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■2006年05月12日(金)  ゲーム続編のあり方を考える
#2010年8月30日に旧雑記から移植した記事です

■−FC―スペランカーと"スペランカー2"(アイレム)
先日、スペランカーを1ラウンドですがクリアしました。
んで、今日も仕事が終わった後はレゲー攻略に精を出すわけです。まったく何にハマってんだか…
なんか、ただもうね、こうなんつうかファミコンおもしれぇ(笑)…でも、当時の値段(4900円とか)出して買うかと言われれば絶対買わないけど。当時のゲームの意義が見えてきます。
それすなわち内容が薄いから難易度上げてクリアさせねぇというもの。
あんまりだ。
でも、本当にその通りで、いざ進めるとあっという間にエンディングなんつーのもザラです。特に初期は…何時間かかるかと思って攻略始めたら十数分で終わっちゃった、なんつーのもあります。もっとも、スペランカーもそういうゲームでしたが。
で、そのスペランカーに続編があるのをご存じでしょうかね。
その名も「スペランカー2〜勇者への挑戦〜」
やばい、題名からしてどこかかっこよさげだが、明らかにあの最弱主人公を死なせないように気を付けながらジャンプボタンを押すタイミングを読む、スペランカーの雰囲気じゃねぇ
ちょっとプレイしてみて…なんだこれは!!
全然違うゲームつぅか、共通点は主人公の一人が「探検家」で、1の主人公をちょっと彷彿とさせるグラフィックなだけで、後の要素は何もかも違います。まず主人公3人から選べとかいわれるし。
しかも、ジャンプで自分の背より高いところから降りても死なないもん。なんか、ライフメーターまであるし。なんだこのゲームは??おまけに、アイテムらしきものを取ったら、RPGよろしくメッセージなんか表示されたよ。
…………
まあ、すなわち全然関係ないゲームに成り下がったというわけです。
まあ、ごらんあれ。
スペランカー
>誰もが知ってる有名なスペランカー。
スペランカー2
>こちらは存在すら知らなかったスペランカー2。
見た目も全然違います。ちなみに2の画面で、主人公は左端にいる紫の「魔法使いの爺ィ」。わかりにくいですが魔法を撃ってます。その時点で関連性ゼロ。
スペランカー2では武器も選べて、敵をバッサバッサ切り倒せますし、フィールドを歩いてダンジョンを探すような要素も加わってます。…確かに、ゲームとしては進化したと言えるでしょうが…しかし。
どうやらスペランカーがヒットしたので続編を作ろうとしたらしいですが、アイレムさんは何か思い違いをなさったようですね。最大の思い違いを。
スペランカーがヒットした要素は極弱主人公を注意深く操りながら、数少ないアクションで徐々に地底へ導いていく緊張感とスリルにあったんです。武器をしゃあしゃあと使いこなして、しかもパワーゲージまで備わり、ダメージ食らっても回復できるようなゲームにはそれがありません。
…なるほど、超無名なわけだ。
現に「スペランカー2」でググっても殆ど肝心の「2」の情報には巡り会えません。ここまで差が生まれた続編というのも珍しいくらいに、全くの無名ゲームです。
それでも根気よく探すと、どうやら攻略本も存在したようです。

スペランカー2攻略本情報
>アマゾンに攻略本らしきページが。
そっか〜攻略本も一応出ていたんだな。しかし、ここまで無名とは…
ん?


!?

スペランカー2攻略本のお値段
>何!?
こ、攻略本が5000円!!??バカな!!
当時のファミコン攻略本程度が、最新FFなどの分厚い辞書級の攻略本の倍以上するだと??
思わず目を疑いましたが…
どうやら、発行部数が少なすぎてプレミア価格が付いたようです。勝手な憶測ですが、まず間違いないでしょう。この分ならソフト自体も相当なプレミアが付いているはず…なのですが、ソフト情報は手に入りませんでした。オシイ。
とにかく、超有名ゲー「スペランカー」の影に隠れた「スペランカー2 勇者への挑戦」は、やってはいけない続編のありかたの典型になってしまったようです。

もし、単体で発売したとしたら決してつまらないゲームではないんですがね。
オシイ。
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■2006年05月11日(木)  じとじと雨〜…
#2010年8月30日に旧雑記から移植した記事です

