タイトル

!Caution!『 この雑記は過去ログです。現行の雑記についてはトップページから入ってご覧ください。 』
■2007年02月12日(月)  散財休日
#2010年8月31日に旧雑記から移植した記事です

■ニューオークリー+ビンディング探しアキバ紀行
ハチャメチャな題名ですが、かいつまむとこういうコトです。
オードビー+アキバといえば定番ツアーなのですが、今回はσ(^^)の新兵器ポケロケのビンディング探しに御茶ノ水までも行きます。どこまでも。定番ツアーにはいつもの友人yokと共に。
まずはメシだ!と御徒町周辺で適当に探したあげく、ラーメン横町へ…つっても3店舗しかないよ!前回青葉は食った記憶があるので今回は六角家だ!


▲家系老舗の六角家のラーメン。家系定番の濃厚豚骨醤油だが意外に食べやすい…慣れただけ?
もちろんライスと、トッピングでネギチャーを頼む。コイツ100円のくせになかなか旨い。家系慣れしたせいか、六角家の脂ももはや標準レベルに感じる。ヤヴァいな、俺(つ∀`)
yokがオードビーでパーツ交換しているすきに新作チェックしまくったあげく、どうやら狙いまくっていたFIVE3.0ではなく、別に買わないと思っていたMONSTERDOGの小型(?)モデルチェンジ、MONSTERPUPに流れてしまったワタクシ。試着しまくるウチにホスィくなってしまい、限定カラーということもあり購入…
さて、グラサンはあとで語るとしてとりあえずそのままアキバへ。おぉ〜久々にホコ天であるな。前回もチト立ち寄ってるから最近来るのは2度目だ。気分が乗らないときにはこれほどウザい街もないが、明日も休みだ〜天気もイイし〜とか考えてハイなときは、ネタ街は面白い。


▲おっ!セガフレード!?アキバにあったのか…
ここでセガフレード発見。冬の相棒YONEの住処二子玉以外に入ったことがなかったので、アキバにあったのは意外だ。後で入ろう。
そういえばなんかホコ天で人だかりができまくってると思ったら、謎の女性ボーカル(アキバ系アイドルか?)が歌っていたり、その周りで踊り狂う親衛隊がいたり、コスプレイヤーがポージングしていた。車が通らない大通りはこういう使用法があるのか…だが、かつて(70s-80s)の原宿なんかもこんなカンジだったのかも知れないね。知らないけど。
踊り狂う親衛隊はしっかりとVGA30フレームのケータイビデオに収め、これがある意味収穫であった…


▲ハイジ喫茶?なのか?謎のハイエンドな香りがするぞ…ちなみにクララが立ってるのがキミには分かるか…
こんな建物を横目で見つつ、ヨドバシアキバで動画編集ソフトに探りを入れに行くが、まだ試用期間25日あるので、今回は探りを入れるだけにする。つーか、ソフトの種類もハンパじゃないな。プロ仕様ならいいのか、といえば、使い勝手もあるしそううまくはいかないようだ。悩むぜ。カネの問題が一番だけどね。プレミアプロなんか生涯使わないだろう。13万出せないしね(笑


▲そしてセガフレードへ。此処のエスプレッソは正直ウマイと思うのだが。赤と黒のインテリアも俺好み…
セガフレードでほっと一息。バレンタインということで、オードビーでいただいた高級チョコを食いながらエスプレッソタイムである。う〜ん、聞こえはオシャレだ。此処はアキバだが。
…なに?アキバに来たらメイド喫茶いけって?ほっとけ。ちなみに、御茶ノ水に移動中にメイド喫茶通りみたいな所通ったのだが、凄い数だった…競争は激化しているな。
余談になるが、メイド喫茶というものが世にはばかる前、一度だけ興味本位で入ったことがある店が一番行列していた。メイド喫茶でもやはり老舗は強い。ちなみにその時は季節柄かメイドではなく浴衣喫茶になっていた記憶がある。メイドじゃねぇじゃん。そういえば「お帰りなさいご主人様」も言われた記憶がない。ただのコスプレ喫茶だったのだろうか…たぶん二度と入らないけど。
余談が過ぎた。
御茶ノ水に移動中、最後にアキバ名物あきばお〜に行く。雑貨から謎の電子器具までなんでも置いてある此処は、まさにアキバのお祭り露店といった感じ。結構好きである。店内が狭くて結構疲れるけど…


▲このポップ?には笑った。確かに…
何故か地下が同人ソフトコーナーになっていたので乱入。もうコワイものはない。
一昔前まで同人ソフトとかはあやしぃカンジで、なんかベッタリとしたイメージがあったが、最近の同人は凄いね。ホント、商業ソフト顔負けのパッケージングとラインナップである。CDコーナーにも同人ソングが所狭しと並んでいた。モノによっては言われなければ同人だとは気づかないほど。パソコンが進化したからナァ。
なお、同人ゲームコーナーにはシューティングからアクションから様々なソフトが…ちなみに、σ(^^)はここで何故かアクションゲームを衝動買い。1050円は安い。あ、一応言っておくけどエロじゃないからね。
そして、地下同人フロア出口の階段には↑の写真の表示があった。見た瞬間、即携帯カメラ起動。こういう小ネタは大好きである。
そして舞台は御茶ノ水へ…
なんだかんだと7時を回る頃。後一時間もすれば閉店タイムがちらほらやってくるころだ。急がなければならない。とりあえず最初に入った店は、道のり途上でもあった「ワンゲルスポーツ」で、ここはワリとコアなスキーギアが揃う店だ。御茶ノ水に来たら必ず寄る。…で、ここで早くも目的のブツ発見…
後にヴィクトリアや大手なども見てみるが、ワンゲルが一番安かったため購入。あっさりと見つかったので拍子抜けしてしまった。ICI石井スポーツでは品切れだと言われたのに…

