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■2011年01月31日(月)  天上界の景色・2011「イテツクセカイ」
ようやく初滑り行ってきました(´ρ`)y-~~~
本州といえば・・・ゲレンデが広大&雪質がいい&抜群の環境&日本最高標高&人が少ない(散るから)・・・ということで、毎度のごとく志賀高原です。志賀高原は本当に素晴らしいスキー場っすな。他のところいけんですよマジで。

旅のお供のCX4で撮りまくったので、ほぼ写真のみでお送りします。
(決して文章いちいち書くのがめんどくさいんじゃないんだからねッ!)
それにしてもやっぱコンデジは機動性が段違い。デジ一よりもさっと出せてさっと撮ってさっとしまえる。おまけにバッグいらず。マジでコンデジ派になってしまいそうな便利さでございました。




埼玉のSAで買った五家宝という伝統お菓子。
今はこんな風にかわいくパッケージしてココア風味で売られていたりします。




ゲレンデ着。
やはり例年よりも雪は多めという感じでしょうか。でも、どか雪でニュースになった地帯と比べるとどれほどでもないかな・・・雪質はよいです。




早速滑り始め。蓮池→ジャイアントゲレンデに向かう道路暗渠ですが、上が道路とは思えないことになっちゃってます。




どどーんと東館山神社。ゲレンデの中にあるので毎回目にするけど・・・
今年の雪の量が半端じゃないことを物語っています。厳密には雪が落ちたり溶けたりせずに残っている量が半端じゃないといったところ。




やや幻想。
普段から猛吹雪+極寒で志賀高原でもトップを争う厳しい環境の、寺子屋ゲレンデリフト降り場での一枚。これ一枚撮るのにカメラが凍りそうでした。




今年のすごいつらら。
何がすごいって、その形ですよ。一度ひん曲がってなお伸びる・・・でかいだけのつららは見ますが、こういった「頑張ってる系」も大好物です。
ブナ平ゲレンデのいこい荘レストランブースから。




初日は志賀高原玄関口のサンバレーゲレンデ〜最奥地に近い焼額山ゲレンデまでを往復という定番コースでいきました。天候が寒すぎて、本当の最奥地である奥志賀高原までは行きませんでした。
人がいなくてレストランが軒並みやってなかった、という現実もあります。
(金曜の昼間ですから・・・)




次の日。
起きると、宿の部屋の窓枠が凍り付いていました。
(手前のは水ですが、窓付近のはすべて氷です。結局開けることならず・・・)




今日はもう一つの志賀高原と言うべき高山帯、熊ノ湯ゲレンデ〜横手山・渋峠を攻めます。天候が悪くなったら即冬山と化す過酷な地帯です。
去年はピーカンだったので、横手山山頂とは信じられないような写真が撮れました。
ちなみにこの人たちは、これからゲレンデではない場所・・・すなわち雪山へ踏み込もうとしているプロフェッショナルな方々・・・と思います。




と、駐車場から熊ノ湯ゲレンデに歩く間に凄まじい氷瀑があったのでパチリ。
・・・ん?氷瀑じゃないな。これは建物から垂れ下がる無数のつららだ!あり得ない量・・・きっとこの建物は管理されていない「廃墟」なのかもしれません。
だって、これじゃ窓から景色見えないでしょ。



どんだけ雪のっけてんの!
と叫びたくなった建物。よくぞまあ、耐えてますね・・・これもおそらく管理外物件だろうと思います。耐えられなくなって潰れたら、きっとすごい勢いだろうな・・・
この建物の元が宿だった場合、鉄筋コンクリート造りもあるので、それでこの雪に耐えているようですね。




横手山山頂リフト。
日本で最高地点にあるリフトです。
んで、日本で一番過酷な状況で稼働しているリフト。
さらに、日本で一番乗っていて怖いリフト(個人的に)でもあります。
リフトに乗り慣れてるσ(^^)が終始体をこわばらせているのはこのリフトだけです。まぁ、そんな中でもこわごわと写真は撮るんですけどね。