■通勤ラッシュ帯の事故は防ごうよ…
題名の通りです。
本日新聞に大きく取り上げられた列車運休におもっくそ巻き込まれました。
交通機関の麻痺した町は恐ろしい…改めて知りました。
機能停止した駅にも、諦めたのかサボる口実ができたから安心したのか、いつ来るともしれない電車を待つ人々…
普段使わない不便なところから出ているバスにも長蛇の列…
挙げ句の果てに人を乗せきれず、次々バス停を無言でパスしていくおらの乗ったバス…
横浜駅の信じられない光景…うねる人列、ディズニーランドのGW風景を越えたな…
警官と駅員総動員でロープを張り、最後尾の看板が遙か遠くに…
そして、苦労して着いた職場で「ホントは寝坊したんじゃないの?」とか言われるし…
マジで、事故が多すぎだと思う、最近のJR東日本。社会が麻痺して相当な経済損失生んでるぜおたくたち…人身事故もかなりウザいが、不意の故障とかマジやめて欲しい。少なくとも、通勤時間帯はヤメレ。本気で呪うぞ。

 まあ、仕事自体はナントカ終わり、じとじとと鬱陶しい梅雨の走りのような気候のなか、疲れて帰宅。つーかマジ寝不足だ。そうだ、昨日夜遅くまでちゆサイトみててやめるにやめられず…だったせいだ。くそ〜ネタ満載のテクストサイトおもすれぇ。
それと、マイティボンジャックの後は「スペランカー」1ラウンドクリアしました。もちズル有りで。だってかったるいもん。でも、さすがに楽勝でした。でも、やっぱゲーム史上最弱の主人公には変わりないッス。
ん〜たまにはカテゴリ無しの日誌も書かないとね。
さて、寝ます。('w`)ノ
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■2006年05月10日(水)  風邪気味な休み
#2010年8月30日に旧雑記から移植した記事です
近頃風邪気味…
いやまったく、最近シャキッとしない。健康的に。
昨日から鼻水鼻づまり。んで、喉の痛みと違和感。あ〜、風邪だ。最近ひいたばかりなのにまたか…パブロン飲み過ぎると効かなくなるから少し間をおくか。
そんな感じで、今日はお休みの日。天候も微妙だったが、やはり体調が優れず結局ヒキーになってしまった。う〜む。こうなったらインザハウスで休日しかあるまい。出かけようかとも思ったが結局出ず。
んで、まあ家で(パソで)1日かけて観ていたモノでも紹介すっかな。ぐじゅっ。
あかん、ティッシュティッシュ…('A`)

■−アニメ―「ロードス島戦記(OVA版)」
Gyao!で鑑賞。4話くらいまでアップされたときに観て、厨房くらいの時観たのを思い出して懐かしくなったが、その後観てなかった。今日は時間があるので一気に最終話まで観る。途中ちょっと飽きたけど…('A`)
まあ、ファンタジー世界の根底を築いたという意味で歴史に残る作品。剣と魔法。ただし、全13話と短い。まあ、前回レポしたエリア88もしかり、だが。内容は、良くも悪くも王道。つーか当時は斬新だったかも。よく覚えてない。
人間の少年パーンが主人公で、仲間とともに暗黒に立ち向かうという…まあ、戦闘シーンはあまり印象に残るモノはないが、キャラが立っている(元々はテーブルトークRPG<%= fn '元は海外から来たらしいゲーム方式で、数人で卓を囲み、ゲームマスターと呼ばれる制作者がシナリオを担当し、パーティはそれぞれがそのキャラとなってマップやアイテムを駆使してマスターの世界を冒険する、というまさに「テーブル上でトークしながら遊んだ」という現在のRPGの原型?のようなもの。違ったらスマン' %>。というゲームの一シナリオだったモノが、受けが良くて単行化したものなので、そこがウリだが)のと、服装や装備などのディテールがわりと凝っていることが好印象。OVAだからか、古いアニメにしては作りが丁寧なのもいい感じである。
しかしなんといってもこのアニメ(アニメはロードス島戦記作品中の歴史のごく一部でしかない)が創り出した最も大きなものは、日本のファンタジーにおける「エルフ」のイメージを決定づけたヒロイン、ディードリットにある。一説ではディードリットの容姿ができてから、エルフのイメージが固定化されたと言われている。これには、賛否両論あるようだが…おらは肯定的。まあ、その辺の詳しい話はよく知らないのもあるので、ここでは避けようかな。
最初は個人的な冒険だったのがあっという間に国を巻き込んで、暗黒に対峙していく展開はちょっと駆け足過ぎる感が否めない。観ているこっちが置いていかれてしまう感じ。演出も、今となってはごくありがちな「よくわからないパワー」があちこちで炸裂するというモノ。この辺はちょっと受け入れがたいが13話という短い構成上、仕方なかったのかも。
万人にお勧めできるような内容ではないが、少なくとも日本のファンタジー史上に多くのモノを刻んだ作品である。