■SALOMON 「Z12-B100」 (スキービンディング)
というわけで、本日ゲットしたビンディングに軽く触れておこう。


▲SALOMONの今シーズンからのニュービンディング「Z」ライン「Z12B100」なお、ビンディングだけを購入したのは初経験
ビンディングメーカーとしてスタートし、今やスノーに留まらずトレックやインラインスケートでも名を馳せるSALOMON。やはり今までこのメーカーで通してきたので、今回もコレで…という理由だけではない。
SALOMONはビンディングに関してはかなり先進的なメーカーで、以前から「軽量」をうたったビンディング生産している。にもかかわらず安全性は確実であり、なるべく軽量で安全なモノを求めるフリーライダーにはハズせないのである。
ちなみにσ(^^)の現板は板もビンディングもSALOMONであり、もう7年目になる。そのビンディングは当時最軽量の900g半ばというスペックであった。そして7年、いろいろな危険なシーンでキチンとリリースしてくれる安心感はまったく衰えなかった。だから、このメーカーには絶対の信頼を寄せている。
そして今回購入したモノは、SALOMONがほぼ10年ぶりに出したニューラインで、「Zシリーズ」というものになる。従来の「S」シリーズの微調整無し、超軽量版といった扱いだ。実際レーサーでもない我々は微調整など使わないし、軽いに越したことはないのでコレを選んだ。売れ行きも好調な様子で、現地では購入可能なものの品薄であるらしい。その重さはなんと800g台中盤という驚くべき軽さ。それでも性能に劣化はないようで、安心して購入できた。
なお、ファットスキー最大の問題であるブレーキであるが、我が板ポケロケ(これもSALOMON製)のセンター幅は90mmであり、ビンディングのラインナップでも90mmのモノを選ぼうと思ったが、ワンゲルスポーツの店員曰く「余裕があるに越したことはない」ということで、最大のセンター幅を持つ100mmモデルを選んだ。数年前なら90mmセンターに対応するビンディングなんか売ってないわけで、受注生産モノであった。ファットスキーも当たり前になった昨今、我がポケロケことPocketrocketは決して太すぎる板ではないのだ。
…おっと、ついつい長くなってスマン(*'д')ゞ
 
その後、チト寄り道でL-Breathを探索。冬物ウエアセールをやっているらしい。御茶ノ水のL-Breathはアウトドアギア系が大量豊富に揃っているため、必ずチェックしたいスポットだ。扱いブランドは有名どころを揃えている。
ここでもうひとつ。

■MAMMUT 「EXTREME」Jacket(非購入!)
なんか、ショッピングに行ったからってこれ見よがしにジャンル消化するのは反則的な気がするが、まぁいいでしょ。しかもこれ、試着しただけで買ってもいないけど…
さて、L-Breathでウエアを見るウチに特に気になった製品があった。


▲本日最上級のゴアテックスジャケット。MAMMUTの製品だ。EXTREMEラインの逸品
↑のジャケット。スマンが写真がハデにぶれまくってるのでトリミングした上にこれでもかとシャープネスをかけてある。
コレ何が凄いって、レスキューオレンジのインパクトのあるデザインもさることながら、非常〜にシンプルな「ゴアテックスの皮一枚」という状態も凄い。無駄を一切省いたこのジャケット、インナーポケットとかフードとか余計なモノは一切無い。なんとスノーアクティビティ用にもかかわらずパウダースカートすらないのだ。そしてお値段も…


▲この一枚、なんと9万円もする爆弾価格である。こういうハイグレードなギアは心を刺激してならない…
う〜む、ゴアテックスジャケットにしても相当な高級品である。こういうハイグレードなギアをリリースするメーカーは技術力があると見て良い。値段だけではもちろん計れないが、ハイエンドモデルを有するメーカー=本格派、という指標にはなり得る。そしてMAMMUTは知る人ぞ知るハイエンドメーカーである。
これまた余談になるが、σ(^^)は同じようなハイグレードジャケットとしてアークテリクス社のサイドワインダーなるジャケットを持っている。過去に日誌でも紹介したが、このジャケットも無駄を極力そぎ落とした皮一枚ジャケットであった。そしてお値段も定価6万円というもので、何となく通じるモノがある。そしてそこから憶測するに、MAMMUTの当ジャケットはアイスクライミング用ではないかと思われるのだ。
…まぁ、一般人にはおよそ無縁のアイスクライミングジャケット。極限下でのギアであるがため、「なんでこんな高いの?」とという価格なのも納得。命を守る道具なのだ。
 
さて、一通り言いたいことを言ったので満足。
その後、yokと共にアキバに戻り、さくら水産で安く魚類をいただいて帰宅。なんにしろ散財デーだったのは確かだ。ああ、今度はビンディングを取り付けにまた此処まで足を伸ばさなければ…と思うと少々憂鬱である。

■OAKLEY 「MONSTERPUP」 (サングラス)
さて、製品紹介ばかりでしつこいが、最後にもう一つ。
今回手に入れたニューオークリーサングラス「MONSTERPUP」。コンセプトは小さくなってジャストフィット、ちょっとオシャレなMONSTERDOGということだが…