横を見ると、いつにも増して凄みをきかせるスノーモンスターの群れが。
やはり昼間でもマイナス10度近い気温と、吹きすさぶ冷風がなせる業ですね。今年は寒くて雪が多いせいか、出来もいいようです。




リフト降り場。
中、完全に凍ってますよ・・・まるでマグロ保存冷凍庫の中のような光景。
こんなクレイジーでパッションなリフト施設が見られるのはおそらく全国でここだけです。北海道ニセコでもこうはいかない。




今年もやってきました!横手山山頂電波塔!
いや〜今年も真っ白だ。それにしても、写真が撮れる気候だなんてラッキーでした。二年連続でアタリですね。
まあ、手袋したまま撮影しないと数秒で手が凍えだすんですけど。




気温、これですからねぇ。
ちょっと風が吹いたらあっという間に体感温度マイナス20度以下になりますよ。




展望台にて、柵が凍りついています。
このカニカマボコの断面みたいなヤツ、極寒の強風とともに少しずつ成長するんですよ。
なんとなく、この場所の厳しさが想像つくでしょうか。




横手山の裏山に位置する志賀高原最深部、渋峠ゲレンデ。
このように凍てついたアイスモンスターの合間を滑るという、なかなか味わえない環境でスキーできます。ただし、吹雪の日は生きて立っているのが精一杯な状況になりますが。
今回は風もなく穏やか。ツイてました。




横手山山頂ヒュッテで昼ご飯。
いつもは名物「きのこセット」なのですが、今回はビールストロガノフセットで。
本当に焼きたてパンが旨いです。いくつでも食べられそうなほど。いや、誇張じゃなく。




このアイスモンスターたちを撮影するために、下界からキャタピラつき雪上車(通称キャット)で、たくさんの観光客が一眼レフカメラを手にやってきていました。
その人たちはスキースノボをするわけではないので、スノーシューを履いたり、スノーブーツを装備したりして歩き回って撮影していました。写真が趣味と一目でわかるような高性能カメラばかりでした。




リフト降り場にある広告。
フォルクスワーゲン「ティグアン」の広告でしょうが、まったく宣伝になってません。すべて凍り付いてしまってます。しかしながら展望レストランの看板だけは元気でした。年期が違うってか?

・・・以上、写真とともにお送りした厳冬期の志賀高原2011年バージョン。
今年はコンデジCX4だったのですが、いやはや小さいのはやはり便利でした。前回のデジ一G1の時は撮影のたびに手袋とって、バッグ下げて、カメラ出して、撮って、しまって、バッグ背負って、手袋はめていたので苦労度が段違いでしたね。
しかも、画質的にもあまり遜色なし。
スキーの友はコンデジに決定です。あくまでウェブ用写真の話ですけど。

さて、次のスキーはどこになるやら・・・
コメント
  • くうちゃん(2011/02/01 08:22)
    素晴らしい写真に感動しました。
  • 絵寝(2011/02/01 12:51)
    どうもありがとうございます。お褒めの言葉があったということは、ウェブ用はコンデジ一本で行けるということの証明かな・・・
  • さえ(2011/02/01 14:44)
    わぁ〜\^^/長野県に来てたんですね☆ものすごぃ雪ですね(笑)あたしも次の3連休で帰るんだけど大丈夫かなぁ。五家宝ってゆぅお菓子、本当にあるんですね♪「熱いぞ!猫ヶ谷」を想い浮かべてしまぃましたf^_^;写真めっちゃキレイです(*>ω<)
  • 絵寝(2011/02/02 20:22)
    まぁスキーといったらやはり長野と北海道がカタいですからな。猫々谷ってのは埼玉を舞台にした漫画orドラマなんですな。それなら五家宝が出ても納得。つーか誰もが一度は食べたことあると思いますよ。食えばわかる。
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■2011年01月25日(火)  アリ全滅
今日仕事から帰ったら、アントクアリウム最後の生き残りであったクロオオアリが死んでいた。
これでアリ軍団全滅である。
しかし、このクロオオアリはよく頑張った。年明け前にチビたちが全滅してずいぶんと、一匹で頑張っていた。何度もゼリーに突っ伏して動かなくなっていたが、つつくと動きだしたものだが・・・今日はピクリともしない。

