強風から一転、天候の回復した日曜日に、花見がてら東京散策に行ってきた。
ちょうど満開の時期、行くなら今日しかないと前から決めていた日程だ。晴れて良かった・・・
相変わらず
写真だらけなのですっ飛ばしていく。
さて、今回の最初の目的地は「月島」である。
そして目的はこれ、昼飯にと選んだ東京下町名物もんじゃ焼きだ。
前回の浅草のように「どうせなら地元の味わいのものを」という結果。
月島のもんじゃストリートは予想以上に凄かった。どこもかしこももんじゃ焼きの店だらけ。おばちゃんが元気よく客寄せしている(半ば強制的に席に案内されそうになるくらい元気よく)。
そんな中、路地裏のこちらが気になったので入店。
店の中は芸能人の色紙だらけ。
古そうなたたずまいでこういう店は少なくないが、ここのはレベルが違う。店中に貼ってあり、もうスペースがないくらいだ。この時点でアタリの店を引いたと確信。
ちなみに、左下の顔写真付きは「相武紗季」の色紙だった。
一番人気を頼んだが、凄いボリュームだ。今までのもんじゃより食べでがある。
店員が手際よく焼いてくれる。土手は広めに作るのがコツなんだなぁ〜
他の客もだいたい一番人気を頼んでいた。
店内はいつのまにか大混雑。店員忙しそう。
もんじゃといえば当たり前かもしれないが、みんなビール飲んでるねぇ。
今回は昼だから自重したけど、夜飲みでもんじゃ食ったときは必ずビールだったから気持ちはよくわかる。
お好み焼きも頼んで満足満足。
月島の川にはこういう屋形船がけっこう停泊している。
夜になると宴会するのかなぁ。なにげに奥の桜が満開なのを主張している。
小綺麗な道と高層ビルディングが目立つ場所だが、昔は本当に下町然としていたようだ。う〜ん・・・あまり想像できないな。
そして、歩いたからにはこいつを渡りたかったのだ!
「こち亀」でもおなじみ、下町の人気者「かちどきばし」である。
結構立派なアーチ型トラスで、あまり歴史を感じさせない(塗装されたからか)。
かつての跳ね橋時代の面影か、道路に特殊な信号機が設置されていた。現在は半永久消灯中。
橋の途上に管制室みたいな小屋があった。
かつて跳ね橋だった頃は、ここから操作したのだろう。
中央を介して向こう側にも同じ小屋が設置されている。
そして、川に向かって信号機。船に通行のサインを送っていたに違いない。
国の重要文化財(←ここ重要)なので、状態も素晴らしい遺構だ。
ここが中央部分。
ここから左右にゆっくりとせり上がって、船を通していたわけだ。
今は全く平坦で、ジョイント部分やヒンジだった部分もわからない。言われなければ跳ね橋だったとは気がつかないくらいだ。
渡り終えて本土側から望む
予想以上に立派な橋だったが、やはり水上からの高さがないのは感じる。
かつては水上の要所だった場所も、今は小型ボートや屋形船が主役。それなら、跳ね上げは必要ないね。
昭和15年竣工。
渡り終えたところで、立派な桜を発見。
綺麗に残してあって、街の景観に一役買っている。満開だなぁ。
さて、道路沿いに進んで、せっかくなので築地市場の方を通っていく。
広大な築地市場のフチ沿いに進むとまず見えるのがこれ。
「なみよけじんじゃ」である。波除の名前の通り、漁に出る人たちが安全を祈願してここに来てから船に乗り込んだに違いない神社。
敷地こそ非常に小さいが、見た目はしっかりしている(当然か)。
神社には左右からこいつが睨みをきかせている。
どでかい獅子の頭である。赤と黒で一対。
神社なのでおみくじやお守りも販売していたが、敷地が狭いせいか常に見られているようで居づらかったので、そうそうにお参りして退散した。
(黒い獅子を撮り忘れてしまった 泣)
今日は日曜なのでほとんどやっていないが、ここで一般の人も市場にはいることなく築地の味が楽しめるようだ。
色とりどりのシャッターもオシャレ。建物も新しく見えるが、造りが・・・なんてーか江戸流でなかなか風流を感じさせる。