▲MONSTERDOGとの比較その1。左がMONSTERPUPだ
レンズ形状を見るにそれほど小型化しているわけでもない。変わりにスクエアなデザインになっている。より見た目に重点を置いた最近のオークリーらしい。尚、最近オークリーはやたらスクエアなデザインのサングラスを連続リリースしている。候補に挙がっていたFIVE3.0などはもっと四角い。


▲比較その2。右がMONSTERPUPである
横からのデザインもさほど変化はなく、小型化したとは言い難い。イヤーステム(つる)部分の形状もほぼそのままだ。ただ、アイコンの大きさが小さくなってよりスタイリッシュになった感想を持った。
従来より日本人の顔にもフィットし、その大きさからも「目の鎧」とでもいうべき存在感と完成度を持ったMONSTERDOGであった(実際、日本でベストセラーになっている)が、その装着感のままさらにスタイルに磨きがかかったMONSTERPUPは素晴らしいデキだ。限定モデルに限らず売れることだろう。
お値段も16000程度とリーズナブル。ちなみに購入カラーは限定カラーで、「Brownsmoke+Goldclear」。いわゆるスケルトンなモデルで、ソリッド感がなかなかイカス。もう一つの限定カラー「Jetblack+Pinkiridium」のほうがビジュアルはカッコイイ。まぁ、レンズの濃さなど実用性で選んだ結果このモデルに落ち着いたわけだが…
ちなみに、今回で我がオークリーサングラスの総数は12になった。アチャー(ノ∀ `)
コメント
Name   Message   

■2007年02月02日(金)  近況など
#2010年8月31日に旧雑記から移植した記事です

■最近暖かいですね
冬はどこ行ったんだろうってくらい。記録的暖冬はウソじゃないようです。
なんでも、早くも杉花粉が散りまくってるとか??まじすか?この時期はウィンター最盛期だというのに??ようやく、蔵王の樹氷(アイスモンスター)もできあがったというのに?もう春ですか…チト勘弁です。
そんな中、先日までの近況などを。

■UPK宅酒盛り+実に久々のアキバ
ようやく連休になったので、ここぞとばかりにおなじみUPK宅に行き、酒を飲みつつダランダランしてまいりました。毎度おなじみですなぁ…


▲行きつけ(?)の鉄板屋でもんじゃを焼くの図。生ビールが美味い
昼にココイチの500gカレー食ったモンだから、夕飯はいつもの店でお好み焼き+もんじゃでビールをいただく。あまり外で酒を飲まないおらは、この時の生ビールが骨身に染みるのだ。う〜ん、ウマイ。。。( *゜∀゜)
毎度毎度おらは食うだけでUPKにすべて焼いていただくのだが、今回のもんじゃも決定的に漏れまくった。写真を見れば分かると思うが、漏らさずに焼くというのは相当な腕が必要なのだと感じた。
その夜は朝6時近くまでなんだかんだで起きていたから、翌日昼に起きるも眠い…しかも、やはり酒を結構食らったせいで体調も良くない。まぁ、普段はこんなんでダラダラして終了〜となるわけだが、今回は思うところがあって実にどれくらいぶりだ?の秋葉原を散策することにした。そろそろ市場のPC製品も一新していることだろう。
午後2時頃アキバに到着…するも、そもそも体調が良くないのと、考えてみたらこの街に用事がないことを思い出し、かなり惰性的にいろいろ見て回った。
んで、ダルくなったころに休憩を挟みつつ、PC製品からガンプラまで一通り見たのだが…


▲ヨドバシアキバのレストランコーナーで貴重な喫煙コーナーをゲット。しかし、ケーキとコーヒーという高価な休憩になってしまった
いつのまにか唯一の喫煙スポットであった「スモーカーズスタイル」の入っていたビルがぶっ壊されてしまって更地になっていたため、タバコを吸うのに苦労した…これからの街はどんどんこういう風に変わっていくんだろうね。
しかし本当に用事が無く、欲しいものも思いつかない状況。なんだか、マジで侘びしくなった。唯一心ときめいたのがBOSEの疑似5.1インチ(実質2.1インチ)サラウンドスピーカーシステムのちっこいヤツ。いい音で鳴っていたが、マジでちっこいのに6マンもしやがる。当然見るだけ…
で、いろいろ見るウチに…何故だか一軒の店だけ異様に安く売っている外付けHDDを発見。最初は迷ったが、何も買わずに帰るのが癪なので購入。つーか、本来こういう理由での買い物はしないほうがよい。当たり前だが…


▲何故か激安だっただけで購入した外付けHDD250GB。余り調子が良くないのが「?」である…
外付け250GB。今の大容量化が進みまくった時代では標準サイズの容量だが、この250GBとは実に、我がパソコンの全容量を上回るサイズだ。時代はまだ進んでいるのか…
体調が悪い中十分アキバをうろついたので8時頃をめどに解散することに。ご苦労サンっした!…この街に次来るのはいつだろうか?用ができる時が来るのだろうか?なんて考えてしまう。…近場の家電量販店の威力を思い知るときだ。
ちなみにこのHDD、USB接続だが…取り付けて起動したのは良いけど、でっかいファイルをコピーしようとすると、作業途中でほぼ確実にトラブる。具体的には途中で全USB機器が通電しなくなってしまうというわけのわからないもの。電源はACから取っているので電力不足ではない。では、なんだ?この状態に陥るとキーボード操作のみ、しかもシャットダウン不可で必ずリセットスイッチを押さなければならないというかなりサイテーなもの。
今日なんか自動バックアップ設定しておいたら、その時間にこのトラブルが発生しやがった。使わない方がいいのかな。外付けHDD…て、買った意味ねージャン。これから究明…できればしていきます。たのんますよメルコさん!!
 