今は真冬なので、アントクアリウムの挑戦は春まで持ち越しだ。
結局巣穴は掘らなかったアリたち。時期が悪かったものあるだろう。
最近の異常乾燥で、ゼリーもずいぶんと目減りしてしまった。

今飼育中なのは200匹以上のミルワームと、拾った謎の蛹だけだ。

蛹は全く動かないが、指で暖めるとすこし腹を動かすので生存確認できる。あまりやり過ぎるとエネルギーを消費して死んでしまうだろうからたまにしか確認しない。何せ、蛹になってからエサはおろか水すら採れないのだから。

ミルワームは寒さにも乾燥にも強い。まさしく放置してれば勝手に生きている。凄まじい生命力だ。この間部屋の掃除の時分、部屋の隅っこを掃除していたら、かなり前にいなくなったミルワームが転がっていた。当然死体だと思って処分しようとしたら動き出したからびっくりしたものである。こいつらも気温の上昇とともに成虫になるかもしれない。

最近の本格的な寒さ・・・外で昆虫類はまったく見なくなった。小鳥たちもエサに困るわけである。
コメント
  • さえ(2011/01/26 14:03)
    ごはんに困らなくても、やっぱり死んじゃうんですか…。一人ぼっちで寂しかったのかなぁ(´・ω・`)あたしも、一人ぼっちになったら死ねる自信はありますが…爆
  • 絵寝(2011/01/26 21:26)
    女王アリのフェロモンがないと長生きできないそうです。一人の時はfieldofviewの「ひとりじゃない」でも歌ってれば大丈夫ズラ。
  • さえ(2011/01/27 15:44)
    FOVに「ひとりじゃない」なんて歌無かったような…?と思って今検索してみたら、DEENでしたf^_^;
  • 絵寝(2011/01/27 22:04)
    そうだね、DEENだね。ちょっと古かったね。年はとりたくないね。でもアレだね、どっちもドラゴンボールGTのテーマソングだったんだね。GTって他にもZARDとか全部ビーイングじゃね?
  • さえ(2011/01/31 11:37)
    そいえば、コナンの曲も全部ビーイングですょね(-_-;)上原あずみクビになったり愛内里奈クビになったり、ビーイングもぉ終わりましたね…。不動産業メインにするのかもしれなぃですf^_^;
  • さえ(2011/01/31 11:39)
    あ、クビになったのは上原あずみだけでした。愛内里奈は事務所に嫌気がさしただけでエイベックスで復活の噂ですf^_^;
  • 絵寝(2011/01/31 21:22)
    一世を風靡した時がバブルと重なって、まだよく持っている企業だと思うよ。たいていのバブリー企業はポシャるから・・・
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■2011年01月18日(火)  連休終了
長い連休が終わってしまった。
実はスキーに行く予定で立てた連休だったのだが、相棒YONEは仕事の都合がつかないらしく、無駄連休となってしまったのである。まぁそこそこ満喫したからいいかな。
毎日CX4を携行して撮影三昧でございました。

突然だけど、ウチの庭にはよく野鳥が飛来する。
特に冬のこの時期はよく見るので、窓際で日光浴をしつつ眺めることが多い。カメラを持ってくるとたいてい逃げられてしまうので、撮影はなかなか難しい。



