「雑記さぼりすぎ!」
と、天の声が聞こえてきた。
どうも、まだまだ何らかの制約に縛られているようだ。もっと気軽に書けばいいのに。
さて、時期も時期だけに飼育日記が増えるが、そこはご勘弁いただきたい。
本日は、ここ数日で新しく加わった仲間たちの紹介だ(もちろん野生産)。
ある日の仕事中、夜、信号待ちの最中のこと。
信号が青く点るのを待ちながらふと脇に目をやると、何かが石垣にへばりついていた。虫・・・?
その正体を知るや、すぐさま確保。手持ちの書類ケースにそっと移し、仕事終わりにそのまま帰宅した。
そう、コクワガタ(雌)である。
書類ケースの中に確保したまま帰宅したときは、死んだように動かなかったので心配した。しかし、家に帰ってチャイロコメノゴミムシダマシ(以下ダマシ)ケースに放すと、どうやら元気になったようだ。
そもそもダマシのケースは、クワガタ・カブトムシ用のマットと木を使用しているので、クワガタに適しているのは当たり前なのであるが。
ダマシと仲良く昆虫ゼリーをなめあうコクワガタ。
何でも食べてしまう、最強生物ゴミムシダマシの餌食になるのでは?と心配したが、その堅い甲殻と大きさで、むしろダマシケースの女王として君臨しているようだ。よかった。
たまにダマシが近づくと、足を「ピッ」とやって寄せ付けない。女王はツンだぞ!
さらに・・・
またある日の仕事中。
古めの民家の壁に、何かが張り付いている。
その正体をつかむやいなや、捕獲に乗り出す。素早い・・・が、地上で奮戦、確保成功!
光の速さで書類ケースにそいつを放す、今回のブツは柔らかいので慎重に・・・
帰宅し、お目見えである。そいつの正体とは・・・
アニエスbのトレードマークでおなじみ?「ヤモリ」である。
この恐竜顔にタイガーアイのような瞳。白っぽく平たい体。すばしっこいトカゲ系。
ニホンヤモリを確保したのだ。こいつは英語でゲッコーというので、「月光」と名付けた。まんまであるが呼びやすいのでよし。
月光くん、とにかく逃げだそうとする。すばやく捕まえないと部屋に放逐する羽目になってしまう。それはそれでG退治に役立ちそうだが・・・
体は柔らかく、丁寧に掴まないと怪我させてしまう。
「はなせー」と指をカプカプしてくるが・・・これが全然痛くないうえに、下手するとヤモリのあごが骨折してしまうので注意だ。とってもヤワで繊細なトカゲさんなのです。
とりあえず旧万年ケースに放逐。
彼(しっぽの付け根がふくらんでるのは雄である)は夜行性なので、物陰でじっとしている。
う〜む、亀に比べていまいち面白みがないか・・・人目を避けるのである。しかしヤモリとはそういうモノ。
そして飼育難易度は跳ね上がる。その理由は・・・
エサ、である。彼は生きた小さい昆虫しか口にしない。決して。なので、生き餌が必要不可欠なのである。
我が飼育物の生き餌代表イエコオロギは・・・ただいまほぼ全滅状態。5mm以下のチビではエサにならない。そもそもイエコの血筋は絶えさせられない。
う〜む・・・明日、ホームセンターのペットコーナーでコオロギ買おうかな・・・
ヤモリのお得意、張り付きを可能にする指紋(?)を接写。
大きく指を開き、しっかりと壁に張り付いている。もちろん、天井にも張り付けるのだ。
よく沖縄のホテルで目にしたヤモリを、まさか自宅で飼うことになるとは・・・
とにもかくにも、生き餌の確保は急務だ。すでに彼は2日絶食状態である。
もし、買ってきたコオロギに餌付かない場合、むざむざ死なせるわけにはいかないので野に返すつもりだ。
彼は万年に代わる癒し系飼育物になり得るのだろうか・・・