■−映画―「処刑人」
題名からするとおどろおどろしい、深夜のテレ東あたりでやっていたようなC級ホラーを彷彿とさせるが、雰囲気的には「セブン」系。内容はかなり違うけど。
スタイリッシュな兄弟がジーンズにピーコート姿で悪人に銃をぶっ放してぬっ頃す、という内容。神の啓示がテーマに掲げられているあたりは、セブン系。ただし、ノリは軽めで、残虐シーンが多くアメリカでは問題になったらしいものの、なんて事はなくさらっと見れてしまう。
この映画が暗くてエグく感じないのはやはり主人公の二人だろう。さわやか系のイケメンにーちゃんであるからだ。こういう登場人物設定は悪くない。あとは、刑事役の俳優。名優である。プラトーンで感動的なシーンを演じたあの俳優が、この映画ではコミカルでカルトで、ちょっとおかしいけど頭は切れるという役にチャレンジして、見事昇華させている。推理のシーンなんか結構好きである。
題名が先行して受け入れがたい内容に見られがちだが、エンターテイメントとしてさらっと見れる内容なので、一度見てもらってもイイかもしれない。なお、ファンの間では待望のDVD化だったようだ(2001年公開)。
 ともあれ、邦題の付け方に疑問を感じた一作である。

■―FC―「マイティボンジャック」(テクモ)
職場のダチが前にこれをクリアしたことがあると言ったのを聞いて驚いた。
おらのファミコン歴のなかでも、面白さ(ハマり度)と超難度を兼ね備えた名作であるからだ。おらは、当然クリアできてないで今まで来た。ハンパな根性しかもってませんで…
なので、ご都合主義者にうってつけのエミュレータでプレイ。
軽快な音楽と独特の操作性でいっきに昔懐かしい気分に浸ってしまった。しかし、浸りきるヒマはない。このゲーム、微妙なあたり判定と絶妙なジャンプ操作でなかなかテクニックが磨けるゲームなのだが、難易度が高い。気は抜けないのだ。
当然エミュなのでいろいろズルはしたが、クリアしてみてなかなか面白いゲームだと思った。ファミコンゲームにしてはやり込み度が高い。ピラミッドのイメージもよく表現している。
これを今やDOAシリーズで3Dギャルゲーメーカーと化したテクモが手がけていたのだから、やはり老舗は底力がある。同社の忍者龍剣伝という同じような横スクロールアクションのシリーズもなかなかに面白いのだ。
このようなゲームは是非、PS世代の若い層にも味わって欲しい。
ってかゲジまじうぜぇ!
なにげに最終面…

■おっ○っ○風クラッカー
あーやっちまった。
見た目、超おっとっとでしょ。つーか、マジでおっとっと。
だから期待したよ。あのパリパリな薄皮スナックを。うすしお味の。100均で結構量がありそうなんだもんな。ウキウキで購入して、家帰って速攻開けたさ。
したらさ、見た目は本当におっとっとなんだけど、中身普通のクラッカーなんだもんよ。つーか、味も微妙に甘くて塩気のある、あのクラッカー。マジ、やられたね。これからは100均のお菓子でメジャーっぽいヤツには気を付けるよ…
見た目は…ね。
(追記)…スナック表面が微妙にオイリーで、しかも科学系オイリーな香りがする、とても危険なお菓子でした。(ノД`)
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■2006年05月09日(火)  謎に満ちた大地
#2010年8月30日に旧雑記から移植した記事です

■―映像―「プラネット・アース」(NHK)
こんな番組をやっていたとは。ついぞ知らなかった。
NHKの自然ドキュメンタリーはおらの好きな分野で、ハイビジョンテレビがあればいいなぁなんて漠然と思っていたのも、そういう番組をこれでもかという映像美で楽しみたいから…という理由によるところが大きい。
そんななか、まだウチには薄型ハイビジョンが導入されていないのにこのような「映像美の極地」を放送されてしまった。
ある意味、遺憾('A`)
しかし、すばらしい。
これだけのスケールで、しかも世界一の映像で「地球の神秘」という最もロマンあふれる内容を放送されると、驚嘆を越えて、平凡な環境しか味わえない自分にもどかしささえ感じてしまう。
どうやら日英合作らしく、日本NHKのきめ細やかな映像と編集+英国BBCのダイナミックな画とスケールの大きさをいっぺんに味わえる、おそらく史上最高峰の自然ドキュメンタリー番組である。
なんて…今回の「第三回:洞窟」を観ただけの感想なのだが、こういうときにフルハイビジョンでテレビを観られる人は幸せだ。何しろ、おそらくハイビジョンがハイビジョンたる意義に満ちあふれた映像ばかりだからだ。今まで外国の自然ドキュメントのスケールなどに驚かされたりはしたが、いかんせんその映像のチープさにがっかりし、「NHKの映像で見れたらナァ…」なんて本気で思っていた。
そこに現れたこの番組。
あ〜でも、これって生放送が全てだなぁ。
すでに見逃した回もあるし、たとえば保存して後で観ようにも、「映像美」が全てのこの番組に於いてハイビジョンデジタル録画以外の選択肢は無いも同じだろう。かといってウチにはそんな上等な録画システムはないし…
でも、まだこういう環境でも楽しめる自分がいるので、いつかフルハイビジョンテレビと次世代録画技術のシステムが導入されればこういう番組もまだまだ楽しみ放題だなぁ、なんて思うと、少し楽しみだったりもするのだ。