次の日は一日中何に対しても意欲がわかない「なんでボク生きてるの?」状態に陥り、一日中丸くなって膝を抱えていた。こうなると気分はどんどん滅入っていくモノで、結局翌日の仕事をするまでこの状態だった。もういつ死んでもよくね?とか思っていたのだが、仕事帰りには元に戻っていた。おれってわけわかんねーと時たま思うのは、こういう状況の時である。
そして今に至る。最近仕事が落ち着いて早く帰れるので、サイトをどうしようこうしようとかまた無駄に考えるのだが、結局実行せず。ジョジョを読みふけっていた。でも、webスペースがそろそろフルになるからマジで考えないとナァ。
近況の写真を適当に貼って終わることにする。明日も仕事だぁ…


▲懐かしの「リュウゼツラン」の最新映像。どうやら、まだまだ元気で頑張っているようだ。早く花が見たい…

▲北海道に遊びに行ったという職場のヤツに買ってきてもらったお土産達。霜だたみはお気に入り。チト高いけど
…こうして日誌を打つ間も、外付けHDDのせいでいつパソコンが制御不能になるんじゃないかと心配でしょうがないのだ。バックアップはマメに取らなきゃ…
コメント
Name   Message   

■2007年01月15日(月)  天上界の風景
#2010年8月31日に旧雑記から移植した記事です

■志賀高原スキーツアー
いよいよシーズン到来ッ!!
つーわけで、行って参りました。初滑りは本州でもっとも雪質に恵まれ、スキーサーカス全体では日本で一番大きなスキー場群となる「志賀高原」です。
なにげに超久しぶり…つーかあまり記憶にもないのでほぼ初めてといってもよいでしょう、さすがスキーサーカスと呼ばれる規模に圧倒されつつ、制覇を目指しました。モチ、冬の相棒はYONE。足がいてぇぜ('A`)

■志賀高原〜2000m級の雪景色を満喫せよ!〜
新ジャンル設立。
当たり前だが、この日誌形態にして以来初のスキーなので…とにかく、いちいち文章で書くとキリがないので写真にコメント形式で進めます。写真、久々に多いぜ。
なお、ここに掲載した写真はすべてケータイで撮ったものです。ここまでカメラ機能が良ければ言うこと無し。いい時代になったモノですネ!
 
前回、チト遅めに出て渋滞に巻き込まれた苦い記憶があるので、今回は早めに起床。…つっても、日頃の生活パターンとかなり違うので、あまり寝られなかった。4時過ぎに家を出る。速攻でYONEを拾い、いざ中央高速へ。順調に進むこと2時間ほど。夜が明け始めた頃には、すでに我々は長野にさしかかっていた。

朝焼けの富士
そしてトイレ休憩に立ち寄ったサービスエリアでご覧の絶品富士に出会った。朝焼けにシルエットが浮かぶ。気温は非常に低い。霜をバリバリと踏みしめての撮影。息は真っ白。今は好天だが、山の中ははそうもいかない。それは承知の上だが…
渋滞ゼロ。順調に長野道→上信越道へ。途中、当然毎年毎回立ち寄る「諏訪湖SA」で豚汁と飯で朝ご飯。う〜む、スキーに来たという気持ちになってきたぞ。
そのまま、10時には志賀草津道路へ入り、10時半に宿へ到着。
天候は一気に曇り、風も出てきたが気にせず着替え、ゲレンデへ。ちなみに今回の宿は志賀の奥地、熊ノ湯に位置する温泉宿である。

横手山頂上付近はこの通り
ゲレンデの様子は凄かった。まさに、雪と氷に閉ざされた世界。初日は全くもって視界が効かず、真っ白な中にこれまた真っ白に凍った木々や建物があるカンジで、正直滑走には不適切だったが、マイペースで滑った。

当然、このメニューをいただく
そういえばここには今年の夏、家族旅行で訪れている。そして、そのときも写真の名物メニュー「きのこセット」をいただいた。これも、冬に食すとまた格別である。
残念ながら景色は全く見えなかったため、夏との比較写真はこれだけであるが…なにせ、夏と冬でここまで何もかも違う場所もそうそうあるわけではない。意識しなければ同じ場所であることに気づかないまま終わるだろう。

樹氷
ゲレンデ上部の木々はこんな様子だ。
これはもう、霧氷だとか木に氷が付いているだとかそういうレベルではない。完全な「樹氷」である。まさか、まだ見ぬ蔵王の樹氷以外にもこのようなものが見られるとは思わなかった。
…だが、今回のスキーツアーではそれこそ樹氷だらけなのである。まさに、アイスモンスターが山の上部を埋め尽くしていたのだ。
そして、視界も効かぬ、人もまばら…つーかスキー学校の生徒達以外ほとんど見かけないまま、初日終了。今日本当に土曜ですか?と疑いたくなるほどに、人がいない。まぁ、志賀高原のメインバーンはここから離れている(すなわちここが志賀では僻地扱いなのだ)からしょうがないのかもしれない。…いや、人がいないのは結構なことなのだが。
 
