■祖父三回忌・四国ファミリーツアー
はぁぁ。とうとう苦手項目がやってきてしまった。
それは、何を隠そうこの
旅行日誌である。何が苦手って、撮った写真を網羅してチョイスして貼り付け、それについての文章をかいつまんで記す、というその一連の行為がどうにもこうにも「義務的」なのである。
じゃぁ、やめちゃえよ。と思うかも知れないが、これは「自分のための記録雑記」であるがため、避けては通れないのである。故に、苦手項目なのだ。
さて、今回は祖父の三回忌、時期はずれ(没したのは冬)となったわけだが、気にせずに春の四国へと繰り出すのだ。

まずはきちんと法要。これが肝心要。いくらこのあと旅行だなんだっつっても、当初の目的はこれなのだ。じいちゃん、久しぶりだなぁ。
姪っ子もきちんと合掌、よくできました(*^ー゜)b

しかし・・・どうにも天候が良くない。この休みまでは良い天気で、夏に近い日もあったというのに。寒々とした曇天は景色をも暗転させてしまうようだ。
ほら・・・あんなところにも廃墟があるよ。

気を取り直してまずは美景観地、倉敷。古風な町並みを湛えていて、なんとも和やかな気分になる。・・・が、とうとう降り出してきてしまった。
ビデオ撮りながら合間を縫ってシャッター切ってるもんで、これくらいしかまともな写真がなかったり。

午前中は法要で、午後から行動だったもので時間切れ。初日の宿は「日本のエーゲ海」と自称(?)する瀬戸内に面した地、牛窓。部屋には本物のエーゲ海でネコたちを撮った素晴らしい写真集があった。
んで、コイツは部屋から見える海に鎮座していた水鳥。こっちみんなw

天気が相変わらずアレなのでアレだが、好天ならばなかなか素晴らしいところだった。はず。
残念ながら宿を発つまで天候は悪化の一途であった。

ディナータイム。洋食コースだが、フルではない。
確か以前の旅行でトンでもないタイタニック・フルコースに舌鼓を打ったどころかびっくり舌を巻いた記憶があるので、これくらいでちょうど良い塩梅。

翌日。
せっかくなので見晴らしの良いオリーブ園に立ち寄って小豆島とか見るんだ!・・・と思ったら入園者ほぼゼロ。
そりゃぁ、豪風吹き荒れる野ざらしの場所では、このコンディションは無理。海も寒々としてるし。

ならば一気に。ということで、四国へ渡る橋に来ました。
皆様ご存じ瀬戸大橋。複数の橋を繋いだ総称としての瀬戸大橋は世界最大の橋なのであります。さすが有名なだけありますね。
四国の橋々は世界クラスがてんこ盛りですよ!

腹減った、じゃあ、四国=讃岐うどん。短絡的かつ明快。
なんでも高速道路均一千円現象で、うどん屋に全国各地から人が押し寄せているそうだ。おかげで、名店のうち目立つところはドラクエ3発売日並みの(大きな誇張)大行列であった。
ここは、数ある名店でも発見が難しいと言われる知る人ぞ知る場所。それこそドラクエ3で世界樹の葉を探すような(以下略)。

讃岐うどんを食いにわざわざ数時間車に乗るヤツの気持ちは分からないが、うどんは確かに価値がある。卵とでっかい天ぷら付けても400円いかないところとか、ホント讃岐うどんは素晴らしい。
普通に美味いしね。

腹も満たされて車に揺られていると、このあたりには麦畑が多いようだ。なるほど、稲ではなく麦。これはまさしくうどんのためにあるってことだね。
小麦色のふかふかしたモノがそこら中にある。

さて、観光観光。お次は・・・「金比羅さん」か。なるほど、超有名。
そしてご覧の通り、この天候なのに、この人混み。手元のパンフレット(旅行雑誌)は頑なに金比羅さんを紹介していなかったが、理由は分かった。紹介するまでもなく人が集まるからに他ならない。