まず、隣の家の屋根が暖かいらしく日光浴している鈴カステラ・・・じゃないスズメ。
日中も寒い日が続くので、鳥たちも日光浴で体温調整しているようだ。



ヒヨドリはつがいらしく、ペアで行動していた。
にしてもCX4のセンサー手ぶれ補正は凄まじい。限界ズームでも見事に手ぶれを補正してくれる。特に野鳥は動くと逃げてしまうので、無理な体勢での撮影も珍しくないが、成功率が高い。



一番警戒心が強いのはこいつ、メジロだ。
椿の木に蜜を吸いにやってくるのだが、動くとほぼ確実に逃げる。結構遠いのに・・・おかげで、こんな微妙な画像しかなかった。でも、蜜を吸っている瞬間を捉えることに成功した。

部屋でぼんやりと過ごす日は、日光浴;野鳥観察がいい。


映画を観に行った。
っても、大手シアターで堂々公開されている作品ではないので、ミニシアター。



みなとみらいにショートショートシアターがあり、そこで上映される。
観たのは「やぎの冒険」。沖縄の中学生が監督を務めたことで話題になっている映画だ。内容は、なかなか良かったと思う。特に、子供同士の仕草ややりとりの場面、リアルな観察眼はさすが中学生といったところだった。やぎもよく訓練されたやぎであった。



みなとみらいは曇り空の下、寒々としていた。



桜木町駅前で「H+(エイチプラス)」のロゴが入った人力タクシーを発見。
エイチプラスとは何を隠そう、σ(^^)が贔屓にしているアウトドアブランド、ホグロフス関連商品の専門店なのだ。



お昼は天ぷら屋の老舗「天吉」で。混んでた・・・
ここは明治5年創業の老舗だが、サザンオールスターズの原由子の実家としても知られている。



腹ぺこで食べた「かき揚げ定食」。
混雑していたので油が若干茶色いのが気になるが、海老をはじめ具だくさんのかき揚げは美味かった。ただ、明らかに揚げすぎた感があったが・・・


次の日は職場の友達と渋谷原宿秋葉ツアー。まったく定番である。



駅前スクランブル交差点はいつも大混雑。
しかし、この日は気温が低かった・・・みな寒そうに右往左往していた。



寒いがしかし天気はいい。ピーカンである。
青空を反射した表参道アウディショールーム(の隣のビル)と影の歩行者。難しい写真であるがCX4はなんとか写してくれた。
右は表参道ヒルズ付近。人がたくさんいるところを撮ろうと思ったが、結構遠くだったので縮小してわからなくなっちゃった。
しかしこの日は高級車三昧だった。フェラーリ(430・モデナ)、ランボルギーニ(ガヤルドスパイダー)、マセラティ(グランスポーツ)、ロールスロイス(ファントム)などが走っていた。なんなんだこの街は。



最後は秋葉に行ってメシ。今日は行列が少なめだったので、並んでクロスフィールド内の「ゆかり」で大阪お好み焼き。何度食っても美味い。

そうそう、この日は「冬物アウターをセールでどかんと買うぞ!」と張り切って出かけたが、この冬はピーコートが馬鹿っ流行らしく、どいつもこいつもピーコートだったので買う気が失せて、どちらかというと春秋もののミリジャケを買って帰宅。しかし、バーバリーブラックレーベルは強気だ。一円もセールしてやがらねぇ。


再び部屋でマタリとする休日にシフト。
最近XBOX360の古いRPGで当時超話題になった「ロストオデッセイ」つーのを今更始めたけど、一本道RPGはどれも同じ感じですな。メーカーも機種もまるで違う「英雄伝説 空の軌跡」をやってるような気分になった。違うのはグラフィックだけか・・・



今日もヒヨドリが飛来。
寒さで凍ったバードバスに留まったのですかさず撮影。相変わらず失敗しない。
これだから高倍率手ぶれ補正コンデジはすごい。マジで一眼買うヤツ減っちゃうよ。