翌日。目の前に広がる横手山は、今日も雲ですっぽり覆われている。どうにも食指は動かず、昨日車で下見した志賀メインゲレンデ方面に足を伸ばすことにした。車大活躍である。
志賀プリンスも位置するメインゲレンデ「焼額山」に到着。空は、快晴。やや雲がかっているが視界は問題ない様子。天気がいいからなのか、混みつつあるゴンドラに乗車して焼額山山頂へ…すると。

快晴の樹氷!
 うおおおぉ!!
と唸りたくなるような光景が…美しい。青空に浮かぶ樹氷達は、昨日のそれよりも数倍美しい。一つとして同じものはなく、それぞれに凍り付いた氷の芸術。他の客もみなここで記念撮影をしていた。

ワタクシも記念撮影
…というわけでYONE君に撮ってもらいました。ケータイがここから大活躍である。今回はケータイとビデオに全てを任せ、デジカメ君は家に置き去りにしてきた。頼むぞ新ケータイよ。
とにかく天気がいいうちにこの環境をできる限り味わい尽くそう!
我々は「ヒィヤッッハァー!」とアメ公バリの奇声を上げつつ、雪山に身を躍らせるのであった。いやぁ、気持ちよかった。晴れているのに気温は低く、雪質も落ちない。最高のスキー日和だ。

ひとたび曇れば景色は…
もちろん山の天気は決して安定しないのであり、ご覧のように曇る場面もあった。ひとたび曇り出すと…視界は白一色になる。これはこれで、長野、ひいては本州でもなかなか珍しい光景なのであるが。
ああ、まったくもって説明してなかったが、志賀高原攻略は進んでいる。
先日、視界が効かない中、奥地方面を攻略。横手山〜渋峠(あまりに寒く一度いったきり)〜熊ノ湯〜笠岳(コレも一回きり)と制覇。正直、人もいないし激寒だしで結構な目に遭った。ホグロフスの高性能ネックウォーマー大活躍だ。
そして本日、志賀プリンスゴンドラ前に駐車。焼額山〜奥志賀高原〜一ノ瀬山の神・ダイヤモンド〜道路越え〜一ノ瀬ファミリー〜寺小屋と、今現在ここ。なんのこっちゃわからん人はそれで良し。とにかく、志賀の無数のスキー場群を渡り歩いて(滑って)いる状態である。

これぞ写真にすべき光景ではないか?
いやぁ、しかし良い景色の連続だ。参っちゃう。(*´ー`)
晴れ間が差し、コントラストが高まる。…が、そらに雪が舞っているのがおわかりいただけるだろうか。なんつーか、最高?マジで、ウン。
ケータイのカメラごときでもコレくらい撮れるのだから…ああ、一眼レフを貸してくれ。今だけでいい。この台詞を頭の中で反芻しまくるのであった。雪景色はいくら撮っても撮り足りないと感じる。大好きなんだなぁ。俺は。

日が傾いてきたスキー場
午後も時間がゆっくりと過ぎていく。人は先日よりはもちろん多い(ここがメインバーンなので)が、それでも閑散としていて滑りやすさは最高。そのまま寺小屋〜高天原〜東舘山〜ブナ平〜西館山と来たところで、タイムアウト。戻り方面へ。駐車してある焼額山まで戻る。そこでこのショット。
夕日色になりつつある太陽に照らされたゲレンデは文句なしに美しい。一日中晴れたことはまさに運が良かった。ちなみに、写真に写っている黒いヤツがYONEである。

夕暮れのゴンドラ駅前駐車場
ゆっくりとオレンジに染まるゲレンデを眺めつつ、一服。最高の時間だ。
車に戻り、熊ノ湯方面の宿へと走る。途中も、絶景の連続だ。夕日と雪山のセット。個人的には地上最強の組み合わせだと思っている。そして、その中に今、自分がいるのだ。

夕食はチゲ鍋
冷え切った体で宿に戻ると、夕食はチゲ鍋であった。非常にありがたい。ハフハフとほおばると、じんわり汗がしみ出てくる。先ほどの寒さがウソのようだ。
…ちなみにこの後、頑張ってナイターへと繰り出した。高天原の高速リフトナイターを目指していたのだが、今日が日曜の夜なので、やってなかった…結局、営業していたのは一ノ瀬と焼額山だけだったので、近い一ノ瀬でガンガンすっ飛ばした。一時間半で20本くらいリフトに乗っただろうか。
 
さて、早くも最終日である。
明日からの憂鬱な毎日を思うとため息も出るが、今はそのため息が真っ白になる天上界にいるのだ。標高2000mにいるウチは憂鬱を忘れて滑りまくろうではないか!

超巨大つらら
朝から我々を出迎えてくれたのは、近くの宿の屋根から地面までつながった超巨大つらら。つーか、完全に氷柱である。重さがどれくらいか知らないが、屋根もよくぞ耐え抜いていると感心してしまう。
遠近感がつかみにくいが、二階はほぼつららでシャットアウトされ、一階には窓が見える。それで大体の大きさが分かるだろうか。とにかく、人生最大クラスのモンスターである。ああ、そういえばコイツもアイスモンスターと言えるな。

厳冬期の笠岳
最終日、とりあえず熊ノ湯に向かった。天候は良く、すばらしい笠岳の勇姿が我々の眼前に現れた。まさに雪山である。ちなみに、横手山方面は、本日も雲がその上部をすっぽりと覆っていたため行かなかった。
ここにも、スキー学校の生徒達が溢れかえっていた。言い忘れたが昨日のメインゾーンにもスキー学校だらけ。志賀高原はその収入の大半を奴らに頼っているようだった。そういえば行きの道中、スキーバスとやたらすれ違ったっけ。
ともあれ、高校生だか中学生だか知らないが、こんな最高の環境の中でスキー学校できるのだから、幸せに思って欲しいね…て、そこの生徒、スキーそっちのけでだるそうにサボってるんじゃないよ!

