■志賀高原スキーツアー
いよいよシーズン到来ッ!!
つーわけで、行って参りました。初滑りは本州でもっとも雪質に恵まれ、スキーサーカス全体では日本で一番大きなスキー場群となる「志賀高原」です。
なにげに超久しぶり…つーかあまり記憶にもないのでほぼ初めてといってもよいでしょう、さすがスキーサーカスと呼ばれる規模に圧倒されつつ、制覇を目指しました。モチ、冬の相棒はYONE。足がいてぇぜ('A`)
■志賀高原〜2000m級の雪景色を満喫せよ!〜
新ジャンル設立。
当たり前だが、この日誌形態にして以来初のスキーなので…とにかく、いちいち文章で書くとキリがないので写真にコメント形式で進めます。写真、久々に多いぜ。
なお、ここに掲載した写真は
すべてケータイで撮ったものです。ここまでカメラ機能が良ければ言うこと無し。いい時代になったモノですネ!
前回、チト遅めに出て渋滞に巻き込まれた苦い記憶があるので、今回は早めに起床。…つっても、日頃の生活パターンとかなり違うので、あまり寝られなかった。4時過ぎに家を出る。速攻でYONEを拾い、いざ中央高速へ。順調に進むこと2時間ほど。夜が明け始めた頃には、すでに我々は長野にさしかかっていた。
そしてトイレ休憩に立ち寄ったサービスエリアでご覧の絶品富士に出会った。朝焼けにシルエットが浮かぶ。気温は非常に低い。霜をバリバリと踏みしめての撮影。息は真っ白。今は好天だが、山の中ははそうもいかない。それは承知の上だが…
渋滞ゼロ。順調に長野道→上信越道へ。途中、当然毎年毎回立ち寄る「諏訪湖SA」で豚汁と飯で朝ご飯。う〜む、スキーに来たという気持ちになってきたぞ。
そのまま、10時には志賀草津道路へ入り、10時半に宿へ到着。
天候は一気に曇り、風も出てきたが気にせず着替え、ゲレンデへ。ちなみに今回の宿は志賀の奥地、熊ノ湯に位置する温泉宿である。
ゲレンデの様子は凄かった。まさに、雪と氷に閉ざされた世界。初日は全くもって視界が効かず、真っ白な中にこれまた真っ白に凍った木々や建物があるカンジで、正直滑走には不適切だったが、マイペースで滑った。
そういえばここには今年の夏、家族旅行で訪れている。そして、そのときも写真の名物メニュー「きのこセット」をいただいた。これも、冬に食すとまた格別である。
残念ながら景色は全く見えなかったため、夏との比較写真はこれだけであるが…なにせ、夏と冬でここまで何もかも違う場所もそうそうあるわけではない。意識しなければ同じ場所であることに気づかないまま終わるだろう。
ゲレンデ上部の木々はこんな様子だ。
これはもう、霧氷だとか木に氷が付いているだとかそういうレベルではない。完全な「樹氷」である。まさか、まだ見ぬ蔵王の樹氷以外にもこのようなものが見られるとは思わなかった。
…だが、今回のスキーツアーではそれこそ樹氷だらけなのである。まさに、アイスモンスターが山の上部を埋め尽くしていたのだ。
そして、視界も効かぬ、人もまばら…つーかスキー学校の生徒達以外ほとんど見かけないまま、初日終了。
今日本当に土曜ですか?と疑いたくなるほどに、人がいない。まぁ、志賀高原のメインバーンはここから離れている(すなわちここが志賀では僻地扱いなのだ)からしょうがないのかもしれない。…いや、人がいないのは結構なことなのだが。
翌日。目の前に広がる横手山は、今日も雲ですっぽり覆われている。どうにも食指は動かず、昨日車で下見した志賀メインゲレンデ方面に足を伸ばすことにした。車大活躍である。
志賀プリンスも位置するメインゲレンデ「焼額山」に到着。空は、快晴。やや雲がかっているが視界は問題ない様子。天気がいいからなのか、混みつつあるゴンドラに乗車して焼額山山頂へ…すると。
うおおおぉ!!と唸りたくなるような光景が…美しい。青空に浮かぶ樹氷達は、昨日のそれよりも数倍美しい。一つとして同じものはなく、それぞれに凍り付いた氷の芸術。他の客もみなここで記念撮影をしていた。
…というわけでYONE君に撮ってもらいました。ケータイがここから大活躍である。今回はケータイとビデオに全てを任せ、デジカメ君は家に置き去りにしてきた。頼むぞ新ケータイよ。
とにかく天気がいいうちにこの環境をできる限り味わい尽くそう!