高倍率と言えば、ズームが効くおかげでこんな夕景も。



日没時に若干霞がかった富士山のアップ。



日没した瞬間をズームインで撮影。黄金色・・・とはこういう色か。
なんにしても、ズームが効くので色々撮るのが楽しくなってしまう。20倍以上のズーム機とかだと、もっと楽しいのかもしれない。もっとも、20倍ともなると三脚無しでは厳しくなると思うが・・・



寒々とした気温だが、鉢植えの花は綺麗に咲き誇っている。
それでも早朝は零下に下がることもあるので、部屋に入れているんだけどね・・・
マクロも得意なCX4なのであった。



庭の植え込みはやはり寂しげ。今は一番植物が無い季節だから。
ここで暮らしていたトカゲ親子はどこで越冬しているんだろう。また春になったら戻ってくるかな。

さてσ(^^)は喫煙者(-.-)y-~~なので、寒くて窓を閉めることが多い昨今、空気の汚れに苛まれてきました。ならやめればいいって?それはまぁ言わない。
んで、なおかつ朝起きたときの部屋の異常乾燥にもノドを痛めていたので、加湿機能付き空気乾燥機を買っちゃいました。



最も売れ筋のシャープ「プラズマクラスター空気清浄機」。
先日秋葉ヨドバシで実物を見たんだけど、39800円今だけ特価。でもアマゾンでもっと安く買えたので、ワンクリック注文→翌々日配送完了。
楽だ・・・アマゾンから逃れられない・・・(´ρ`)

そんなこんなで、明日から仕事ダルー・・・(´・ω・`)
コメント
  • さえ(2011/01/19 17:16)
    鳥って木の実だけじゃなくて、花の蜜も好きなんですね♪なんかカワィィ(*^_^*)「めじろ」と聞いて、まっさきに目白に行った石英さんを思い出しました(笑)ん?目黒だったかな…?芸能人の実家が食べ物屋さんって結構多いですょね♪嵐の相葉くんの実家は中華料理店です(^W^)
  • 絵寝(2011/01/20 22:04)
    右英か・・・そんなレアモンスターもいたっけかな。さえはヤツの目白の家には行かなかったんだっけ。たしか日本酒の空きパックがあった記憶があるな・・・ 嵐の中で相葉派のσ(^^)としてはその中華料理屋も行ってみたいすな。
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■2011年01月13日(木)  RICOH CX4
コンデジの意地を見た。

先日買ったデジカメであるが、タイトル通りリコーのCX4である。
リコー=デジカメという構図自体あまりカメラを知らない人からすれば意外かもしれないが、リコーは昨今有力なコンパクトデジカメ(以下コンデジ)メーカーなのである。
(スキーの際も、相棒YONEはデジ一の前はリコーのコンデジであった)
発売当初4万円台後半だったモデルが、年が変わって新製品が出るのか、半値ほどになっていたので購入。まったく恐ろしい値落ちである。



最初は、ソニーのハイビジョンデジタルカメラHX-5Vを買いに行こうと思っていた。
しかし、こいつも前日まで悩んでいたライバル機であったのだ。
そして、売り場に着いたらリコー店員の強烈な「推し」にあった。当然そんなものに惑わされるσ(^^)ではない・・・ハズだったのだが、店員が実機をもって次々と機能が優秀と証明する作例を撮影してくると、改めてリコー機の良さを噛みしめたのである。
その後HX-5Vも触れたが、やはり「ムービー指向」なカメラであり、スイングパノラマなども面白い機能ではあったが、肝心の写真がリコーに一歩譲るイメージだった。

・・・そうだ、デジカメを買いに来たんじゃないか。一眼持ちでは何かと不便だから、日常から持ち歩いてバシバシ撮れる写真機を買いに来たんだ。
そして、その帰りにはリコーCX4を持ち帰っていたのだ。


作例に入ろう。一つ言っておくが、この機種はリコーの中ではエントリーモデルだ。誰でも簡単に写真、という一番ライトなモデル。それでも、家電メーカーとは一線を画すこだわりがあった。