最終日午後の高天原
その後、高天原に車を移動、最後のスキーツアーに出かけた。
先日の続きから、高天原〜タンネの森オコジョ〜東舘山〜西館山〜ジャイアント〜蓮池〜丸池〜サンバレーとひたすら移動に次ぐ移動。結構平坦な場所もあり、スケーティングがキツイ。だが、ここまで来て志賀高原制覇である。端から端まで、巡ったのだ。おめでとう俺達('w`)ノ
午後になるとさらに人は減り、ゲレンデは貸し切り状態。疲れた足を引きずって高速カービングしまくった。キモチイイ。ツカレタ。
そして、いよいよ夕暮れが迫り、志賀高原と別れの時がきた。

天上界の夕焼け
今回、素晴らしい景色を見せてくれた天上界に感謝。
最後には、眼前に妙高高原やアルプスまでくっきりと見せてくれた。だから一眼レフ貸してくれ。とにかく、最高。その一言に尽きる。
帰り際にもその姿が闇に包まれるまで、ずっと綺麗な景色だった。そう、これでようやく去年の同じ時期に味わった最低最悪雨スキーin野沢の時貸したものが帰ってきたのだ。いや、余りあるかも。志賀高原、最高ッス!
帰りも渋滞に遭うことなくスイスイと帰りました…
欲を言えば、新しいスキー板で行きたかった(今回、ポケットロケットのビンディング購入が間に合わずテンエイティで行きました)。事実上足かけ7年使ったテンエイティの有終の美が飾れたスキーツアーでした。
 
あっ…前山スキー場行ってなかった!…制覇ならず(ノД`)
コメント
Name   Message   

■2007年01月11日(木)  福山周辺をいただけ!
#2010年8月31日に旧雑記から移植した記事です

■日帰り福山旅行?〜後編・観光地時間勝負〜
というわけで、後編です。都合上日付が変わってしまうが、致し方ないでしょう。同日付で更新すると、前の日の日誌に半分上書きされるカタチでそのまま続いてしまうからである。…細かいことですけどね…('A`)
 
さて、大急ぎで(?)するべき事を終えた我がファミリーは、すでに午後3時、飛行機が7時半発(しかも空港は離れた山の中!)という迫り来る時間の中、少しでも旅行的付加価値を見いだそうと東奔西走するのである。
まずはじめに、比較的福山から近い観光地「鞆の浦」を見ることに。
ここは、先ほどの会合でも母方の親戚…いわゆる地元人が勧めていた、この辺りを代表する歴史ある港町のようだ。地理が分からない中、なんとかパーキングに車を停めると、すぐそばにあったレンタサイクルを利用することにした。余談だが、我がファミリーは何故かレンタサイクル大好きなのである。…実際、地形に左右されるが、平らな地形の観光地では歩いて回るより遙かに効率的である。
鞆の浦。ああ、港町だ…かなり寂れているが漁港、漁師道具、船、海産物もちらほらと見受けられる。港町特有の生物、港猫も多数見かけた。

鞆の浦の町並みは歴史を感じさせる
歴史は深い様子で、そもそも道が極端に狭い。現代の自動車規格の道とは明らかに一線を画すものがある。チャリでもギリギリ、という道がそこかしこに見受けられる。そう、たとえるなら…鎌倉の裏通りといった趣。ただし、人はほとんど見かけない(まあ平日だし…)。
我々はレンタサイクル屋で入手した手作り観光マップを片手にひたすらにママチャリで縦横無尽に行き交った。ただ…鞆の浦は狭い。同じ場所をぐるぐる回るハメになってしまった。
坂本龍馬が宿泊したという名残の記念碑や、明治時代からたつ石碑などなかなかにヒストリカルなのであるが、ここまで人がいないと「ただの寂れた漁港」の印象が強い。名物鯛ちくわなどもあるようだが、観光地的な土産物屋一軒見かけないのだ。ちなみに、ちょっと古そうな観光旅館・ホテルは見かけたので観光地には間違いないのだと思う。

鞆の浦漁港。古びた行燈(あんどん)が灯台代わりなのだろうか。
こんな景色。誰が見ても歴史深いのは一目瞭然なのだが…イマイチ観光地的には「華」がなかった気がする。40分ほどうろついてチャリを返した。マップに載っている周辺名所は見終わったようだ。やたら寺が多いが、寺は正直おなかいっぱいである。
軒下に小魚が干してあったりして、素朴な雰囲気。かなり好きである。店のオバアチャンによると、サヨリらしいが、サンマを小さくしたような外観は、食う場所がないのではないかと思うほどやせ細って見えた。
まあ、こういうブツを狙っているのは間違いなくコイツらなのだろうな。

