■ニセコスキーツアー2009 今年は当たったパウ祭り!
イェア(`・ω・´)b
今年も行ってきました北海道は倶知安、ニセコリゾーツ!
なんつーかね、もう
本州は志賀高原、北海道はニセコはガチなもんで、事実上選択肢が無くなってしまった今日この頃です。

今回はいつも利用している「ホテルJファースト・ニセコ」が満室!仕方ないのでこちらもゲレンデサイドのちょっと古めの温泉宿「山田温泉ホテル」に宿泊。ニセコ行ったことある人なら一度は目にしてるはずです。ゲレンデの中に食い込むようにして建ってます。
ただ、行きと帰りがバスセンターから歩き。ちょっときついっすなぁ。露天風呂ないし。温泉自体は硫黄泉でなかなかいい感じ。

そして今年は!久しぶりの・・・そう、
2001シーズン以来のパウダー!降雪量は2001シーズンには及ばないものの、とにかくよく降っていたので雪質も悪くならず!
地元のおっちゃんが「もっとイイ雪なハズだけどねぇ」とぼやいていましたが、暖冬にしては超頑張ってる方だと思います。やっぱり今年は2月中って選択肢がよかったかな?

ただし人が多く、平日から行ったにも関わらず結構な混み具合。当然プチパウダーもすぐに食い尽くされてしまうのです・・・
が、ある地元らしきスノーボーダーが林の中に消えていくのを偶然発見。後を追うようにしていくと、そのゲレンデはあったのです。まさしく、知る人ぞ知るスポット!ここはイイですよ〜(´・∀・`)

ドフッ
とばかりにパウダーライド!これでも完全膝下パウダーなんですが、ノートラックが数多く残っていて(時間とともに無くなりましたが)、気持ちいい!
コレばっかりは客の流入量が限られている北海道ならではの味わい!本州有名スキー場でのノートラックは、一般スキー客にはほぼ不可能です。

そう、ナイターも当然健在。
日本でも1、2を争うビッグナイターはここのもう一つの顔。正直ナイターメインでも全然問題なく楽しめちゃうくらいの規模です。天気がよければ倶知安の街明かりがとても綺麗!
そして・・・
今回メインで書きたいのは、毎回行っている「山頂アタック」。
雪が降り続いていて危ぶまれたものの、最終日に晴れました!つーか今回マジでツイてるんですが。日頃の不幸がここでバックされたかな。

毎日毎日、雪崩情報を掲示してバックカントリーに理解のあるニセコです。オープンするとご覧のスタッフ作成ボードもお目見え。
スキー場管理外であることをメガホンでもしきりに訴えてます(管理外で救助を呼ぶと実費請求になりますからネ)。腕に自信のない人は間違っても管理外に出るべからず。・・・とお日様アンパンマンが訴えます。

山頂へは毎回のようにハイクアップ。去年なんかよりは格段に気温は低いですが、ハイクアップはかなりの運動量で、必ず汗をかきます。あらかじめウエアのベンチレーションを調整していきましょう。
そして登り切ると急激に体が冷えてきますので、フルオープンのベンチレーションを元に戻しましょう。スキーヤーは特にきついです。ハードブーツにスキー、ストックがあるので当然ですが(笑

おお、
避難小屋が完全に凍っている!これです、こうでなければ。去年がおかしかったんだ。うん。
しかしまぁ、最終日は土曜日だったのでハイクする人の多いこと多いこと。山頂はどこぞの休憩所状態でした。ウエアのパンツがずり下がったギャルまでハイクしてましたからねぇ・・・観光地気分全開でしょうか。

相棒YONEは2008の夏からいきなり戦場カメラマンになったので、この時もめいっぱい撮りまくってました。本人曰く「晴れてると液晶が確認しづらい」とのことです。一眼レフは光学ファインダーなのでそのときは撮れたと思っても、液晶で確認しないとピントやぶれが細かくチェックできないんですね。
おかげで普段はビデオカメラでYONEを撮影するばかりのσ(^^)も写真に収まることができました。

そして、ひとしきり観光地気分を味わったら、一度しか滑れない「山頂滑降」が待ってます!これがもう、去年なんかのクラストバーンとちがって、手つかずの・・・パウダーが・・・そこらに・・・
あふっ。
ストックが手元まで埋まってしまうほどの積雪にがっちり包まれた山頂付近はまさに至極のフリーライドエリア。

スポンジケーキに勢いよくナイフを振り下ろすように、雪面にスキーを斬りつけていきます。この感触は
広いバーン+適度なパウダー+適切な斜度の三拍子が揃わないと味わえません。まさに軌跡。
山頂からの一本で一日分の滑りをまかなえてしまうほどに、アドレナリンスプラッシュなパウダーライドでした。

スノーボーダーの快楽ぶりはおそらくスキーを遙かに上回ります。そして、ある程度滑れれば誰でもその快楽を享受できるのです。それはひとえに、サーフィンのように浮くことができる幅広いボードの、まさしく浮力の賜物。
あちこちで奇声を上げながら(いやマジです)、スノーボーダーが雪のスプラッシュを散らしています。スキーヤーでも思わず叫びたくなるライドなので、当然といえます。

そして、この環境でスキーを外し、コーヒーをすすりながら休憩するのがまたいいんですよ!大いなる自然環境に包まれながら、ふかふかの雪(冷たいですが・・・)に身を投げ出す。これはプチバックカントリー気分最高潮ですよ。
ニセコに行った際は是非に(ゴミは絶対捨てちゃダメ)。

滑り終わってから山頂付近を見ると・・・
おお〜無数のシュプールが模様のように山に刻まれています。山頂解放区は木々が生えていないため、本当にどこでも自由に滑れるのです。
これで人が少なければ、まさにスキー天国なんですが・・・そうはいきませんね。あっという間に荒らされ放題(´・ω・`)

本日のベストショット。
ちょうどファイナル・ライドで撮れた一枚。
日が若干傾く中で、ニセコ最後のライディングを決める相棒YONEです。これらの写真はデジタルビデオカメラHV30の写真モードで動画を撮りつつ収めているため、なかなかプロのようなショットは撮れないのです。
でも、これはちょうど逆光が効いていてなかなか良い一枚になりました。

滞在中ほとんど見えなかったMt.Youteiも最終日はやっとこさお目見え。非常にいい天気の中、かなり後ろ髪引かれつつゲレンデを後にしました。
まぁ、いくら気持ちが滑りたくても体力がなかなか付いていかないという・・・運動不足&歳のせい、ですかね(笑
総括すると、近年の「雨降りダメニセコ」から面目躍如のすばらしいニセコらしさが存分に味わえたツアーでした!やっぱ、
ニセコサイコー!
最後にホテル付近に積もっていた雪をご覧いただきましょう。
結晶がはっきり見えますね。これがパウダースノーの条件です。志賀高原と、ニセコはコイツに出会える確率が高いのです。湯沢や群馬方面の首都圏スキー場ではなかなかお目にかかれない雪質。
これが惜しげもなく辺り一面に積もって、それを踏みつけながらスキーしてるんだから・・・なんて贅沢なスポーツだろう。改めて。