■グラハムビスケット
んむ、お勧めの100均お菓子シリーズ。
おらは週末仕事帰りに近所の100均で菓子を買い、スーパーでチューハイを買ってちと楽しむのが贅沢だったりします。
そんななか、クリームサンドビスケットといえばコレ、と思った一品。
「チョコ」「いちご」「バニラ」があり、写真はいちごとバニラ。んまい。お勧め。
グラハムビスケット
(追記:写真差し替え。全シリーズパッケージ。)
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■2006年05月08日(月)  全巻そろえるという意味
#2010年8月30日に旧雑記から移植した記事です

■−漫画−「がんばれ元気」
ありゃー。
最近がんばれ元気ばかりだ。しょうがないっしょ。今日で読破したんだから。
んで、この日誌に手を付ける数分前に全巻一気に読み切ったので、読み切ったホヤホヤの感想でも。基本でおらの感想はネタバレなしです。
んーなんかもう、アレですね。
 漫画単行本を全巻そろえる意味というモノを知りましたね。
実は、私んちにはがんばれ元気が数巻、昔手に入れたまま残ってるんです。それも、最後の方。
小学生くらいの時、親にがんばれ元気全巻を捨てられそうになったんですよ。今して思えば…いろいろとのめり込みすぎたせいもあるのでしょうか。幼心に最高の漫画と記憶してましたから。…で、当時中学生くらいだった兄貴が捨てられる前に、数巻だけわからないように持ってきて隠していたんですね。
…それが、今現在手元にある古ぼけたコミックスです。でも、いくら読み返しても断片しかわからない、で、今回文庫版で全巻そろえたんですが。。。
こう、一から読み返して、作品に入り込んだ気持ちを途切れさせることなく一気に味わう、これがまさにこの作品を真に味わったといえるのではないでしょうか。
 
上手くいえないけれども、好きな漫画を単行本で全巻そろえてこそ、いつでも好きなときに通して読むことができるのであって、それは連載時に長きに渡って少しずつ読むのとは確実に違うと思います。気持ちが入り込んだまま次へ進めるからですね。コミックスを途切れ途切れで持っていた私も、今初めてこの作品を真に読み切ったと、そういえます。だから、今初めて感想を言えます。…漫画自体とは20年近いつきあいですが。
なんか、漫画の感想になってねぇな…
最後の方はコミックスが手元にあったのであまり興味はなく、途中の展開が過ぎた時点である意味復習的な感じがあったのですが、それは間違いでしたよ。うん。
全巻通すと、記憶に濃い部分も違って見える、こんな演出いらないんじゃない?と思った部分もいい味になってくる、感情移入しにくかった部分もできるようになる…と、いいことずくめです。皆さん、気になる漫画は是非、単行本を通して読みましょう!
とにかく、この「がんばれ元気」は私の幼少の記憶の頃からある、切っても切れない運命的な漫画でした。当時とは違う、大人になってから読み返してもなお、素晴らしい漫画であり、おそらくはコレを越えるものは出てこないんじゃないかと思えるほどのものです。
…私は、感動が直後にマックスとなり徐々に弱まっていくタイプなので少々大げさかもしれませんが、今読み返して、当時見えなかった部分も見えた気分です。それだけでも、全巻そろえた意味は十分にありました。
 
どのレビューを見ても「あしたのジョーの陰に隠れた…云々」言われてますが、正直無関係だと思いますよ。ボクシングというテーマが共通しているだけ。パイオニアが素晴らしいのは事実ですが、それで後続を切ってしまうなら、もうこの世に素晴らしい作品は誕生しないでしょう。今更誰も踏み入れていないジャンルを探す方が難しいでしょうから。
もちろん、気に入らない部分もありますし、古い漫画故に演出不足や、逆に違和感のある演出がされている部分もあります。あります、が。…んなことは置いといて、感動したし、燃えたし、心動かされます。それだけで十分だと思いませんか?私は、満を持してお勧めします。この漫画を。
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