港猫、通称シーサイドニャーである
何匹かいた港猫のうち、やや思い出深い模様のコイツをズームで撮った。ケータイが光学ズーム付きでよかったと思える数少ない場面であろう。港猫は人なつっこいので都会猫に比べれば撮影に適しているが、さすがにあまり近寄ると逃げるからね。
 
鞆の浦を離れると、もう時計は4時半を回っている。いよいよ時間がない。だが我がファミリーは諦めてはいなかった。もう一カ所、なんとしても回ろうという意気込み…脱帽です。おらは疲れたので後部座席で寝てました。FM広島のBGMを子守歌代わりに…zzz。
目覚めると、辺りはすっかり夕焼け色。今日も1日いい天気でした。
我が車はどうやら丘に登っている様子。ここは黙って行く先を見ていよう。迫り来る夕焼けに後押しされるように、どんどん高度を上げていく。聞けば「明るいウチに着かなければ」といっているので、どうやら景観がよい場所の様子。
そして、丘の頂上に公園がある場所に車を停めた。そこからは徒歩。肌寒い外気に触れて一気に目が覚めた私も、駆け足で丘の上を目指した。そしてそこに広がっていた風景がコレだ。

絶景の尾道たる風景がこれである
絶景キターー!!
街、港、瀬戸内海、その周辺の山々。全てがこの風景にあった。つーか、正直ケータイのショボイカメラで申し訳ないが、そのショボイカメラでもなかなかの風景写真が撮れるほどにここは絶景であった。
もしここにデジタル一眼レフでもあろうものなら、日誌史上最大の風景画像を無理に掲載して非難囂々であったことだろう。そして調子に乗って「夕焼け写真館」とか作ってしまいそうな勢いだっただろう。とにかく、それくらい凄い。
冷たい風に吹かれながら、静かに暮れてゆく瀬戸内の風景を眺めていると、ココロが洗われていくように感じる。そして、見る見るうちに照度が落ちて闇に包まれていく雄大な景色は、その表情を百にも変えて見せてくれる。飽きることのない時間であった。
…だが、我々は時間に追われているのだ。忘れてはならない。景色を一通り堪能すると、急ぎ車に戻った。時刻は6時。レンタカーを返すのは6時半だというから、まさにこれから秒刻みで歩を進めなければならない。
 
計算高いファミリーのおかげで無事レンタカーを帰す時間に間に合った我がファミリー一同。空港までの道は常にハイビーム状態で走らないと道を見失うような危険な状況であったが、なんとか間に合った。
これで飛行機に乗って無事完了…なわけだが、せっかく広島まで来たのだから、食い物も最後くらい広島らしくシメたいものである。決して広くはない広島空港内を歩き回ったあげくにコイツでシメることにした。

広島といえばそう、お好み焼き!
広島お好み焼きである。
三人前注文したのだが、一枚のボリュームが結構素晴らしいものがあって意外にも満腹になってしまった。そば入りお好み焼きは…いわゆる「モダン焼き」であるね。昔ウチで父親がよく作ってくれたアレにそっくりであった。
味は薄めで、ソースもマヨも控えめにしかかけない。あくまで、素材の味を堪能するのが広島流なのか。豚、シーフード、キャベツとなかなかフルボリュームな逸品であった。
その後、お土産まで物色していると案の定フライト時間超ギリギリになってしまった。それでも、間に合ったのは素晴らしいコトであるが…結局我がファミリーは、日帰り日程で葬式から納骨、会食、観光まで済ませてしまった。人間、やればできるものだ。
帰りに皆で言い合った「まるで一泊旅行でもしたかのようなカンジだね」という言葉も、言い過ぎではないと思う。時間つーのは、使い方次第なんだな〜と、しみじみと感じた普段時間を湯水のように無駄遣いしているボクであった。
めでたしめでたし。
コメント
Name   Message   

■2007年01月10日(水)  祖父の故郷へ…
#2010年8月31日に旧雑記から移植した記事です

■日帰り福山旅行?〜前編・納骨への旅〜
厳密には旅行っていうアレじゃないな。
ともかく、長文を減らすため(負担も)、書くべき事が多い日誌はパート分けすることにする。試験運用。
 
さて、家族そろって休みを取れた最後の日、祖父のお骨を故郷の墓に納めるため、我々は日帰り日程で広島は福山市へと飛ぶのだった。強行日帰り日程、しかも葬儀に供養付き。果たして、無事帰ってこれるのだろうか。
まぁ、なるべく手短に。
 
羽田発6:55の便…すなわち始発で我々は広島に発つ。しかしながら、σ(^^;)は毎回朝に弱いので、チト遅れ気味になってしまった。父親の運転するV6エンジンが唸る…ってやめてくれ〜朝から心臓に悪いっすよ…(ノД`)
んで、とりあえず間に合う時間に到着。ここですべきは、朝食代わりのコレだ。

万カツサンド
肉の万世謹製の「万カツサンド」である。ホットコーヒーと共にいただくが、コレは美味い。柔らかいヒレ肉が美味なソースで味付けされた逸品。
チト忙しいがエネルギーが欲しい朝にぴったりである。できれば、充実野菜も一緒に採りたいところだが…時間がないので搭乗、出発だ。

