ヤベェヤベェ・・・またしても日にちを置いてしまうところだったぜ。
記憶が新鮮なウチにざざっと雑記ってしまおうと思う。
日にちは3/11・12の一泊二日。泊まりがけでは間違いなく今シーズンラストツアーだ。気合い入れていこうッヽ(´ー`)ノ
メンバーはニセコ組ボーダーのMktin、Mottiに加え、日帰りツアー組の初級スキーヤーKenedyも参加した四人組である。
先日までが温風に砂塵舞い散る「春の嵐」だったにも関わらず、当日の朝は冷え込んだ「冬の朝」そのものであった。
我々はラッキーであろう。先日までの20℃越えという気温ではスキーどころではない。
本日の朝は3℃そこそこという寒さで、身が引き締まる思いだ。
行きはガーラでもおなじみの、東京6時35分発上越新幹線「たにがわ」である。毎度同じ時間の列車だ。
今回はスキー、ブーツ、ウエアその他を事前に送ってしまったので、バックパック一つの手ぶらでスキー状態だ。
こう言っちゃなんだが、今まで荷物持って行ったのががあほらしくなるくらい楽である。
なんと、越後湯沢駅は雪であった。しかも、結構な降りである。
もちろん、この時期ならではの湿ったぼたん雪だが、しっかりと積もっている。
これにはいい意味で予想を裏切られ、我々のテンションもグングンガンガングイグイ上昇(今井メロ風)であった。
そこから、シャトルバス(600円)で苗場プリンスホテルを目指すのであります。
そう、今回は苗場プリンスホテルに宿泊ですよ。
言わずと知れた超〜便利ホテル。数年前にYONEと来たときはカネをけちってここにしなかったけど、やっぱり苗場といえばプリンス。余談になるが、ガキの時分は毎年ここでお正月を迎えたモノですよ。
もちろん、当時とは時代も違って安いプランも目白押し、おまけに平日だから来られたんだけどねっ☆
(ウチの親、マジがんばったんだなぁ・・・ (-.-)y-~~~)
とりあえずプリンス内にあるヤマト運輸から荷物を受け取って、ロッカー(100円)に荷物詰め込んで廊下で着替えるんだYO・・・部屋はまだ空かないからね・・・
そして。久々の苗場!ホームゲレンデに帰ってきた(大げさ)という感じもひとしお。
天候は曇り、気温は-6℃前後とこの時期にしては上出来。
湯沢エリア最高雪質クラスの苗場なので、良く滑る素晴らしい雪だ。
ただ・・・ガスっていて、上部は見えない・・・
んで・・・強風で・・・ゴンドラ以下運転見合わせ、ゲレンデ半分以上はアクセスできず・・・
歯がゆい感じであります。
写真はプリンスに向かって滑りはじめようとするMotti、下にMktin。
しかし、苗場に進出したゴーゴーカレーで微妙〜な昼飯を済ませた頃には・・・
(ゴーゴーカレーあまり美味くないし、割高設定だし、店内うるせーし・・・微妙)
晴 れ て き た !
いよいよか?いよいよか?と、試運転をはじめたゴンドラ方面を凝視しつつ、手前のリフトで滑走。
やがて第二ゴンドラ運転開始!(第一ゴンドラはそもそもやる気ナシ)
速攻で飛び乗り、上部エリアへアクセス!
ああ〜ゴンドラ以上はリフト一本しか動いてない・・・まぁいいか。
苗場名物・大斜面を滑る初級スキーヤーKenedy。
この日は、前日までの暖かさで溶けた雪が凍り、その上にうっすら積もったゲレンデ状況。
ただでさえ日陰が多く凍りやすい大斜面は・・・文字通りアイスバーンゾーン!
みなさん苦労してました・・・でも、やっぱり眺めがいいと楽しいね〜
ゴンドラ運転開始が遅かった上にアイスバーンが基本なので、この日はゴンドラ一本のみ。
あとは下部ゲレンデでまったりと流してました。
プリンスホテルは2号館タワーの宿泊。
7階から見えるナイターゲレンデ。
2号館は、苗場プリンスでも新しい館なので、気持ちよく過ごせた。思ったより部屋も広く、ソファーベッドさえ気にならなければ十分満足。
ちなみに、ナイターは最高。
2号館前のリフト一本しか動かしていないが、高速クワッドなので効率も良く、適度に締まった雪はかっ飛ばすのに最適。本当に気持ちいい・・・あと100本滑れるぜ、というくらい、気力も満ちあふれた最高の滑走だった。
9時ギリギリまで滑って、大風呂(500円)に入って、酒かっ食らって寝ちゃいます。おやすみ〜
翌日・・・天候は、快晴!
暑い・・・日差しの暑さで目が覚めた。気温が元に戻ったようだ。
一泊なので、帰る支度・・・かったるい・・・
部屋をチェックアウトし、再びロッカー(100円)に荷物をぎゅうぎゅうに詰め込んでいざ、スキー場へ!
