秋・・・といえば観光。行楽。
今回、大阪在住のBrobonと合流し、ファミリーで奈良をサイクリングしにいきましたよっと。
旅行が10/26〜27だから、またしても少し時間が経っちゃったけど。悪い癖だね。
(10/29に書く予定だったので、写真のファイル名がおかしくなってしまった)
今回も写真が多いので二部構成だッ
それでも、ビデオメインだったのでカメラは控えめだったんだけどねッ
今回は一泊二日の行程・・・時間がないので、朝早くから出発だ!
朝4時半起きで、6時に新横浜発のぞみに乗り込んだ。
車内での朝食は、駅弁を・・・おいしくいただきました。
いざ、京都へ・・・のぞみはとても速く、少しくつろいだらもう京都ですよ!
そこから奈良へは、近鉄の急行電車に乗り、朝9時には奈良駅にてBrobonと合流。
再会もそこそこに自転車をレンタルだ!時間がないからね!!
自転車・・・日常生活でまったく乗らない乗り物だ。いや、他のファミリーは日常で乗るのだが、バイクしか乗らないσ(^^)は慣れが必要である。
バックミラー欲しいなぁ・・・ついバイクでミラーのあるべき位置を見てしまう。
なにはともあれ、まずは誰もが行くであろう奈良を代表する神社仏閣、「東大寺」だ。
なるほど、鹿が多い。
朝っぱらから観光客(修学旅行生など)も多いが、東大寺周囲は本当に鹿だらけだ。
近づくと逃げるヤツから、触っても逃げないヤツまで、多様である。
奈良県庁前とかにも鹿が普通に、中庭に居たりするからね・・・
東大寺の南大門。
とにかくでかい!他の寺の山門は何だったのだろうというほどのでかさ。
そして、この南大門は国宝。ハナから国宝指定建造物っす。
みんな、この先にある金堂(大仏殿)目当てに、普通にこの門をスルーしていくが・・・みなさん!これ、国宝ですよ〜
ちなみに、この門にある金剛力士立像(うんぎょう、あぎょう)も国宝指定。
う〜む、すげぇな・・・(*'д')
そして、日本の歴史的建造物の中でももっとも有名であろう、東大寺金堂(大仏殿)である。
写真だとなかなか伝わりづらいなぁ。
これ、あり得ないくらいでかい建物ですよ。俗に「世界一の木造建築物」と言われているだけはあります。
大仏殿内部。写真だとでかさが伝わらない・・・
巨大ホテルの吹き抜けのような空間。奈良の大仏こと盧舎那仏が鎮座している。
木造の建物でこの大きさ。もはや言葉を失うレベルである。大きいとしかいえない。
現代ならこの規模の空間も珍しくはない。しかし、この大仏殿は江戸時代再建のものなのだ。そう考えるとすごい。
創建当時はもっと大きい建物だったというから、当時の常識を完全に外れた代物であったことは間違いないだろう。
大仏殿も再建のものだが、大仏自体も台座の一部以外ほとんどが再建である。
にもかかわらず、ともに国宝指定。
まあ、これを実際に見た後ならば、なんら異論はない。
その後、自転車で奈良大和路サイクリングロードを行く。
その際に必ず目にするのがこの光景だ。
ここは、奈良ドリームランドの廃墟である。いうまでもなく横浜ドリームランドの兄弟だ。
横浜ドリームランドは取り壊され、今や霊園と大学敷地になったが・・・ここは、そのまま残されていた。
「立ち入り禁止」の旨を記した警告文がしつこいくらいに示されている。
入りたいけど・・・無理だなぁ。
そこから、かなり自転車を漕ぎますよッ!
写真にはないが、唐招提寺や薬師寺といった国宝寺を通り過ぎる。このあたりは以前の奈良旅行で入場したので、今回はパスだ。
そして、奈良の古都群からやや離れた場所にある、あの寺が姿を現すのだ!