ぐるりと回り込むと市場正門。
当然中は静か。時折フォークリフトが行き交うくらいで、シンとしている。
さ〜て、市場を過ぎるとようやく着いた。
花見がてらの場所に選んだのは、「浜離宮恩賜庭園」である。
実は月島で結構な時間迷ってしまって、すでに閉園まで2時間を切っている。
しかしまだまだ、次々と人が庭園内になだれ込んでいた。天気がいいから、こういう場所は人気だね。
早速、浜離宮恩賜庭園に咲き誇る桜をご覧頂こう。
桜の周りにはカメラを持った人だかりが出来ていた。
ケータイ、コンデジ、一眼・・・様々なカメラを持った人が笑顔で行き交う。桜って素晴らしいね。
コンデジを持った人はやたら接写に明け暮れていたが、σ(^^)はもうあまりやりませんよ。アレは結局カメラ初心者が楽しむものだから・・・実のところ、桜は接写よりも景色との調和が大事だと思う。接写だと、後になってどこの桜かわからなくなるでしょ。
まぁ、接写、楽しいんだけどね・・・たいてい背景が綺麗にボケるから。
さて、浜離宮に来たことだし、これぞ浜離宮!という写真でも。
う〜む、この自然+開放感と、近代的高層ビルのコントラストが実に素敵。
これが汐留の緑地「浜離宮恩賜庭園」の景色だ!
・・・と個人的に。
桜に群がる人々の図。
庭園内には樹木がたくさん。ちょっと疎いのでわからないが、様々な日本の樹木が植えてあるようだ。その中でも松はよくみかける。
菜の花畑も広がっていたが、時期が時期だけに終わりかけていた。
桜よりも季節が早ければ、こいつに人が群がっていたに違いない。なにげに背景にビルとの相性も良いね。
有名な松といえばこれ。
その名も「三百年の松」であり、その枝振りはちょっと考えられないくらい。
写真だとぎりぎりすぎてわからないかもしれないが、右端にある幹からドドーンとせり出して目の前まで枝が張っている。すげぇ。松すげぇ。
さすが、江戸時代からの生き証人は貫禄が違う・・・
庭園内の池はすべて海水を引いて造られている(だから園内は潮の香りがほんのり)。
そしてその池には鴨のつがいが仲良く浮かんでエサをついばんでいる姿が見られる。
淡水じゃないのであまり生き物がいそうにもなかったけど、何を食べていたのだろう・・・?
なんと!こんなところで「リュウゼツラン」との出会い。
数年前にこの雑記にもよく登場した彼(?)だが、あの場所に無くなって以来すっかり見なくなっていたが・・・庭園には鎮座していた。
相変わらずのでかさ。相変わらずの葉の分厚さ。花が咲くのを一度見てみたいものである。
庭園が閉園してしまったので退出。
目の前のばかでかいガラス張りのビルは何だろう、と思ったら電通ビルだった。
直下から見上げると、消失点が確認できそうなくらい綺麗なガラスの壁。
時期的にもふと、大地震が起きたら・・・と思うとちょっとゾッとする。
さて、この後は野暮用(後日雑記にて)のため秋葉へ。
なんかいつも秋葉で終わるけど、用があるか、無いときはメシ食うところが多いだけの理由で来ている。
別に言い訳する必要ないか。
そこで見かけた「スゲー痛車」を見ながら、今回の雑記を終わろうと思う。
両方初音ミクカー(正確にはボカロカー)なのだが、レベルが高い。
前者はとても珍しい「ティファニー・クラシック」の痛車。この車は数年前に沖縄のホテルに展示してあるのを見たきり。馬鹿でかいので恐ろしく不便なレア車だ。
と思ったら・・・↓
(追記:どうやら光岡自動車がティファニークラシックに似せて発売していた国産車「ラ・セード(1800cc)」の様子だった。つーか本物の「ティファニー・クラシック(5000cc)」が痛車であるわけないか・・・)
後者はブラックボディになかなかハイセンスな配色の痛車だが、窓からミクさんの生首がぶら下がっているのが高得点である。
はい、どうでもよかったですね。
というわけで、春の東京を満喫した一日であった。