく写りませんでした。
と、ここで足利義政ゆかりの手洗い場が!さすが足利別邸金閣ですな。優雅なモノです。敷地もなかなか広く、それでいて金閣寺以外の建物も少ない・・・まさに別荘、という風体でございました。
しかし、突然の雪と金閣寺のコラボはなかなか風情満点、得した気分になれましたよ(*^ー゜)b
ここでBrobon一家の「京都と言えば嵐山へ行かなくては」提案により、急遽嵐山へ足を伸ばすことに。なんでも紅葉の名所として名を馳せている場所らしいのですが、この季節。ひたすら寒い風が吹き付けている川辺の一幕でありました。・・・マジ寒かったよ!
さておやつの時間です。
京のおやつと言えば「おぜんざい」。普段は全く口にしないあんこ小豆系の甘味ですが、やはり本物は違いました。
ゆったりしたお座敷で、他の客と顔を合わせることがないという贅沢至極。座敷と言うよりは中庭の見える広間貸し切りといった雰囲気でいただく高級甘味。じっくり雰囲気を味わわなければ価格相応の満足感は得られまい!
わらび餅もうまかったです(*´д`*)けど高い・・・
その夜、琵琶湖畔まで走り、近辺で一番でかい建物、というより目立つ!巨大な客船のようなデザインをした「琵琶湖ホテル」に宿泊。琵琶湖を眺める露天風呂もウリですよ!
そしてその夜のディナー。
こいつがフルコースディナーだったんですが、我がファミリーは一品目から絶賛。手の込んだ旨い前菜が我々中流階級(なんて、σ(^^)は超庶民)の舌を唸らせます。
まだメインディッシュじゃないの?1時間、2時間と過ぎていく時間。誰もが疑問に思いつつも、出てくる料理は旨い。どうしようこのレストラン。旨いけど、料理文句ないけど
やたら待たせる。ええい、こうなったら寝るまで夕食だけでいいわ!
おおっふ。メインが終わって満腹の腹に、最後のスパイスとばかりに食後菜?ここでチーズとは(選択可能)、やってくれる。
最後のコーヒーまで全く気の抜けないディナーを提供してくれた素晴らしいレストランでした。・・・でも3時間近く食べてましたよ!
姪や甥はよく騒がず泣かず、頑張ってくれました。いやホント。
翌日も朝焼けが素晴らしい。今日もなんだかんだいい天気そうです。
来る前は天気を最も心配していたのですが、いやいや、よかったよかった。
こんな感じで大阪京都あたりの家並みはとにかく「密集」つぅか「密着」。隣の家との隙間がない!いや、横浜でもびっしり建った家並は見ますが、数センチの隙間で建つここいらはすごいです。火事になったらたまらんだろうなぁ・・・
ちなみに後ろに見えるマンションの名前は「ロイヤル現代」。なんつーか、素晴らしい。
来ましたよ!朝から観光のメイン「清水寺」です!ここも修学旅行以来。
ものすごい数の店が軒を連ねる参道を抜けると、かなり立派な敷地と建物を持った境内へ。舞台しか取り上げられない清水ですが、数々の堂が寺本来の立派な風格を語りかけてきます。
んでまぁ、誰もが知る構図でパチリと。国宝「本堂」です。
実際「清水から飛び降りる」と言われる所以はこの舞台の高さなのですが、現代っ子(?)の我々はその高さを「奈落」と捉えていたようです。
巷にも「とにかく恐ろしい高さだ」「確実に命は落とす」「なまら高い」
「台北101より高い」などと勝手な想像ができてしまうほど名の知れた舞台ですが、まぁ、確かに立派な作り。
・・・いや、十分高いっすよ?うん。
参道に戻ると、人が数倍に増えている!昼近いから、これからですね。
各店の店員さんも声を張り上げて「かき入れ時」を主張。ちなみに店員さん、中国語らしき言語も話してました。外国人観光客多かったもんなぁ。
三年坂から、全面に京の町並みを湛えた「京都の裏原」とも言うべき街角探索。様々な、本当にいろいろな雑貨やおみやげ物を販売する店が延々軒を連ねます。
このあたりの店は見ていて飽きがきません。ゆっくり見る時間がないのが悔やまれます・・・
趣のある町並みに「一言で○○屋とはいえない」品揃えの店々。ついついカメラを回しまくってしまいます。撮れども撮れども、ああ、いとをかし、いとをかし・・・
気づけばテープが残りわずかしかないぞ!?余りまくると践んでいたのに・・・恐るべし。京。
このあたりは個人宅と小さな旅館、喫茶、土産物屋、雑貨屋が入り乱れています。明確な区別がない。雰囲気は本当に「和」裏原。
個人宅はもちろん年季の入った家が多く、このような年月の刻まれた粋な郵便受けも。しかし・・・これじゃはがきサイズしか入りませんよ〜( ゜д゜)
町の至る所にある街灯や案内板の意匠も目を引きます。
現代の物との融合も魅せてくれる・・・古き日本の文化は、今現在の西洋物主流文化とコラボレーションしてもなお、その輝きを失わない・・・素晴らしいぞ京都!
