あのなぁ。
こういう日記みてぇな形式っつーのは、記憶の新鮮さが命だ。そして、写真も多く、時間がかかる。
つまり、どういうことかって言うとよ、今書かなきゃどんどん書く可能性は減っていくってことだ。
なんでもよぉ、すぐに記録しておくことに・・・越したこたぁねぇんだよ、わかるか?
そういってアストン爺さんは葉巻を軽く吸うと、飲みかけの安物のワインを喉に流し込んだ。
あとになって・・・後悔しても、おせぇ、んだぜぇ・・・
言いながら眠りに落ちていくアストン爺さんを横目で見つつ、俺は今までお蔵入りになった数々の長編雑記を思い出した。
わかったよ、今、書くんだよな。爺さん。
・・・というわけで後編スタート!(*'д')ゞ
本日は快晴、そして暑い!!まさに真夏日だ。
こんな日は、海風にあたるに限るのではないだろうか?一路みなとみらいへ。
横浜港クルージングの時間まで間があるため、まずは氷川丸に乗船することにした。
σ(^^)も子供の頃からなじみのある船である。昔は船上にしょぼいゲーセンがあったものだ。
そこでエアホッケーをやったことを昨日のことのように思い出す。
永久停泊中の氷川丸をつなぎ止めておく鎖には、ウミネコが等間隔で留まっている。
それぞれ思い思いの行動をしながら人間を警戒するでもなく、毛繕いなどをしている。港の風景である。
こいつらはウミネコ三兄弟と名付けた。「睨みの長男」「眠りの次男」「毛繕いの三男」である。
船内探索。客室からボイラー室までだいたい公開しているが、中には入れない場所もある。オープンデッキは立ち入り禁止だった。
一等特別室には、あの世界一有名な喜劇俳優であるチャップリンも滞在したそうである。
機関室。ボイラー室である。めちゃくちゃでかいクランクが圧倒だ。
刻印にB&Wとあるが、これは音響マニアならご存じの「バウワース アンド ウィルキンス」ではなく、アメリカのボイラーメーカー「バブコック・アンド・ウィルコックス」製を意味する。んなこたぁ言われなくてもわかるか。
さて、いよいよ乗船時刻だ。
今回は写真左側の船「マリンシャトル」でで横浜港を一周する60分クルージングを楽しもうと思う。
右側の船は食事付きのちょっと豪華な「マリンルージュ」である。
以下、船からの風景主体。
船上からの視点で氷川丸とマリンタワーを撮った。
ちょっと愚痴るが、このときは快晴、とても日差しが強く・・・デジカメの液晶モニターが見づらくて使い物にならなかった。そのため、画像確認で「オート」ではなく「マニュアル」で補正をしたのだが、帰ってパソコンで見ると、オートの方が綺麗に撮れていた。補正したはずがダメ写真になっている・・・
最近のオートは十分信用できるようだ。もう、昼間はオートのみでよし。
途中、赤レンガで人を乗せるところ。
赤レンガ倉庫とみなとみらいのビル群を船上視点で捉えた一枚。
まぁ〜なんにしても、こういう場面はX10ですらキツイ。マジな写真残そうと思ったらデジイチが必須である。
その後、港を後にする。
いよいよ外港をまわるツアーに出かけるというわけだ。
まぁ、沖合には出ないですぐ戻るんだけどね。
横浜のシンボル、ベイブリッジをくぐる!
このアングルは船でしか撮影できない。動画も撮ったが、意外と地味だったヽ(´ー`)ノ
横浜ベイブリッジは、主塔の形状から吊り橋に見えるが、実は斜張橋である。主塔から直接張られたケーブルが橋桁を支える。完成当時(1989)は日本最長の斜張橋であった。
ちなみに似ている橋でも、レインボーブリッジは完全な吊り橋である。
次にくぐるのが、鶴見つばさ橋だ。
ベイブリッジの影に隠れてしまっているが、この橋こそが橋桁一面吊りの斜張橋として世界最長の橋(1020m)なのである!