我々は「ヒィヤッッハァー!」とアメ公バリの奇声を上げつつ、雪山に身を躍らせるのであった。いやぁ、気持ちよかった。晴れているのに気温は低く、雪質も落ちない。最高のスキー日和だ。
もちろん山の天気は決して安定しないのであり、ご覧のように曇る場面もあった。ひとたび曇り出すと…視界は白一色になる。これはこれで、長野、ひいては本州でもなかなか珍しい光景なのであるが。
ああ、まったくもって説明してなかったが、志賀高原攻略は進んでいる。
先日、視界が効かない中、奥地方面を攻略。
横手山〜渋峠(あまりに寒く一度いったきり)〜熊ノ湯〜笠岳(コレも一回きり)と制覇。正直、人もいないし激寒だしで結構な目に遭った。ホグロフスの高性能ネックウォーマー大活躍だ。
そして本日、志賀プリンスゴンドラ前に駐車。
焼額山〜奥志賀高原〜一ノ瀬山の神・ダイヤモンド〜道路越え〜一ノ瀬ファミリー〜寺小屋と、今現在ここ。なんのこっちゃわからん人はそれで良し。とにかく、志賀の無数のスキー場群を渡り歩いて(滑って)いる状態である。
いやぁ、しかし良い景色の連続だ。参っちゃう。(*´ー`)
晴れ間が差し、コントラストが高まる。…が、そらに雪が舞っているのがおわかりいただけるだろうか。なんつーか、最高?マジで、ウン。
ケータイのカメラごときでもコレくらい撮れるのだから…ああ、一眼レフを貸してくれ。今だけでいい。この台詞を頭の中で反芻しまくるのであった。雪景色はいくら撮っても撮り足りないと感じる。大好きなんだなぁ。俺は。
午後も時間がゆっくりと過ぎていく。人は先日よりはもちろん多い(ここがメインバーンなので)が、それでも閑散としていて滑りやすさは最高。そのまま
寺小屋〜高天原〜東舘山〜ブナ平〜西館山と来たところで、タイムアウト。戻り方面へ。駐車してある焼額山まで戻る。そこでこのショット。
夕日色になりつつある太陽に照らされたゲレンデは文句なしに美しい。一日中晴れたことはまさに運が良かった。ちなみに、写真に写っている黒いヤツがYONEである。
ゆっくりとオレンジに染まるゲレンデを眺めつつ、一服。最高の時間だ。
車に戻り、熊ノ湯方面の宿へと走る。途中も、絶景の連続だ。夕日と雪山のセット。個人的には地上最強の組み合わせだと思っている。そして、その中に今、自分がいるのだ。
冷え切った体で宿に戻ると、夕食はチゲ鍋であった。非常にありがたい。ハフハフとほおばると、じんわり汗がしみ出てくる。先ほどの寒さがウソのようだ。
…ちなみにこの後、頑張ってナイターへと繰り出した。高天原の高速リフトナイターを目指していたのだが、今日が日曜の夜なので、やってなかった…結局、営業していたのは一ノ瀬と焼額山だけだったので、近い一ノ瀬でガンガンすっ飛ばした。一時間半で20本くらいリフトに乗っただろうか。
さて、早くも最終日である。
明日からの憂鬱な毎日を思うとため息も出るが、今はそのため息が真っ白になる天上界にいるのだ。標高2000mにいるウチは憂鬱を忘れて滑りまくろうではないか!
朝から我々を出迎えてくれたのは、近くの宿の屋根から地面までつながった超巨大つらら。つーか、完全に氷柱である。重さがどれくらいか知らないが、屋根もよくぞ耐え抜いていると感心してしまう。
遠近感がつかみにくいが、二階はほぼつららでシャットアウトされ、一階には窓が見える。それで大体の大きさが分かるだろうか。とにかく、人生最大クラスのモンスターである。ああ、そういえばコイツもアイスモンスターと言えるな。
最終日、とりあえず熊ノ湯に向かった。天候は良く、すばらしい笠岳の勇姿が我々の眼前に現れた。まさに雪山である。ちなみに、横手山方面は、本日も雲がその上部をすっぽりと覆っていたため行かなかった。
ここにも、スキー学校の生徒達が溢れかえっていた。言い忘れたが昨日のメインゾーンにもスキー学校だらけ。
志賀高原はその収入の大半を奴らに頼っているようだった。そういえば行きの道中、スキーバスとやたらすれ違ったっけ。
ともあれ、高校生だか中学生だか知らないが、こんな最高の環境の中でスキー学校できるのだから、幸せに思って欲しいね…て、そこの生徒、スキーそっちのけでだるそうにサボってるんじゃないよ!
その後、高天原に車を移動、最後のスキーツアーに出かけた。
先日の続きから、
高天原〜タンネの森オコジョ〜東舘山〜西館山〜ジャイアント〜蓮池〜丸池〜サンバレーとひたすら移動に次ぐ移動。結構平坦な場所もあり、スケーティングがキツイ。だが、ここまで来て
志賀高原制覇である。端から端まで、巡ったのだ。おめでとう俺達('w`)ノ
午後になるとさらに人は減り、ゲレンデは貸し切り状態。疲れた足を引きずって高速カービングしまくった。キモチイイ。ツカレタ。
そして、いよいよ夕暮れが迫り、志賀高原と別れの時がきた。
今回、素晴らしい景色を見せてくれた天上界に感謝。
最後には、眼前に妙高高原やアルプスまでくっきりと見せてくれた。だから一眼レフ貸してくれ。とにかく、最高。その一言に尽きる。
帰り際にもその姿が闇に包まれるまで、ずっと綺麗な景色だった。そう、これでようやく
去年の同じ時期に味わった最低最悪雨スキーin野沢の時貸したものが帰ってきたのだ。いや、余りあるかも。志賀高原、最高ッス!
帰りも渋滞に遭うことなくスイスイと帰りました…
欲を言えば、新しいスキー板で行きたかった(今回、ポケットロケットのビンディング購入が間に合わずテンエイティで行きました)。事実上足かけ7年使ったテンエイティの有終の美が飾れたスキーツアーでした。
あっ…前山スキー場行ってなかった!
…制覇ならず(ノД`)