まずは、ゴンドラ→ペアリフト→今日は動いていた山頂リフトに乗り継ぎ、筍山山頂へ。
予想通り気温が高いせいで雪は急速に緩んできていた。
このままだと、今日午後には溶けたシャーベット状態となるであろう。
写真は山頂にある電波塔。
山頂からの風景・・・苗場プリンスホテル方向を望む。
向かい側にある浅貝ゲレンデがよくみえている。先日少々荒れた分、今日の視界は良好だ。
ギラギラ照りつける日差しの中だと、なんだかピクニックに来た気分だ。
しかし、時間があまりない。今日は、苗場から長距離ゴンドラ「ドラゴンドラ」に乗って、となりのかぐらスキー場まで行かなければならないのだ。
下山途中、ポケットからいろいろ紙類をばら撒きながら高速で滑り降りていったスキーヤーがいたので、それらを回収してゴンドラ乗り場に届けてやった。まったく、世話の焼ける人だ・・・ポケット閉じてから滑りなさい。
(中身にプリンスホテル宿泊関連のものがあったので、重要かと思い届けました)
さて、ゴンドラに揺られること20分・・・そこは、お隣のスキー場である「かぐら・みつまた・田代」である。前回、雨の時に・・・来たね。
ドラゴンドラ降りてすぐの巨大鉄塔!みつまたエリアもリフト降りてすぐ目の前にそびえているが、コイツはその続きの鉄塔だ。
写真じゃ遠近感が伝わらないが、超でかい「幹線鉄塔」である。
青空に映えるね〜~~~-y(´-`*) o○
この日は、春を通り越して初夏・・・であった。
気温は10℃。昨日よりも平均15度以上高い。まさにプチ夏日!
ものすごい日差しで、ゴーグルなしでは目も開けられない。サングラスでもいいっていうか、おそらくサングラスがもっとも適していた。ゴーグルが暑くてしょうがない。
完全に雑記し忘れていたが、一個お気に入りのゴーグルがダメになったので新しく買った「晴天用ゴーグル」が役に立ったのだった。
OAKLEY「SPLICE」サイモン・デュモンというフリースキーヤーのシグネチャー。ネットに在庫があまりなく、悩んだ結果これになった。
マットブラックベースのフレームに、レンズはOAKLEY史上もっとも暗くて使いにくいと言われたFIREレンズである。
とまあ、この真夏の日差しにはうってつけの暗いレンズFIRE。
汗はかいたが大活躍してくれた。てか、このレンズはマジでこれくらいの晴れじゃないと真価を発揮できないのである。
かぐらスキー場まで行って、タッチして帰ってくる感じ。時間がねぇ。
半袖で滑っている人もいるくらいの陽気、人も火曜日なのにわんさかいたし、活気溢れていた。やっぱ関越のスキー場はひと味違うわ。
そのまま田代にとって返し、ドラゴンドラで苗場を目指す。写真はドラゴンドラの一直線に架けられた様子がわかるもの。
そのままリフト乗り継いでプリンスホテルに滑り込み、速攻でひとっ風呂浴びてから荷物まとめてヤマトへ預け、手ぶらでホテルを後にしたのだった。時間ギリギリだったが、実に有意義な時間の使い方だ。
越後湯沢駅で軽めの夕飯。
コシヒカリと地卵をウリにする店で、「かっぺ飯」を食らう。ご飯の上に冷えたとろろと溶き卵がかかった「卵かけご飯」だ。
これが、疲れた体に染み渡る旨さだった。こういう飯が、旅の終わりにはイイネ。
(重ッたるいの食うと、また体調崩しかねないので・・・)
18時35分発の新幹線「とき」で東京へ・・・
あれ?なんだか変わった新幹線が来たぞ・・・?東京に着いたら、写真撮るか。
おおおっこれは・・・!
なんと、帰りの新幹線は旧系である200系であった。右が普段のヤツね。
調べたところによると、すべての新幹線在庫で、3編成30両しか存在しないという超・レアもの新幹線だったのだ!顔が今は無き0系と同じではないか〜
東京駅は、にわか撮影会場と化していた。
先頭車両付近には、デジイチを持ったサラリーマン姿の人たちの姿・・・てか、仕事にそんなもの持ってくるなよ・・・てか、この時間帯に来るの知ってたのか?あと、通りすがりの人々もデジカメやスマホで次々と撮影していく・・・
とにかく、大人気の旧車両でありましたとさ。
(ちなみに、3月末で200系すべての営業運行が終了し、国鉄時代の「丸目」新幹線は姿を消すことになるらしい・・・どうりで人気だったわけだ。偶然乗ることができてラッキーだったとも言えよう)
そのまま、通勤電車にもまれながら帰宅・・・でも、手ぶらに近かったので楽だった・・・
これから、新幹線スキーの時はなるべく荷物は送ってしまうようにしよう。
今回の苗場は、忘れていた苗場ならではの「便利さ」を噛みしめたツアーになった。
ホテル前がすぐにゲレンデ、どこに行ってもホテルが下にある・・・そんなホテル一体型スノーリゾート、苗場は、プリンスに泊まってはじめて良さがわかるのであろう。平日は広大なホテルを人混み気にせず利用できるのでマジオススメである。
気候も冬、春と二日に分けてまったく違うものが体験できたし、スキー場自体も記憶より楽しめるものであった。
苗場ツアーはこれからも定番となり得るであろう。
一言いうとするなら、「苗場プリンスに泊まったらナイターをやれ!」ということくらいか。