いえーい!またまた甘味だ!
クリームあんみつ。普段はコンビニのカップでも買わない品目だ。だが、味は甘すぎず上品で小豆がうまい!この店は目の前でどら焼き(ここでは三笠と呼ぶ)を焼いていて、美味しそう。
結局この清水+京の町並みでずいぶん満足。その後の車の移動でついついウトウトと・・・
あっと!次はコイツです。10円玉。
世界遺産「平等院鳳凰堂」でござんす。まぁ、有名有名。でも実際に見るとまた違うね〜。感動的な左右対称。立派、豪華、それでいて超年季が入ってる。これだけで価値は計り知れませんね。
1000年前にこの建物を造れると言うことは、それだけで権力を誇示していたことになるのでしょう。
今も、立派な建物=裕福というイメージは変わりないのですから。
金閣と同じ鳳凰さんがいました。こちらは鳳凰そのものが「国宝」。当時からそのまま、1000年の時を超えてきたのでしょう、にじみ出るオーラは並大抵の鳳凰には醸し出せません。素直にすごい。
よく見ると、色あせ、崩れかけ、それでもなお形をとどめる木製の堂。感動的な頑張りようです。本来の色は失われ、朽ちようとも・・・建ち続ける勇姿は日本人ならずとも感動するはずです。
さすが日本人で持っていない人はいないであろう硬貨に刻まれた建物ですね。他の追随を許さない王者の貫禄がありました。広角レンズを買わずに行ったので、建物全図は撮れませんでした。でも、コンパクトデジカメじゃ無理なんじゃないかな。
旅の最後、余った時間で竹林公園を散策。
どこを見ても竹、竹、竹。亀甲竹、黒竹、黄竹、いろいろ生えてます。竹って木じゃなくて草なんですよねぇ。不思議です。
行きませんでしたがご飯処もあったようで、タケノコ料理でも味わえるのでしょうか。人はほとんど見かけませんでした。
さて、最後はBrobon一家を大阪に送り届け、我々も帰らねばなりません。一泊二日・・・短いです。でも、非常に内容の濃い、すばらしい旅ができたと思います。
それもコレもうちの親がすべて事前計画していたから・・・いやはや、子には受け継がれなかったその堅実性。頭が下がりました。仮にσ(^^)が計画してたらどうなっていたことやら・・・(笑
冬の京都はとにかく寒いです。帰ってきた東京が暖かくてびっくりしました。こんな格好で行ったσ(^^)はイカンですね。でも、今年はダウンジャケットを買うタイミングを逃したので・・・
運動をしない分、スキー場よりも防寒対策は必要かも知れません。特に手袋はマストです。カメラも取り出せないよ!取り出せても手ぶれで写真にならないよ!
いや、京都素晴らしかった(*^ー゜)b