CX代々から得意なマクロ撮影。1cmまで寄れる。
思えば一眼、G1を手に入れる前のカシオEX-P505が同じくマクロ1cm機だった。
お手軽。画質も2005年モデルのカシオとは比較にならない。リアルなハム太郎だ。
背景ボケも綺麗である。
・・・だが、ボケといえば画像素子(センサー)の大きい一眼の土俵。ちょっと比べてみよう。



同じミネラルウォーターのペットボトルを、同じ条件でコンデジCX4と一眼であるG1で撮影。
まぁ、当然の結果だ。しかし、コンデジでよく頑張っている。全然文句ない。
むしろ広範囲にピントが合う方がポートレイトや静物撮影以外は向いているから、お父さんのレジャー撮影にはCX4の方が向いているという証明にもなる。
え?どちらがどっちかって?そりゃ、背景が綺麗にボケてるほうがG1ですよ。

続いて、どうしても今回のコンデジ選びで外せなかった「高倍率ズーム」。
CX4はなんと10.7倍という高倍率の光学ズームレンズ搭載だ。寄りたくてもレンズの制約で寄れなかったG1では得られなかった画角が得られるのは大きい。しかも、G1のレンズの値段の半分以下で本体ごと買えてしまうんだから。コンデジはスゲー。



広角側と望遠側。ああ〜寄れるって素晴らしい。
しかも、それほど極端にF値が落ちない(3.2倍ズームのG1と同程度)し、CX4の売りでもある強力なイメージセンサー手ぶれ補正でカッチリとシャッターが決まる。
これが欲しくてコンデジを買ったと言っても言い過ぎではないくらい素晴らしい。

最近のコンデジの機能には「ダイナミックレンジ補正モード」なるものがある。
ようするに、明るめの画像と暗めの画像を連写して合成することで、より白飛び、黒飛びをなくす素晴らしいモードである。



ダイナミックレンジ補正なし(←)とあり(→)シャッタースピードは同じ。
何となくわかるだろうか。ありのほうが、より影の部分が影らしく、しかし描写は損なっていないことを。微々たる差であるが、これが歴史的建造物など緻密な陰影を求められるものになると、あって良かった、と思える機能なのだ。
・・・まぁ、三脚使って手動で2枚撮って、後でソフト合成もできるけど。このモードで撮った方が比較にならないくらいお手軽だから。
ホントにメーカーも色々考えるものである。G1にはこんな機能無いぞ。



ハイコントラストモノクロカラーモード。
何となくハイセンス(っぽい)写真が簡単に撮れる。散らかった部屋の中も、こうやってみると実にアートに見えたり・・・しないか(笑

最後に、CX4の新機能「夜景マルチモード」を紹介しよう。
これは、ダイナミックレンジ補正と同じように連写した写真を合わせることで、手持ちでもディテールの細かい夜景写真が撮れる、というモードである。余談になるが、最初このモードのフォーカスが無限に設定できていなくて何度もピンボケ夜景を撮ってしまった。
右に、絶対比べてはいけない「長時間露光夜景(8秒)」を載せておく。



・・・やっぱ載せるんじゃなかった。夜景マルチ(←)が完全にかすむ。
しかもこの夜景マルチはこのような遠景ではなく、比較的近くの夜景を撮るのに適しているらしいので、この画像はそもそも選択ミスなのである。
長時間露光できない場面での使用を想定してるのに、長時間露光画像と比べること自体がナンセンスだった。でも、(→)の8秒露光、かなり頑張ってると思わないだろうか?裏面照射型高感度CMOSセンサーの賜だと思う。
(夜景マルチの真の実力は、しっくりくるものが撮れたら改めて載せてみようと思う)

と、なんだかんだ試してみたリコーのお手軽デジカメCX4であるが、そもそも家電メーカーのお手軽モデルとは質が違い非常に満足できるものだった。
もちろん、ソニーのコンパクトフラッグシップ機HX-5Vと同価格帯(CX4の方が高い)なので実は全然お手軽じゃないのだが、今回ニューモデル発表間近の大セールをやっていたので購入した次第である。