すべてのスペックは横浜ベイブリッジを上回るのだが、いかんせん知名度が・・・
観光地ってそんなモノである。
完成は1994年、薄い橋桁(道路部分)が力学計算されたわずかな曲線を描く様が見事である。
でかい橋に気をとられて忘れてはいけない。
横浜港三大斜張橋(勝手に命名)の最後の一つが、こいつだ。
大黒大橋。桁下18.5m以外のデータがないため、不明である。他2つの橋が高速道路専用橋なのに対し、こちらは一般道橋なので、ここからみなとみらいや花火を眺めるスポットとしては有名なようだ。
船上からの風景を眺める幼児の図。
手すりと窓枠がかなり邪魔だった。しかし、手すりや窓枠がなければ危険なのでこんなポーズはとらせられないだろう。
撮影におけるジレンマである(大げさ)。
帰港する最中に見た、大型クレーンを装備するタンカー。
比較対象がないためわからないだろうが、めちゃくちゃでかい。ハンパない。
右下に見えるミニチュアのような建物が巨大倉庫で、その付近のノイズのようなものが通常の重機だと言えばわかるだろうか。とにかく、港のものはすべてがでかい!
(港によくある赤白の馬、コンテナ用のガントリークレーンは高さ100mあるようだ。1基10億円らしい・・・)
すっかり楽しんでしまった・・・のは大人だけだったようだ。子供は退屈だったようで、なかなかうまくいかないものである。
この後は、マリンタワーに登る!
・・・の前に、マリンタワー一階のレストランでイタリアン。
ここのレストランはテレビ番組で紹介されたことがあるとのこと。結構混んでいて、最初はオープンデッキに案内された。
しかし、やがてにわか雨が降り出し・・・屋内の空いた席に通されたのであった。
マリンタワーに登るぞ('A`)y-~~~
マリンタワー展望台から見たみなとみらい側。山下公園がシミュレーションゲームで作った公園のようにキレイだ。
マリンタワーは開業50年以上の老舗タワー。高さ106mで、灯台の役目も果たしていた頃は世界最大の灯台であった。日本光機工業製の106万カンデラを誇る明かり部分は、入り口付近に展示されている。
シースルー床から100m下を覗く子供たち。
何を隠そう、σ(^^)もBrobonも高度恐怖症である。とてつもなく怖い。
なのに、その下の世代は全く怖くないようだ・・・
このタワー、風で揺れているようでとにかく滞在中怖かった。不安恐怖である。
ああ、オレってスカイツリー無理だな、と思ったひととき。東京タワーは比較的大丈夫だったんだけどな・・・?
さて、マリンタワーから降りて帰宅。
今夜は、先日の温泉滞在時の夜祭りくじで入手した花火をやるのだ。
暗い!カメラには暗すぎる!こういう家庭花火の写真は不可能に近い。
仮にもレンズF値2.0を誇るこのX10ですらブレブレになるのだ。フラッシュなしの写真はもはや不可能と言って良い。
・・・ああ、三脚使えばブレは抑えられるね。人間は動いてるからブレまくりだろうけど・・・
最後は、奇跡の写真でお別れしよう。
何が奇跡って、ちょうどシャッターを切った時に、線香花火が落ちたのである。
そして1/2ととんでもなく遅いシャッタースピードのおかげで、落ちる線香花火がすべて光の筋として捉えられたのである。
手ぶれしまくりではあるが、線香花火の軌跡は明確だ。
奇跡の写真と言うよりは、軌跡の写真か?とにかく、見たときにびっくりした。偶然の産物である。
とまぁ、2回にわたって長文を書いたが、夏休み気分を満喫できた。
大阪に帰ったBrobonも楽しめたようだ。子供たちもなんだかんだ楽しんでいたようで、よかったの一言に尽きる。
こういう「日記」みたいなのは作成中は疲れるが、後になるといい思い出になる。
これはあくまで雑記なのだが、たまには日記もつけてみようと思ったのだった。