700段あまりの階段を登頂すると見られるのが、ご覧の景観。途中経過もなかなか素晴らしい、見所の多い観光地だ。気になってしまったのは、参道から連なる店の数々。通りには人出が一杯なのに、誰も立ち寄る気配がない。う~ん・・・なんだか可哀想だが、それでやっていけるのか?
と、心配してしまうほどである。

下山途中には資生堂が運営するちょっぴりオシャレな喫茶があるので寄り道寄り道。この和風パフェはなかなかの逸材だった。甘くなりすぎず、あんこ嫌いでも全然大丈夫的な味わい。
思わず写真もちょっと良い感じになっちゃいました。

歩き疲れたので宿へ。
二泊三日だとゆっくりできて良いねぇ~なんて言いながら温泉温泉。露天風呂からもコイツが見えるんですよ旦那。こいつは「明石海峡大橋」ですよ。渦潮で有名でしょ?
・・・日没間際に太陽がゲットできました。

毎度毎度、ディナーが楽しみである。そして今回は和風フルコース。いやこれが絶品でな。写真の地元名産「宝楽焼き」なんかもう最高ですよ。名産なんでしょうか、鯛が多い料理でしたねぇ。

そうそう、四国瀬戸内には風力発電が盛んらしく、風車が無数に設置してあるんですが、ここのホテルは持ってます。「マイ風車」。超デケーんですが、ゆっくりと回ってます。たしかに露天風呂ふきっさらしだったなぁ。

最終日へ。
まずは当然、鳴門海峡の渦潮でしょう!・・・と思ったら、ちょうど渦潮の引いた時間帯(´Д⊂) でも時間的制約により強行。
この東京タワーばりの「シースルー床」が死ぬほど怖かったんですが、高所恐怖症克服のため、直上で腕立て。下を見ると発狂するので見ないようにしてます(笑

お昼どうすっかなぁ~と、ふらふらしてたどり着いたのが「カリヨン広場」というショッピングスポット。
サティを真ん中に構え、外国風の町並みがそれを取り巻く・・・はずが。
あ、どこの店も・・・「貸店舗」だの「テナント募集」だの。人も・・・見た感じでは居ない。でも、半分くらいは営業中。

「暮らしいきいき、心のふれあい」・・・カリヨン広場。
どうやら、商業的には失敗といわざるを得ないようです。微妙に廃墟化の兆しが見えていて、商・観光業の難しさを思い知らされます。立地が悪いのだろうか。雰囲気は悪くない・・・のだが。。。

写真には残ってないのだが、このあとに「国定天然記念物・阪神淡路大震災断層跡」を見学、地震の恐ろしさと地殻パワーの強大さを思い知り。
いよいよ帰り道になりました。
ここで登場、世界最大の吊り橋・明石海峡大橋!!
・・・が、時間的制約で見学できず、渡っただけ。故に写真も、車内から撮ったコレだけ。世界最大がぁ。橋桁300m弱の超巨大建造物がぁ。(´Д⊂)

Brobon一家を大阪で降ろすために海沿いをひた走ります・・・が、神戸なんかも時間的(略)。なんだか訳の分からない派手な建物を撮るくらいしかできませんでした。車内撮りってむずいよね。

マッチョ男が思い出を焼き付けるように跳躍しているのが印象的でした。

大阪もちょっとはずれになると、ご覧の通り昔ながらの長屋なんかが見られます。正直西日本は疎いのでよくわかりませんが、東京方面ではあまりお目にかかれない光景じゃないかと。
まぁ、そんなこんなですっ飛ばして旅日誌終了な訳ですが、基本的に後から見て思い出せればいい程度の事しか書かないし、何より他人のプライベート旅行記なんかチラシの裏にでも書いてろ、と思う人が大半でしょう今日この頃なので、このくらいでいいのかなぁ。とか思ってます。
・・・カメラ買い換えたら一気に変わるかも。だけど。
(この写真はすべてHV30で撮ったものです)