それにしても最近のコンデジは良く出来すぎである。このコンパクトなボディによくぞここまで・・・と本当に感心する。小さい画像素子でも十分に綺麗で低ノイズな画像を残せるようになった技術は脱帽。メーカーの苦労が偲ばれる。
電池の持ちが若干不安要素だが、それでもメインだった一眼G1をケースにしまわせるに十分な実力であった。

・・・というわけでこれから雑記はCX4の写真メインになります。


コメント
  • さえ(2011/01/14 16:39)
    やっぱりカメラ1台で変わりますね。写真家の腕も、実は腕だけじゃなくカメラ選びの目にかかってたりしますょね…。あのね、さえロシア上空でオーロラを見たんですよっ!!!カメラ構えたけど、飛行機の窓越しだったせぃかカメラのせぃか全然映らなかった…(ToT)でも本当に綺麗でした〜♪えねさんのカメラなら撮れたかな☆
  • 絵寝(2011/01/16 00:30)
    そうですなぁ・・・ってロシア上空?海外旅行したときかな?なんにしてもオーロラはとても撮影が難しいと聞くので、そこらのカメラではカラーノイズ程度にしか映らないんじゃないかな?綺麗に撮ろうと思ったらそれこそ高性能一眼、三脚、レリーズ、高感度レンズなど高価な機材の出番でしょう。カメラが弱い3大条件は暗闇、ぼんやり、ハイコントラストなので(うち2項目に当てはまるね)。
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■2011年01月10日(月)  アキバゲーセン事情
先日、実に久々に旧友UPKと新年会(と称したただの酒会)をやった。
思えば今愛用しているDENIMEジーンズを買って以来の会合である。秋〜年末いろいろと忙しかったので全く会えず今に至るという感じだ。

さて、氏の部屋に入ったσ(^^)は、最初から度肝を抜かれた。
なんだ、これは???
そこにあったのは、人の身長を超えるほどに積み上げられた数々の箱。中身はほとんどがぬいぐるみかフィギュアである。



しかし、氏はアニメ分野はガンダムを除き疎く、絶対に買うわけがないと思っていた。
そしてそれは半分当たっていた。これらはプライズゲームの景品だったのである。平たく言えばこれ全部UFOキャッチャーで獲ったということだ。
いや、以前からお菓子系のプライズゲームに彼がハマっているのは知っていた。冷蔵庫には景品のお菓子が山と詰め込まれていたし、チョコレートには絶対困らない環境であった。
しかしお菓子系では処理しきれないし、何よりもUFOキャッチャーにハマったということで、どうやら獲物が大物にシフトしたようだ。

ともあれそんな山と積まれたプライズをよそに酒盛りしたわけだが・・・
翌日、σ(^^)が目をつけていたデジカメを購入するために向かったアキバで、この光景がいささかの異常でもないことを目の当たりにすることになる(かなり大げさ)。

久々にきたアキバは、ものすごい人出であった。
それもそのはず連休中日。通りはまともまっすぐと歩けないほどの人、人、また人。この不況にあってアキバは活気に満ちている。PCパーツ系専門店が倒産する中で、やはり元気だったのはフィギュア、コレクターズグッズなどのキャラクター商品である。

そして、アキバに数あるゲーセン。
入ることはほとんど無かったが、UPKのプライズハントにつきあって中にはいると、そのほとんどのフロアはプライズゲームに占拠されていた。かつてゲーセンと言えばビデオゲームだったが、その面影はあまりに薄い。入り口から建物ほとんどのフロアがUFOキャッチャーや類するもので埋め尽くされている。