風景写真ではまずお目にかかれない角度からパチリ
そして、天気がいいようで上空も雲一つ無い快晴!祖父は晴れ男だったようで、告別式も今日の納骨も、非常に天気がよい。眼下に富士が見えたので思わずケータイカメラで撮った。火口がはっきり見えるのはそうそう無いことなのだよ。
そうこうしてる間に広島空港に到着。早い。1時間ちょっとだ。
今日は時間が常におしているので、速攻でレンタカーを借り(ブルーバードシルフィである)、速攻で寺に向けて出発。準備万端の父親が舵を取るクルマは特に迷うことなく順調に進んでいく。
寺到着。予定よりだいぶ早いが、墓を確認して寺の中で待つことにした。幼少の頃来ているようだが、当然記憶になく、私にとって事実上初の祖父の故郷である。

お骨をしっかりと懐く
せっかく故郷に来たので、風呂敷に包まれたお骨(祖父)とおそらく生涯最後の一枚。このあと祖父は地下に眠ることになるから、もう共に行動することもあるまい。だが、最後までこの私が見届ける。安心なされよ。
 
そしていよいよ祖父の親戚(広島在住)が集まり、少人数で、しかしキチンとしたお経を読んでいただく葬式が行われた。横浜ではお別れ会というカタチでやったので、これでようやく成仏できるわけだ。暫し、仏教の世界へ身を置くことにする。
…しかし、このお経というヤツ。小さい頃は「長くてだるい」としか思わなかったが、まあもちろん今でも長いなぁとは思うのだが、キチンと静聴していると、なかなか芸術的なモノである。独特の音で読み上げられ、時折響く「コーン」という、大きなリン?のこれまた大きな音がアクセントになり、これらが組み合わさって数節ごとに別れている感じ。じっくりと見ていると、なるほどこれなら彷徨える魂も仏の御許に行けそうな気がしてくる。
まぁ、ダラダラ書いてもしょうがないのでこの辺で。
そして、納骨…となるが、トラブル発生。関東の骨壺は大きすぎて関西のお墓には入らないという事実発覚。どうやら、関西ではお骨の一部を小さな壺に入れてから墓に納めるようだ。全身の骨を一粒残さず骨壺に入れてしまう関東方式しか知らない我が家族の面々は思い切り面食らってしまった。墓に入らないとは…
お寺さんの機転で得意にしている石材屋を呼び出してもらい、墓の納骨口を強引に広げるというかなり凄まじい手法をもって、とりあえず入りはした。
墓は中も狭く、すでに30年ほど前他界している祖母(祖父の妻)の骨壺もあったため、正直キチンと収まってないのだが…とりあえず元に戻せたので、祖父にはちょっと不安定な体制で我慢してもらうことにした。そもそも時間がないし、今日中に帰らなければならないので、これ以上墓石をどうこう、骨壺をどうこうやっている暇がないのだ。…つっても、大抵のことは話し合った末、結論を出したわけだけれども。
まあ大きな時を越えて夫婦寄り添って墓に納めることができたのだから、使命は果たせた、と思う。これをもって祖父は半世紀以上ぶりに故郷に身をおくことができたのだ。寂しいと同時に凄く嬉しい。
とりあえず墓を元に戻して、供養のお経をいただき、お寺での儀式は終了。今回はなんでも「とりあえず」というカタチにしたが、早々来れる場所ではないこともあり、先行き不明。まぁ、もうちょっとまともなカタチにしますけどね…
 
納骨を終え、親戚一同と福山市内のホテルで会食。

会食のお膳。一品ずつ小出しされる
まぁ、初めて会う(幼き頃会っているらしいが…略)祖父(母)方の親戚なので、もちろん祖父の話がメインで歓談。母も生まれはこちらなので、いろいろと昔話にも花が咲いているようだ。横浜の式では父方の親戚応援団だったため、正直祖父の話はほとんどでなかったのだが…こちらに来て良かった。いろいろな話が聞けたので。
しかし、この歓談、料理の出もあって結構長引いてしまった。
終了して解散、普段着に着替え、クルマに乗るともう3時であった。飛行機は7時半。この後、せっかく来た広島で何ができるというのか…
その模様は、後編にお伝えしよう。('w`)ノ
コメント
Name   Message   

2007年 2月

123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728

<-neo / vin->
□ 雑記カテゴリ □
>> 最新記事 <<

ゲットアイテム
本日のモノ
休日・旅行etc
カメラ・フォト関係
動画付き雑記
レビュー・感想
最近のブーム
インターネット
日常的事件!
小ネタ
フト、考えた。
癒し系
ヘコみ系
写真で近況
観察日記(虫とか)
時事・ニュース
ただの駄文
ビッグ・フォト
トアルデキゴト
二次元イラストCGs
長期のまとめ

■ カテゴリ別 ■
■ 最新10件リスト ■


04月21日 ファイナルスキーin丸...
01月05日 新年会とNEXUS7
12月25日 クリスマスパーティ20...
23日 10年以上ぶりの年内ス...
11月30日 日帰り福島リンゴ狩り
25日 日本自動車博物館の名...
21日 秋のマニアックツアー...
10月09日 YMY・ニセコダッキ...
05月14日  2013春のマニアックツ..
13日  2013春のマニアックツ..


雑記全タイトルリスト


§ ここまでの足跡 §
要するに過去の日誌です
(新ウインドウで開きます)

Webmaster
近影
ENEMY、絵寝

適 正(属 性)

Ski - (video)Camera - Car - Game - PC - Trip - Outdoorwear - Oakley'seyewear - Internet - CGillust - StrayCat - WasteRoad(tunnel) Huge building & Steel frame
デモ キホン ヒキ-



Powerd by えくすりあ
/
+62000くらい