「世界遺産」法隆寺。別名「斑鳩寺」。
日本国民のすべての人間が歴史で必ず習う、知名度は日本一であろう寺である。
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」は正岡子規の有名な句だ。
聖徳太子ゆかりの寺であり、その古さと保存状態の良さ、文化財の多さはまさに日本の寺の雄といった印象だ。
それだけの寺であるだけに、拝観料もなかなかのもの、1000円かかるぞ!
西院伽羅。法隆寺でも五重塔や金堂などを備えるメインである。
その中でもやはり五重塔はこの寺、ひいては「ごじゅうのとう」という言葉自体を代表する建築物であろう。
とにかく、素晴らしい保存状態である。綺麗。美しい。とてもこれらの建物が日本最古の木造建築物であるとは信じがたい光景だ。
金堂は、竜の巻き付いた柱が特徴的だ。
ズームで撮影しても、建物の美しさは変わらない。近くで見るとやや老朽化に「不安」がよぎった、平等院鳳凰堂とは違った安心感がある。
この保存状態のいい建物一群「西院伽羅」は、そこに存在する「五重塔」「金堂」「回廊」「経蔵」「鐘楼」「大講堂」一つ残らず国宝指定を受けている。
寺巡りをするならば、必ず来なければならない場所である。
法隆寺ある水瓶の姿をした手洗い場。
何となくデザインが気に入ったのでシャッターを切ったが、この後大宝蔵院で同じデザインをした「本物」を見てびっくりした。遊び心とでもいうか。
ちなみに法隆寺は、門から伽羅から昔の食堂に至るまで、国宝指定建造物には事欠かない。大宝蔵院にも数々の彫刻や民芸品などが文化財指定を受けており、国宝も多い。
よく見る観音像とは違う昔の趣をたたえた「百済観音像」や、教科書などで有名な「玉虫厨子」もここにある。必見だ。
さて、法隆寺を後にして自転車にまたがると、程なくして二つの「三重の塔」が見えてくる。
一つ目は、子規の句にも登場する柿をバックにしたこの三重の塔。
まさに絵になる構図。
気になる寺名は「法輪寺」であり、このときは気がつかなかったが、この三重の踏は残念ながら昭和の再建ものであり、文化財指定を受けていない代物であった。
その少し先には、今度は人だかりがしている。綺麗なコスモス畑だが・・・?
敢えて、敢えて三重の塔をボカした写真にしました!
コスモス畑の背景に見えるは、「法起寺」の三重の塔である。
法輪寺のものと見分けが付きにくいが、なんとこちらの塔は建立当時(706年)の物で、国宝。おまけに、法隆寺と共に世界遺産に指定されているスゴいやつなのだ!法輪寺と一緒にするなって怒られそうだが、法輪寺の塔だって落雷で消失していなければ同じ頃の物だったらしいから・・・(法隆寺、法起寺の塔と共に”斑鳩三塔”と呼ばれていたらしい)
国宝であり、日本最古の三重の塔であるコイツを、敢えてボカしたわけです。
(ちなみに法輪寺と法起寺については旅から帰って知りました・・・)
ボカしてない写真だって(一枚だけ)あるんだからねッ・・・
その後、かなり足的にきつかったが自転車を漕ぎ漕ぎ・・・なんとか奈良駅近くのレンタルサイクル屋に返却。
普段使わない筋肉を盛大に使った結果、カナリ、足にきてます・・・('A`)y-~~~
その後は近鉄奈良駅周辺をぶらりと。
金曜の夜だったので、地元の人たちがたくさん繰り出していた。
宿泊はJR奈良駅隣接のホテル。駅が部屋から丸見えだ。
このあたりは近鉄が強く、JR奈良駅前はかなり閑散としている。東日本はJRありきな雰囲気が強いので、なかなか違和感がある。
横浜近辺でたとえるなら、JR横須賀駅と京急横須賀中央駅くらいの差があるか?そこまではないか。でも、両駅の距離といい結構近いものがあるかも。
ここで、次の日仕事のBrobonとはお別れである。
ホームで大和路線に乗り込むまで見送った後、疲れたのでソッコーで熟睡であった。
後編は、二日目の模様を書いていこうと思う。