店内の撮影ははばかられるので人がいないときにしか撮れない、故に人気ぶりは伝えにくいが、とにかくプライズゲームのオンパレードなのだ。ここはクラブセガ。
たしか数年前入ったときは対戦型ゲームが隆盛で、所狭しと対戦型ゲームが置かれていたフロアのはず。そしてその後オンラインゲームになり、それもほぼ駆逐された形なのか。



店内には初音ミクなどのボーカロイド曲が流れる。
んで、店員もそれらのコスプレを着て業務している(女性限定)。プライズゲームの景品も、当然今ヒットしているメディアのキャラクターばかりだ。正直、ほとんどわからないのだがそれはこれらにハマっているUPKも同等。
要するに、UFOキャッチャーでいかに金をかけずに戦略的に景品を得るか、というところがハマる要素なのだろう。それは正直わからないでもない。フロアを見回すと、カップルから学生の集団まで、実に様々な人がプライズゲームに興じていた。
中にはどでかいビニール袋を満載しているプライズハンターの姿も見かけた。



プライズゲームの賞品がゲーセン内に見本としてディスプレイされていた。
ほとんどがフィギュアだが、市販品との差別化を図るため、これらはすべて非売品が原則である。そして期間限定品であるから、入れ替わりも激しい。飽きられずに定期的なインカムが期待されるビジネスモデルとしては、ビデオゲームらに大きく水をあけたのも納得。
キャラクターも様々で、ライトユーザーにも取っつきやすい。例を挙げればワンピースやジョジョなどの人気ジャンプ系キャラのフィギュアも前面に出されていて、顧客がマニアックな層だけではないことが伺える。
(ワンピースに至っては、新景品が入荷!とどでかい等身大POPまで登場する人気ぶりだ)

そして驚いたのは、プライズゲーム景品売買専門店が存在したということだ。こんなの、少なくともσ(^^)は知らなかった。店内に並んだフィギュアたちはすべて非売品(ここで買えるけど)。
なお、非常にと言うか異常なくらい凝り性のUPK氏は、店内の目玉商品の数々を、すでに"あの箱の山"の中に所蔵しているようだった(それも複数)。

総じて驚きとともに感心すらしてしまったプライスゲームだが、そのギャンブル性にも目を向けなければならない。すなわち、一度手を出した台からは簡単に手を引けなくなるという心理をついた商売であるということだ。たとえは悪いが、パチンコやパチスロに通じる心理的戦略がやはりここにもあるのだ。だって、自分がかなりの金をかけてようやくゲットできそうな台、途中で放置して帰れますか?
言わずもがなだが、簡単に獲らせてくれる台なんてのはごくごく希である。ある程度金を積むことを覚悟しなければならない。

昔からゲーセン入り口にあったUFOキャッチャーだが、いまや内部までもを支配しつつあるのだ。
あ、σ(^^)が買ったカメラは後日紹介します・・・
コメント
  • 時代とともに変わるのね。(2011/01/11 00:34)
    久々に内容の濃い雑記だね。コスパを考えるクセが染みついたアチキは絶対やらないね。見に付くこと(食事)が最優先でゲームや時間消費嗜好系には食指が動かないのだ。だから確実性の少ないギャンブルもやらない。つまらない堅実人生だけど生きてる本人は十分楽しんでるカナ。サンミャもどっちかといえばそっちだよね?(笑)
  • さえ(2011/01/11 17:07)
    うぱさん?カナ?さえもあそびたいです!!(*>д<)フランス料理美味しかったですよ♪ただやっぱり量が…旦那さんもキツイって言ってましたf^_^;
  • 絵寝(2011/01/11 22:45)
    >bon 全くその通りだ。こういう、ある種羨ましいほどのこだわりというか金と時間の使い方を見ると、自分が超つまらない人間に思えてくる不思議。視野は広く持ちたいものですな。      >ざえ よくわかったな〜かつてのメンツで未だ唯一リアル交流があるのが彼なのだよ。 フレンチは腹を空かせていくべし(´ρ`)
Name   Message   

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